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燃える心をもう一度・・・ [日常]

風邪も少しは良くなってきたが、空咳が残っており少し息苦しいこともある。ここ数年風邪をひいたためしがなく、山で体を鍛えているのが良いのか、そこそこ体調が良かっただけに残念…さすがに歳なのだな~とがっくり落ち込みぎみであります。

気持ちの緩みが風邪の原因なのかどうかはわからないが、年齢とともに気持ちを高ぶらせることがだんだんと難しくなってくる。昔は、循環器内科といえば救急・・・・救急と言えば、心カテ。

心カテ:心臓カテーテル検査・・・・・心臓血管造影のことであるが。テレビでも、神の手を持つ〇〇・・・とかよく某有名病院の先生が出演されているが、私も一時期日本有数の心臓血管センターで見習いをしていた時期もありました。ここはまさに仙丈・・・・は仙丈ヶ岳でした・・・戦場なのであった。何が戦場なのか…検査件数や検査そのものが半端じゃない、さらに高難度な症例。さらに、超スピードが要求され、ヘタすると背部からものが飛んできて、”下手くそ~~””お前交代じゃ~~””もうさわるな!!”とか罵声まで浴びせかけられてしまう始末であった。幸い僕はこの心カテ専門の分野に進むことはなかったが、今でもやはりこの救命救急のひっ迫した緊張感が大好きで、ワクワク・ぞくぞく・一方、冷や汗を流してビビりまくりながら、危険地帯をくぐりぬける、あの、瞬間が大好きなのです。これは、今の山スキーにも言えることだろう。とにかく、自分を一歩超えたところに目標を置き、それに対当し、ある時は敗北、ある時は乗り越え、そして、山頂に立つあの緊張と解放と興奮がまさにそれなのである。もしも、もっと自分が若くて、時間もあって、早くから山をやっていたらおそらく、テクニカルクライミング系の道にも進んでいたのだろうと思う。

緊張感を持つことは自分にとっての生活のスパイスであり、生きていることを実感できる瞬間であり、原動力である。

医療者はジェントルと思われている方も多いだろうが、実は果てしなく暴力的な面があるのです。(バイオレンスではないですよ)サディスティックであったりマゾヒスティックであったり、ストイックであったり、・・・・・山の世界にもあるような感じなのですよね・・・・ですから、今自分のおこなっている医療シーンは幸いフラットな内容で、それなりに計画を持って進めるという点では理想的なのであるが、心のどこかにまだ燃えていたいという深い願望が根付いており、山スキーの世界でもなんとなく、自分を追い込める場面を獲り入れようとする癖が付いているのだと思う。

今週末は何かに燃えることができるだろうか・・・・・・・

kaga72.jpg

もう少し飛び続けていたい、スキーという翼を広げて・・・・・・

 


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