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そんな事までしなさるな・・・・ [山スキー]

定期的にPCに配信されるM3.comという、メディカル系ニュースがある。

昨年の末に一年間の総決算の医療系トラブルのアクセスランキングというものが流れていたが、そのなかで、No.1は医師:車での速度超過再三の出頭要求に応じず逮捕・・・というものがった。これはかなりかっこ悪いな~~たぶんこの方バブルのころよく見受けられた(超)高級スポーツカー:俗にフェラ〇〇とか乗って高速道路を制限の倍くらいでかっ飛んでいる人だったのかと思う。この人はきっと完全な草レース屋さんかもしくはスピードによって自分の欲望を解放すると言ったたぐいな人なのだろう。まあ、道徳的には許されないがとにかく人身事故だけ起こさなかったのが幸いか。僕も過去に・・・2輪で200kmでかっ飛んだこともありましたので大きなことは言えません。

No2だったかNo3だったか忘れたがいわゆる意図的安楽死・・の問題。筋弛緩剤注射で呼吸を止めて・・・といった手段だ。世の中の社会状況は寝たきりには厳しく、五体満足・裏の商売をやって儲ける人には甘く・・・といった歪んだ世の中で、今後もこういう事例は尽きないだろうが、完全にこれは医者の間違い・・・意図的に筋弛緩剤はまずいでしょう・・・本当に安らかに・・・を願うならば、何もせず、ただその人が徐々に朽ちてゆく・・のをじっと見届けてあげるのが勤めかな。何もしないといっても、少しは何かをするわけで、その内容が必要不十分なだけなのですがこれも高度な医療の一つといえるかも・・・実際に、暗黙のなんとかということで”家族も何でもいいから、寝たきりでもいいから生かして!・・・と切に希望されないケースも多々あるわけで、そういう需要に見合った医療体系というモノは確実に存在する(ここでは大きな声では言えませんが、それが必要悪なのである⇒テレビで神の手を持つなんとか。。。が放送されると、都会にあるような超先進大病院でかっこよくヘリコプターを乗り回して活躍するイケメン医師もいれば、その半面、現実の高齢者医療はもっとシビアなんですよ、毎日おむつの雲子まみれになりながら・・というドラマもあってもいいと思うけどね)

いずれにしても、一応みんな医師なんだから”そんな事までしなさるな!!”といった時事問題も数多いです。

しかし僕ら山ヤの端くれも・・・深夜に山行取り付き点を目指して、高速をかっとばして御用されたり、ヘリに乗って現れる医師はかっこいいが、決してヘリコプターで釣りあげられるヘボな医者にはなりたくないな~・・・気をつけないとね。傍から見ていれば、雪山登っている人間なんて”そんな事までしなさるな・・・”と思われているに違いね~や。でもこの世界から足が洗えない僕らの行く末は・・・・・・??なんてことを考えている懲りないおじさん医師 兼 素人山ヤな僕なのでした。。。

2010/1/8の自宅マンションから伊吹山東面ルンゼ:今年は何年かぶりに滑れそうな予感。ただしあそこをクリアーするにはドライブウェイ法面の登攀とザイルでのロワーダウンが必要なテクニカルコースでもある・・・・そんなことまでしなさるな・・・・・・・・かも。。。

伊吹山東面.jpg


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小物だけど大物な役立ちそうな話 [山スキー]

近所のホームセンタへ定期的に行く。面白、お役立ちグッズなどを発見するためだ。。。

今回の収穫物。

SANY1094.jpg

左から・・・・

自動車洗車用品の中からプラスチック・ダッシュボードの保護つや出し用ワックス:1000円くらい、その右隣り:シリコン系防錆・プラスチック潤滑スプレー:ドライタイプ400-500円位(べたべたしない、溶剤非配合金属用でなくゴムプラスチック可と書いたものを買いましょう)車のダッシュボード用は界面活性剤が含まれており、洗浄効果やあることや、比較的デリケートな部分に使うことも想定されており、スキー道具に使うには車用の方が無難なのかもしれませんね。・・・・・・・これらはどちらもほぼ同様の目的であるが、最近多用されているエンジニアリングプラスチック(たとえば、スキービンディング周辺、兼用靴のシェル・バックル部分)の経年劣化の破断への寿命延長や防止、着雪・着氷防止の目的によいと思う。あまりにも安いものは有機溶剤が含まれていたり、成分の悪いシリコンが使われている可能性があるので、一応値の高いものを使いましょう。有機溶剤は逆にプラスチック部分を劣化させる可能性もあり得ます。ですから”金属以外には使用しないでください・・・”とあるものは止めましょう。⇒使用用途:ゴムやプラスチック・・・と書いたものに限定したほうがよさそうです。

中央:解氷スプレー:600円くらい・・・・当然山行中にビンディング周辺や靴が凍りついて難儀をした時用です・・ボトルごと持って行くことはできないので、これを右隣のハケ付き小分けボトルに入れてザックに忍ばせよう。もちろんゾルスプレータイプではなく、ポンプ式スプレーの解氷剤を買いましょう。ただし、スキーシールに直接かけたりは絶対止めた方がよいでしょうね。シールのノリ面がダメになったりする危険性大です。とくに有機溶剤が混入しているかどうかは成分表で要チェックです。ビンディング回りのみにつかえばok でしょう。

右・右上:各種ペイント用ヘラ。ソールやシールの着雪を取り去るときのヘラ。特に深雪期のシールトラブルは致命傷になります。98円~150円と安くて何本かサイズもあるのでまとめてゲット。ただし、あまりにも寒い時だとプラスチック硬化が起きてパキ~~ンと割れるので注意してね。まあ安いからいいけど・・・一番いいのはスキー用品専門で売っているスクレイパーがいいけど高いし、よく山中でなくすから・・・・

というわけで、この季節は日々山スキーのことが頭の中で渦巻いており、ちっぽけな小物を買ってはう~~~んと考えてニタニタしてしまう懲りない僕なのです。

しばらくは山ネタだけでもつなげそう・・・往々にして山バカHPでよくあるパターンです。

日常生活でも書きたいこと・言いたいこと山ほどあるけど無難に、山ネタだけでしばしゴメン・・・・・・・・


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山スキーは山ヤにあらず?! [山スキー]

と言うわけで、山スキーというジャンルは真のアルピニズムから離れているのかな?と疑問もある。そもそも、僕が山スキーを始めたわけは、単純明快。積雪期も山に登りたい!である。しかも日帰り前提で・・・。

職業柄、山中で携帯呼び出し、帰ってこいコールにより深夜に下山したり、様々な障壁が過去にあり、一時は完全に山行活動はやめようと思ったのですが、それでも、やはり、山に入りたい願望は捨てられなかった。そこで出会ったのが、いかに雪の中で速く、安全に行動できるかを限界点でマッチングさせてくれたのが山スキーだったのである。その出会いは衝撃的な山行クロニクルだった。(詳細は省く)。今の自分にとっては山スキーの課題は、いかに速く、安全に行動できるか、そして最大の付加価値として重力ベクトルに沿った滑走によるサティスファクションである。

アルピニズムが垂直への挑戦だとすれば、山スキーは水平、斜め上向き、斜め下向き、さらには360度全ベクトルを山の中で発揮できたとき、自分として山スキーはアルピニズムなのだと実感できるのである。これからもきっと山中泊は困難である以上このベクトルを追い求めるのが僕の当面の山行活動となる。

さて、これらの山スキー山行をセイフティーかつロングディスタンス、ハイスピードで実現するためには、道具の進化に頼るところが大きい。だから山スキーには相応なる費用がかかるのは否めない。それは上手く言い訳すれば命を守るための最低限の投資である・・と言ってしまおう。(この辺は古典的山ヤさんには受けが悪いんだろうな)

山スキー道具はある意味かなりマニアックなもので、どこでも手に入るわけではない。僕の場合、元々名古屋にあるIBS石井スポーツで全てのマテリアルの技術アドバイスを受けていた。ご存じのごとくIBS石井スポーツ名古屋は現在休業?中(新生再開準備中)であり今シーズンの山道具調達は困難を極めた。そこでいろいろ画策して、岐阜から200KMとチョイと距離は遠いが松本市にあるご存じブンリンさんで、今シーズン、お世話になることとした。先月、メールで希望のマテリアルを注文し、山行の帰りに取りに伺ったが、さすがは山の本場松本の店だけに山スキー道具のラインナップは万全であった。(決して大きな店ではありませんが、必要十分な品揃えという感じ。)しかも、遠方から来たためか店の主人は親切丁寧であった。わざわざ、遠路訪れただけのことはあったと思う。ちなみに・・・いつも同行していただく方たちも最近はブンリンさんで用具を調達しているらしい。とくにココには最大幅135mmのオリジナルスキーアイゼンを手に入れることができ、最近のファット化するスキーにおいては大変ありがたいものである。というわけで、満足できる山スキーを支えるために、安心できる用具選びと、優れた店は欠かせないので、皆さんもぜひブンリンさんを覗いてみてください。

最近、知り合いの福井県の女流アルピニストも遠路、ここブンリンさんで衝動買い?してしまったらしい。

善い道具で安全に快適に積雪期の山を楽しみましょう。

こんな感じで・・・!!

激パウ!! 名人の元祖テール滑走

DeepなPowderで傾斜が無くてもFATならそこそこ走ります。

 


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良識と分別のあるはずの懲りない人たち・・ [山スキー]

さてさて、今年は山行に関しては自重に自重を重ね・・・と誓ったはずなのに、なぜか昨日の本年初頭の山行ではいきなり豪快谷パウダー滑降から始まってしまった・・・これっじゃあ自重じゃなくて自嘲だよと思ってしまう。

集合したメンバーが善いのか悪いのか?このメンバーだから、最初からこうなることは判っちゃいたのですが。

 少し前までは新雪・降雪中・・・このようなコンディションでの谷筋滑降はご法度です。当然雪崩の危険性大ですから。昨日の状況は登路の尾根では、風の当たる尾根筋の方がクラスト面に新雪が30-50cm乗っかった感じで、ところどころずれる場面があったが、むしろ沢状斜面の方がしっかり雪が圧着しおり、ジャンプテストでも雪が切れることはなかった。尾根滑走を選んだとしても、稜線は最峡部1mのところもある視界の無い中での滑走はむしろ谷よりも危険・・・・

上部斜面は極めて安定した雪質だった。滑走感も申し分ない。ワンピッチずつ切って相互を確認しながらどんどん落ちてゆく。自由落下運動というより、大きく翼を広げて優雅に華麗に(加齢じゃないよ)グライドする気分。

核心部ゴルジュ付近は有効視界は10m以下。Ho~Ho~声だけでお互いの距離と無事を確認しながら一気に危険地帯突破。決して転倒して途中で沈殿したりする余裕は無い。絶対こけないことも条件になる。登りでも先頭はFreeの状態で、セカンド以降はもし落ちたら絶対助けに行く?(ホンマかいな)覚悟で雪屁稜線突破の場面もあった。しかしこれらの成功(博打みたいな山行やな・・)には皆が共通の装備や精神力、さらに過去の彼らの経験・・・などなどを共有できていたことがあったのが要因だ。ひとりでも躊躇したり、遅れたり、すれば危険時間はどんどん増える。さらにスキー装備もたとえば細板だったら、ツリーホール踏み抜き、深雪での転倒を免れない状況もあった。したがって、ある程度のリスク軽減には相互の絶対的な信頼は必要である。(でもやはり博打っぽい面は多々あり)。

まあ何度もすることではないが(?)。

この時期の雪の質はドライパウダーを期待してしまうが昨日は少し湿った雪であった。キット北海道なら・・・極上の粉なのだろうな・・・

雪の酷道?156号線荘川通過・・・・・

4名交代で6時間の忍耐のラッセル。それぞれがトップと入れ替わったすきに腰を下ろすことなく補給をしつつノンストップの行動は厳冬期での必要な補給法。今日の状況で2人ラッセルだったらかなりきつかったろう。Super FAT4連装でのラッセルの最後尾では高速道路ができていた・・・

名人はどんな状況でもくねくねとテールを振ってグライドしてゆく。

☆さん・・・ストックのさばきがなぜかセクシー・・・・あのストックワークで何人もの〇〇〇を・・・・

チョモランマンさん・・・・PON君2010限定モデルを買った甲斐があった~~と感涙。

相変わらず、どうしようもない解説(岐阜弁丸出しもあり)。良識のある皆様を呼び捨てにしちゃってすみません・・許してくださいね。動画はただ動いてるだけじゃ面白くない・・・過剰なまでのナレーションが臨場感を高めるのだと信じる僕。


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皆様あけましておめでとうございます [山スキー]

あけましておめでとうございます。厳冬の頃となり、嬉しく厳しい季節がら、皆様におかれましては益々ご健勝のことと存じますとともに、本年のご多幸をお祈り申し上げます。

さて、私は諸事情で?HPおよびブログの更新を休止しております。・・・・・が・・・・

しかしながら、山スキーを実践してしまうとどうしても何らかの報告をせねば・・・と虫が騒いでしまいます。本日篠崎氏より山スキーMLに速報がありましたので、せっかくですから、本日行った岐阜県:高山市平瀬 三方崩山北峰1897mよりシッタカ谷滑走の動画を少しだけアップします。動画ファイル作成しながら日々小出しにしてゆきますので、お暇な方は時々当ブログをチェックしてご覧ください。詳細報告はチョモランマン篠崎氏HPにご期待ください。

なお、本日・本コースは雪崩の巣となる危険性もあるため、気温・雪質を読み、すべてのフィジカル・メンタルコンディションをマックスの状態で臨まなければならなのので、いたずらに突っ込むのは危険と思います。我々鬼の??4人中年衆は登りの強烈雪屁尾根・視界の無い中での下りの石門のゴルジュ帯滑走・・・・あらゆる英知を絞って乗り切りました・・・(ちょっと大げさ!)、五感を研ぎ澄まし、とにかく声を出し合いお互いの間隔を保ちつつ、感覚(ヤマ勘も)を全開にして一気に突破しました。動画は比較的安全地帯で行っています。核心はとても撮影の余裕はありません・・・・

では、まずは、山頂へのDEEPな道のり

続いて、狭小の1897m峰山頂のPONTOON揃い踏み!!楽しくも勇ましい、決して弱音を吐かない強靭な(みんな鬼の角が生えているらしいです)山スキーヤーである。節度ある彼らとなら困難も突破できる。・・・かも。

 

とりあえずの滑走シーン:禁断の降雪期谷滑走・・重力に任せて落ちてゆく・・・危険行為の叱りを受けることは重々承知の上で。


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