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平日の快楽:白い粉を求めて(覚醒剤じゃないよ!)・・・奥美濃 野伏ヶ岳 北面滑走 [山スキー]

【山名】野伏ヶ岳 1674m
【山域】岐阜県 奥美濃 郡上市 石徹白 
【コース】白山中居神社~石徹白川~和田山牧場跡~野伏ヶ岳北北東尾根~山頂(往復)
【山行実施日】2009年01月27日(火曜日)
【メンバー】操 潤(単独)
【装備】K2 Pontoon、ガルモント、TLT、無線、ビバーク標準装備
【天気】雪
【行動時間】6時間40分
【累積標高差】約1126m(SUNNTO計測)
【水平移動距離】約14km(GPS計測)
【私的お勧め度】滑走快楽度★★★:景観★★★、登高難度:★
【山行(参考)コースタイム】
07:40 白山中居神社発
08:23和田山牧場
10:02野伏ヶ岳北北東尾根基部
11:45野伏ヶ岳山頂着
12:05野伏ヶ岳山頂発
12:39和田山牧場最低部 シール着 地点
13:37和田山牧場最高部 滑走開始 地点
14:09 中居神社着

本日1月27日(火)年間に平日に3回だけ、しかも、最も仕事が少ないこの時期のみの特別休暇を自分に設けている。[ひらめき]その第一回。朝遅めの出発で、岐阜市内から1時間30分圏内のエリアでの山行です。当初は薙刀山への登頂を目指したが、現地では雪でスタートから靴ラッセル、山頂部はガス濃く1500m以上はホワイトアウトの状況。さらに薙刀山への安全な登高ラインはアップダウンが続くため、今日の天候ではかなり厳しいし、滑走にも期待が持てない。したがって標高1400m地点で野伏ヶ岳北面滑降への切り替えを決定。しかし、ここからはホワイトアウト気味[ふらふら]で大きな雪屁は出ないであろうノブセも流石に視界がない中の行進は恐ろしい。GPSの電池が十分であることを確認して登る。案の定山頂部は視界3m程度。そそくさとシールを外し滑走体制。雪は軽くポンツーンでの滑走向き。膝程度のパウダーランが期待できる。北北東斜面はクラスト面上30cmの積雪で斜度35-40度のところは雪崩に注意。大きくスロープカットしてみたが、ずれや破断は出なかった。一気に滑走し樹林間の安全圏へ・・・・完全に浮遊感覚!!ポン君の絵柄どおりの空中浮遊・・・標高差約300mの白い粉の快楽は最高でした。JUNKYになちゃうよ!![exclamation×2]
後は緩斜面の林道をゆくがここが意外とよく滑る!!樹林間隔も意外と広く藪も少ない。牧場跡最低部まではあっという間の滑走でした。広々とした牧場最低部でシール装着。この後は最高部まで最高の景色を堪能し再度シール脱。後は林道と途中のショートカット斜面を一気に滑走(途中で調子に乗りすぎて少し谷側に降り過ぎてトラバースしましたけどね・・・)下り滑走はゆっくり目でシール脱着も含めて山頂から約1時間30分!あっという間でした。

平日の人気の少ない山なはずなのに、行きにはスノーシューの単独をパス、帰路にこの方と尾根取りつき点ですれ違った。やはりスキーは速い!さらに帰路の牧場跡には一本のスキートレースが増えていた。平日なのに人はいるもんですね。

[いい気分(温泉)]最後はウイングヒルズスキー場の満天の湯にどっぷりつかりこれまた最高の快楽・・・・さあとっとと職場に復帰しましょう!!ちなみに満天の湯は800円と高い!!スポーツアルペンのメンバーズカードをわすれてしまったので100円割引失敗!(セコイかな?)[車(セダン)][車(セダン)]
  
平日[exclamation×2]の静かな奥美濃にあって、ノートレースで登り上げて(日曜のうっすらしたトレースはありましたが)最高のパウダーに出会え、最後は温泉・・・なんてJUNKYな一日だろう・・・・覚せい剤の如く癖になるはずだワッ・・・・・・・・・・・[phone to][わーい(嬉しい顔)]

20090127野伏ヶ岳地図2.jpg

スタンダードなコースです。今日は薙刀山(なぎなたやま)狙いですが出発時間が遅すぎます。7時過ぎじゃあ薙刀山山頂までは届かないよ…夕方帰ってからまだ仕事があるし・・・・[病院]















20090127野伏ヶ岳標高2.jpg




シンプルに攻めましょう…薙刀山は山頂直前でアップダウンが多そう。しかも、今日は雪で視界なし…やめときましょう。ならば急きょ変更。野伏ヶ岳 北面(北北東尾根)狙い









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行きの石徹白川は冬の景色













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牧場跡地は大雪原。ここでのホワイトアウトは恐ろしい・・
GPSの電池を確認したら、電源ダウンした。ザックに入れっぱなしの新品電池だったけど自然放電か低温劣化?
慌てて、ヘッデンの電池を取り出して入れ替える。










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北北東尾根の大斜面。実にすばらしい疎林。ただし30cm下に弱層があり特に風の当たる斜面のクラストとの接合が悪く時々クラックが入った。出来るだけ直登でブナの間をつなぎながら雪崩に備える。










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標高1500mは少し緩斜面帯。樹林も多くなり安全地帯。しかし1600m山頂直下はホワイトアウト気味・・・












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ガスの山頂。この時は視界5-10m。3回目なのでここには大きな雪屁は出ないことは知っていたので比較的安心。ぽん君と記念写真。さびしい山頂。でもガスには負けなかった自分に感謝・感激!














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山頂ホワイトアウトの図・・・視界は5mでした。登りのトレースを追って滑りましょう

















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このあたりが一番の滑走スポット。膝パウダー!!雪面ストレスを減らすため出来るだけ直線的に行く。結果は雪面破断や雪崩は無かった。傾斜は少ないように見えるが30度くらい













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尾根取りつき点へ・・・あとは林道緩斜面滑走もポン君はよく走り、最高に気持ちが良い!硬い雪面なら細い板の方がいいようです。
新雪の緩斜面はスーパーファットがよく走ります。キット・・・・・











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牧場下部で景色を楽しみ・・・・・













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シール再装着し・・・・・













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ノブセを振り返るが、朝よりはましなものの、やはりガスは晴れていなかった













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林道も柔らかい雪で快適滑走!!




















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林間カット滑走も気持ちがよかった~~

















のぶせ80.jpg

最後にもう一度・・・・冬の和田山牧場跡はメルヘンの世界・・・・・・・・・
[ハートたち(複数ハート)]














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帰る頃には石徹白川は春の景色[ムード]













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ポン君は今日は飛びまくってくれました!!今シーズン最高の滑りでした。[飛行機][飛行機]

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