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どんなに注意をしていても。。。予想はしていても。。。 [日常]

日曜日の針ノ木岳+蓮華岳では小規模だが湿雪雪崩に流されて、かなり情けない気持ちになった。。。。Risk Managementの甘さを痛感した。

登りの途中で、すでに雪崩の危険性は十分承知しながら、最短時間で登り上げようとか、上からの音に注意しながら対策を練って登行していた。生暖かい風に包まれた針ノ木山頂。気分はすでにハイになっており、その危険認知性を薄くしてしまっていた。山頂直下急斜面は斜度にして38-43度くらいだと思うが少し壁状になったところで、ターンを切った雪が後ろから流れ出した。自分で気が付いていながら、飛び越えようとしたら、テールが流れに乗ってしまい、スリップ~転倒。とにかく頭を下ぬ向けないように、ピックストックで雪面を切りながら、方や、スキーで雪をけって、埋まらないようにしたり、向きを斜め下に進むようにエッジを雪にかませたり・・・・おそらく十数秒の短い時間であったがストップモーションのようであった。小さかったからよかっですが、デカイやつなら埋まってもおかしくない状況であった。

あの時はいったんサイドに逃げて流れをやり過ごすべきだった。一気に滑り込んでやろうと思ってしまったのが、問題であった。スキーの場合は滑っていさいすれば、何とか危険回避行動をとれるが、頭が下になったりしたらかなり危険性は増すだろう。あの生コンのように、重たい雪が体に10cmでもかぶされば、それこそ、身動きとれずお陀仏になる可能性も高い。

どんなにかっこ悪い滑りでも、山では絶対コケない滑りが必要だと改めて感じた。。。。。こけそうになってもすぐにリカバリーできる体制を保つことの重要性。。。

人生も同じなのでしょう。どんなに注意をしていても、予想はしていても。。。。ちょっとした思い違い・判断ミスがその先を真っ暗にしてしまう可能性がある。いつでもリカバリーできる心の余裕と、何よりも”みっともなくても良いからコケないスタイル=自分らしいスタイル”で進むのが良いのでしょうね。そのスタイルを崩すと雪崩に流されてしまったりするわけです。。。

登り途中からの針ノ木山頂

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後続にも雪を落とさない心づかいを忘れずに。すでにデブリができつつある高温の朝8時。。。。。今日は危険日!!??

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マヤクボカールにて

 


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