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Last Ski・・・・今季最後??の試練でした [山スキー]

富士山はやっぱすごいです。豪快です。大きいです!!(単調だけどね・・・)そして苦しいです。日本で唯一空気の薄さを実感できる場所はおそらく穂高でも、剣でも、槍でもなく、北岳でもなく・・・ここ富士山だけです。

3776m・・・・・・ここでこんなに苦しいんですから、超高所8000m以上の世界は全くもって想像すらできません。いくら酸素を吸ったといっても、血中酸素飽和度はおそらく80%には満たない状態ですから、たぶん有酸素でも極めて呼吸の苦しい状況が持続しているのでしょう。。。考えるだけで頭が痛くなって、気持ち悪くなって、目眩がしそうです。。。。それに酸素ボンベの残量がゼロになったらどうなるのだろう・・・といらぬ心配もしてしまいます。流量制限のためのレギュレーターは付いているのだろうけど、山頂まで何リットルの酸素を消費するのか・・・ぜひ知りたい。

さて、今回わずかに医療機器を持ち込んで人体実験でもしようかと勇んでいったのはよいですが、準備不足で十分な検証も出来ないまま帰ってきてしまいました。やはり執念が足りんというか、準備不足は否めなかったので、また性懲りもなく出かけていたら・・・笑ってやってください。たぶん、今年は入梅でもうアウトでしょうけど。。。。晴れ予報なら怖いですね?!

わずかばかりの人体実験データと動画をどうぞ・・・・・

WS000012.jpg

もう少し正確なデータをとるためには、ちゃんとモニターを装着して接点には通電用ジェルパッドをつけるべきでありました。ノイジーでほとんど心拍計の役目は果たせていないです。。一応行動中の心拍変動は130-150bpm程度で、2分間の休憩ですぐに80台に復帰するので、まずまずの心肺機能なのでしょうか。Spo2:76%という異常な低値にはいささか驚きましたが、実際の数値をきちんと経時的に測ってみたいという探究心がわいてきました・・・・もう少し高性能な機器を手配して(今回のだって標準的な性能なのですが…)何とか高所データを自分でチェックしてみたい。今後の山行計画を立てる上でどこまで自分に負荷をかけてよいか?の判断材料が欲しいと感じた。

WS000014.jpg

高度と心拍グラフ・・・ノイズが多く判別は困難ですが高度があがるにつれて平均心拍は上昇しており、まあ、理にはかなっているようです。。。

 

20090607fujisan3.jpg

山頂からの軌跡を拡大してみました。横軸を距離軸から、時間軸(実時間)に変更してみました。下りは速いね~~

20090607fujisan4.jpg

山頂から火口に向けてひと滑り後、火口底からパノラミックな動画をどうぞ。。。。

今度は登り返してから余韻の動画をどうぞ。。。。

さよなら、富士山・・・・さようなら2009山スキー・・・・かな?

 


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テレマーカー

私も5・23にサミット踏んで来ました。
ただ、風が強くて9・5から板を上げられなかったけど・・・。
次は須走から登頂を目指して、3登山口登頂を果たし、火口底に入ってみたいですね。
今回は体調ばっちりだったのに、風で阻まれたようなもんですから悔しいです。

確かに北岳でも標高3193m。3776mは伊達ではないですね。口がパクパクで金魚の酸欠のようでした。
しかし、心拍は高くなりますね。心肺への負担は結構なものなのでしょう。心配になります・・・。
しかし、今回は自転車通勤効果かな。
酸素摂取能力って上がるものなのでしょうか? それとも単なる慣れになるのでしょうか・・・?
by テレマーカー (2009-06-12 02:20) 

管理人

富士山は3500m以上・以下で状況は急激に変わりますよね。。。。
持続的有酸素運動で酸素摂取量はあがりますよ。。。もちろん呼吸筋の向上が同時に必要ですが。。。慣れというよりも体が徐々にが出来あがってきます。だからお互いに頑張って今後も運動を持続させませう・・・
by 管理人 (2009-06-12 07:11) 

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