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日本一の富士山はやっぱ日本一息苦しい!? [山スキー]

  • 【山名】富士山:3776m                                                                                     
  • 【コース】須走5合目~須走登山道~吉田登山道合流~吉田口山頂~お鉢めぐり時計回りで剣が峰~山頂から火口底へ滑走~登り返し~反時計回りに戻り~駐車場から見上げた場所から少し早まって真東に滑走~トラバース気味に戻りながら須走側に合流~砂払~駐車地                                             
  • 【山行実施日】2009年6月7日(日)                                             
  • 【メンバー】操 潤(単独)                                                              
  • 【装備】操:Fischer Expedition 150cm 、ガルモント、ディアミール                
  • 【天気】晴れ                                          
  • 【行動時間】9時間30分                                                      
  • 【累積標高差】約2100mGPS計測)                                
  • 【水平移動距離】約14kmGPS計測)                                             
  • 【私的お勧め度】滑走快楽度★★★:景観★★★、登高難度:★★★(息苦しいので!)                                       
  • 【山行(参考)コースタイム】
    • 4:39 駐車地発~夏道登山道へ・・・
    • 6:04 雪面へつぼ足
    • 7:29 ブル道~シール歩行開始
    • 9:12 吉田登山道合流
    • 10:04 9合目鳥居
    • 10:30 吉田口山頂
    • 11:24 剣ヶ峰山頂
    • 11:49 山頂からホールボトムへ滑走開始
    • 11:55 ボトム
    • 12:05 登り返し開始 
    • 12:40 登り返し終了点
    • 13:06 下山滑走エントリーポイント
    • 13:22 トラバース開始ポイント
    • 13:50 ブル道横断・須走ルート合流
    • 14:20 2400mスキー終了地点
    • 14:45 駐車地帰還

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登りは須走ルートで登り、途中で富士吉田ルートに合流。下りは須走と御殿場ルートの中間を降りようと思ったら、何を考えてしまったのか、誰もいない御殿場方面に向けて豪快に滑走してしまった・・・・なんか変??と思い広大斜面をトラバースでルート復帰。まあ富士山の場合はどこを滑っても基本的に景色が一緒なので、たぶん、斜面の良否はそんなに大差なかったでしょうが・・・・詳しい人が見たらどんなとこすべっとんじゃい!!と思われるかもです。。。。

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単純標高差2100m以上に高所での低酸素が行動スピードを鈍らせるので数値以上のキツさでしょうか。時にサミットホール滑走を加えると数段苦しくなると思われる。

概要:

予告どうり行ってきました。富士山へ・・・須走から剣が峰を経て念願のサミットフォール(ホール)滑走もきっちり果たしてきました。注:サミットフォールは火口壁にできる氷柱でアイスクライミングの対象となる氷柱を指すのでしょう。したがって今回の火口底滑走はサミットホールと書かせてもらいます。。。勝手に。。。・・・火口底に滑り込んだわいいけど・・・登り返しで呼吸はヘロヘロ・・・こんなんじゃあ海外の高峰は無理だわ!

☆しかしながらさすが日本最高所から雲海に向かって滑り込むのはココ以外では味わえません。

☆朝の駐車場では横浜の鉄人:金木さんにばったり遭遇・・・・・お初にお目にかかれて光栄です

☆この時期の富士山は、相当な腕に覚えのある方が集結しており、3500m以上でも恐ろしいスピードで登りあげ、スキーも華麗な人がわんさか・・・関東軍の底力が垣間見ることができました。

☆エクスペディションな火口滑走はなかなかにスリリング。登り返しさえ苦痛に思わなければ相当に痛快!でした。帰りは間違えて御殿場口方向へ滑りだして途中から須走に修正。

☆富士山での山スキーはとにかく単純で豪快。ただし場所を選ぶと、かなりルンゼ状のスリリングな場所があったり、今回のような火口滑走+日本最高所+高度障害を味わいながらの行動という付加価値もあり、やはりここでなければ経験できない楽しさがあります。富士山の岩は火山岩でギザギザで今年買ったジャケットを岩で引っかけてビリビリに破いてしまったのは悲しい・・・・

 

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山頂から火口を覗き込む。エントリーポイントは山頂石標からダイレクト滑走を試みよう。最大斜度は38-40度くらい。部分的に43度程度。雪面はやや波打つ程度。硬さはややパック気味。クラストではないのでしっかりエッジを効かせてGO!!  準備はいいかい!?剣が峰石標タッチで滑り込みしよう。

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やはり登頂記念にこの一枚は必要

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パルスオキシメーター持参で測定結果は・・・Spo2(酸素飽和度)はなんと76と異常に低い。心拍数は3分休息で124から86へ安定。酸素飽和度は普通は97-99%程度。こりゃー心不全でゼコゼコの人と同じだわさ。指先が冷えていたので結果は必ずしも正確ではありません。一応ジャケットの中で指を温めながら3分間の平衡値をとりました。今回は携帯型酸素ボンベ持参でしたがさすがに使いませんでした。。。僕はひたすら高所に弱い体質なのだろう。。。嫌ですね体質って。。。今さら、そんなに変えられるわけじゃないので、結構ハンディです。。。

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最大心拍数はノイズのために判定不能。平均心拍数で評価する限りでは140-150代がマックスである。かなり計測値が脱落したがハートレイトセンサーが胸から脱落していたため・・・・移動距離は14000m弱とGPSとほぼ同じ。消費カロリーは3584と計測されたがまあこんなものだろうと思う。

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火口底からシュプール見上げ

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サミットホールは豪快な一本・・・さすが日本一の富士山!ここでの滑走はお鉢めぐりのどこからでも見えるのでギャラリーわんさかでかっこ悪い滑りは×ですね。。。といっても、僕のヘタレな滑りも×でした。。

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最後は白いキャンバスに豪快にお絵かき


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