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人間の力とは・・・ [日常]

先日全盲のピアニスト:辻井伸行さんがテキサス州フォート・ワースで行なわれていた<ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール>で、6月7日に中国のHaochen Zhangとともに優勝を果たした。同コンクールでの日本人優勝者の誕生は史上初。アジア勢としても初の快挙であるようだ。生まれもって全盲というハンディを背負いながらあるとき、弾いたピアノの旋律に才能を見出した両親もすごいのだがその後の彼の頑張りが人間の限りない力を引き出し、全盲だからこそすさまじいばかりの音に対する感性が高まったのだろうか・・・・。彼の才能を信じ支え続けた。ピアノの師匠、両親、そして周囲の仲間たちに恵まれたのが最大の要因なのだろうか。(その筋の人たちにはすでに、以前から彼はかなり有能な人材であると言われていたそうだが・・・)。

五体満足なのに僕のように日々だらだら生活している、体たらく者もいるのだが、やはり人間は常に向上心を持って生きてゆかんといけないかな・・・と思わされてしまった。人の役に立たない非生産的な登山と言うものは一体どのような扱いとなるのだろうか・・・・・昔々の開拓時代や大冒険時代であれば話は別なのだが・・・・・・

さてもう一つのネタは・・・・・・
女子モーグルスキーヤーの上村愛子が、スキーヤーの皆川賢太郎と結婚するとのことだ。高校生でオリンピックデビューし、いろんな試練の中で、今もなお、バンクーバー五輪を目指し戦い続ける彼女は、かつての泣かず飛ばずのイケテル高校生から、今は、戦う女の目をもった、素敵な女性に変貌したと思う。確かに昔はかわいい女子高生モーグラーだったがそんなに好きな感じではなかった。周りにもてはやされてチャラチャラ感が強かった。今は、ただひたすら自分と戦い、ストイックなまでのモーグルに対する挑戦心が全身から感じられ、強く、美しい、しなやかな女性の様相が漂っており、懲りないおじん・・としても今の彼女のほうがずっと美しいと思えてしまう。今シーズンの実績から見ても、今がピークの彼女はトリノバンクーバーがきっと最高の晴れ舞台になるのは目に見えている。同時に皆川賢太郎は体の小さな日本人が世界で戦うために、回転技術をマックスにするため、初めてショート系のカービングスキーをワールドカップに持ち込んで、戦い、今やそれをスタンダードにしてしまった意味で世界の先駆者である。Wcup4位という実績がそれを物語っている。彼もバンクーバーでの表彰台を上村とともに目指すのだろう・・・・彼女と彼は相互に力を分け与え、きっと最高のオリンピックにするに違いない。皆川選手もヨーロッパでもかなりの有力者として扱われている。両者の相互作用は目に見えている。とすると彼女はあげまん、彼はあげちん??なのだろう。。。。。(いかん・・最近こういう言葉を平気で使えてしまうことが問題かも)

 人間の底なしのパワーは不可能を可能にするのだなと思ってしまう。でもその陰にはその力を支え続けてくれる親や仲間そして伴侶の存在が必須である。一人の力では戦えなくても、そのひとを支える力が不可能を可能にするのだろうな・・・・・素晴らしい環境に恵まれることもその人の人間力であり、その人が堅実に生きてきた証なのだろうと思う。それに引き換え、僕はというと・・・・・やっぱり、体たらくな人間のため、いまだに、ボケッ~~~と毎日を過ごしている、ちっぽけな存在なのだな~と心底思えてしまう。、人の真似して、いっぱしの人間のようなふりをしてみたり、他力本願で・・・・・・・・やっぱり”あげまん”かな~とか、・・・・つまらないことを考えているのでした。

 


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