焼岳北面・・・想定外のマニアなルート? [山スキー]
チョモランマン篠崎氏より山行記録をなぜか振られてしまったので、綴ります・・・
操@岐阜市です。
1月10日の飛騨神岡町の大洞山に続いて、既存報告のある焼岳北面台地登り~山頂から黒谷滑走を試みました。
【山域】焼岳
【場所】岐阜県
【日時】2010年1月11日(月)
【コース】中尾温泉除雪終了点~割谷林道~溶岩台地末端~山頂~黒谷~駐車地
【メンバー】篠崎、操、三木
【装備】PONTOON 169cm,ボレー,スカルパ(篠崎)
PONTOON 179cm,TLT,ガルモント(操)
GOT BACK 146cm,TLT,ガルモント(三木)
【天気】薄曇り
06:25 1130m 新穂高中尾温泉除雪終了点発
07:30 溶岩台地末端取り付き
09:19 1800m 森林限界直下
10:25 2250m 岩峰基部スキー脱、ピッケル、アイゼン変更点
13:15 2455m 焼岳南峰着
13:45 山頂より黒谷滑走開始
14:55 1520m付近 滝のクライムDown(スキーで岩下り?)
15:15 1350m大堰堤高巻~割谷林道合流
15:30 駐車地着
藪山系飛騨市神岡町大洞山を滑走?したのち、協議の結果、明日の予定を焼岳北面とした。僕は車中泊、篠崎さんは一旦帰宅後病院で緊急手術。これで少しは、明日の体力が消費されるかな??とおもったら・・・。今日は2日前に松本ブンリンさんで手に入れた超軽量FATスキーK2 GOTBACKを従え福井の女流アルパイン;三木さんも参戦。
朝6時に待ち合わせ。ヘッデンで6:25出発。溶岩台地末端はかなり樹林も深く取り付き点が第一の核心か。
まずは取り付き
その後台地乗り上げで傾斜は緩み淡々と登り続ける。ほとんど先頭は篠崎氏。僕は足が重くなかなか前に進まない。2250m岩峰群基部までは辛うじてスキーで登る。足回りをアイゼンピッケルに変更しラッセル開始。雪が潜り難儀する。先頭ラッセルはここからもすべてチョモランマン篠崎氏に頼りっぱなし。僕は完全にエンプティー状態、足が上がらず難儀しまくり。三木さんはさすがアルパイン志向。ここの登りは安定していた。
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さて膝まで潜るラッセルをかわして山頂着。穂高はガスの中。天候はやや下り気味。
山頂でハイテンションな人?キット登頂意欲が湧きまくったのでしょう。
滑走はもちろん山頂から。三木さんも先行者が下でサポートしながら、気合で降りてもらう。つらいでしょうけどガンバ。無傷で下山しましょう。直下は岩が至る所から飛び出し地雷原。雪が少なすぎる!この分だと下部で滝が出ているか・・・しかし200mDownすると素晴らしいパウダーに出くわす。そこら一面白い粉の世界。その後しばらくはパウダーラン。チョモランマン氏は雪山賛歌?を大きな声で歌いながら悦に浸って滑り降りる変な人・・・
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この唄は・・・・なんですか? 聴こえないのが残念です・・・
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以下余裕なく写真なし・・・
しかし下部は危機また危機。途中崖にぽっかりシュルンド。ここは間一髪でクリアー。さらに1500m付近でとうとう滝が・・・篠崎氏は果敢にスキーで突破。さすがはセブンサミッター!百戦錬磨の突破力だと感心。危険に対し引き返す考えもさることながら、どこまで攻め切れるかも山での生命線かも。その後は雪の少ない岩だらけの斜面を新しいスキーをがりがり言わせて巨大堰堤突破、危機一髪駐車地にGOT BACK!!
* 三木さんお疲れ様。本格山岳スキーになってしまい申し訳ありませんでした。通常レベルは超えていますのでもう怖いものはないです。
* センブンサミッター篠崎さんのラッセル能力に完全に助けられた山行でした。脱帽です。今回は今までの中でかなりハイテンションだったような気が・・・・ハイテンション・・・やはり白い粉の影響だろう
* 黒谷は狭くサイドからの雪崩は要注意。大きな雪屁もなく、デブリは全く発生せず、この日はかなり気温が低く雪は安定していたが 、谷内での停滞時が長く反省点が多い。全体に雪が少なく谷が埋まっておらず地雷原・崖・滝があり時期の判断が問題なコースでした。