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これからのマンモ健診 [お仕事!]

もう世の中写真・画像はほぼデジタルが全盛で中版写真・大判写真などごく限られたユーザー以外銀塩写真を使うことなどないだろう。中には35mmリバーサルという人もいるだろうが・・・希少民族だろう。

さて、医療の世界もレントゲンは現在デジタル画像が中心だ。しかし、既存のアナログシステムを捨てデジタルに置き換えるには、量販デジカメを通販でゲットするわけにはゆかず、高額投資が必要となる。これは相当な痛手である。胸部・胃レントゲン撮影装置、CT、MRI、眼底画像・・すべてデジタル化はされ最後に残った、マンモグラフィー装置があった。当院でも今後、増え続けるマンモ健診をより高精度にスムーズに行うため、デジタルマンモグラフィーを導入した。価格は通常マンモ装置の3倍以上である。これは決して元の取れる価格ではないな。しかし、一旦その画像を見ると今までのマンモ写真が何だったの??というくらい、乳腺構造が透けるように映っている。こりゃー今まで虫眼鏡で見ていた乳腺石灰化はジャストフォーカス!!である。どうしてこんない良く見えるの??というのは、パソコンによるデジタル画像処理技術によるもので、往年の虫眼鏡インスペクション派の読影医には受けない面もあるようだが、もうこれからはデジタルしかないだろう。これからマンモ健診を受けるならデジタルマンモ以外にないだろう。

問題は色々見えすぎて、異常判定の件数が増えることくらいかな・・・その前にマンモ健診の受診者自体が増えないと乳がん死亡率は減らないけどね・・・平均乳がん検診受診率は日本は先進国最下位クラスの約15-20%。アメリカ70%。どうよこの差!!

日本の医療行政は相変わらずチープアンドプアーと言われてもしょうがないね。


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コメント 2

ウッチー

和が自治体は
レトロな手法で検診を行っています。

今日も触診の勤務に行ってきたところです。
by ウッチー (2010-05-18 16:50) 

管理人

僕は6月28日だったかな・・・住民健診当番・・・レントゲン車ですよ岐阜市も
by 管理人 (2010-05-19 11:37) 

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