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もう何でもかんでもデジタル? [お仕事!]

家電はいまさらですがデジタル家電全盛期。地デジ・デジカメ・デジイチ・・・・とにかく何でもかんでもデジの文字が入っている。(何でもかんでもエコ・・・もついていたり)

医療の世界でも同様で、胸部レントゲン、CT、MRI画像に関するものは、すべてデジタルに置き換わりつつある・・・・おまけに保険診療改正も毎回のようにデジタル化加算、電子化カルテ加算、レセプトオンライン化加算・・・・何が何でもデジタルなのだ・・・・さてさて、僕らの世代はまだこのデジタルにかろうじて??ついては行けるが、ちょっと年配の先生ならばかなりこのデジタル化に躊躇するに違いない。なんといってもデジタル化にはそれ相応な投資が必要だ。デジカメ買うのとはわけが違い、例えばレントゲン装置をデジタル化するには数百万単位、CT、MRIなど入れ替えともなると数千万・・・の投資額になる。そこまでしてデジタル化しなくてもいい。。。。もう止めじゃ~~と考える老先生も数多い。大病院はデジ化できても個人ではなかなかキビイシイ・・・とはいっても当院でも、写真保存・過去データの整理・総合的な利便性(?決して便利ばかりではありませんが)を考えるとデジタル化・・・なのでした。数年前から徐々にデジタル化して、残るは”マンモグラフィー撮影装置”のみになっていたのだが、とうとう院長決定で、マンモグラフィーもデジタル機器に更新することとなった。この装置ただのマンモグラフィーのくせにやったらめったらド高い!!正直元は絶対とれないよ!といった値段だ。かなりの高額商品ご購入~~とあいなってしまった。まあ精度は上がるのだろうけどなかなかキビイシイ運営状況に輪をかけてしまう可能性大である・・・とくにマンモグラフィーにはレントゲン読影医でも特別な資格が必要で、さらに、撮影技師も特別講習に合格した者がいないといけない・・・・この読影医に払うアルバイト料も大変な金額だ・・・(一回のアルバイトで安めの山スキー一本は買えるかな?!)

・・・・というわけで、不景気な昨今、少しでもマンモ健診を受けていただかないとこの器械ただの宝の持ち腐れになってしまうのです・・・・これで当院撮影機器はめでたくすべてデジとなったのです。デジになっても懐には決してエコではない話でした。

ちなみに、山行・・ちがう参考までに、昨年1年間で乳がん患者さんは5例/2500受診=0.2%の発見率でした。(一般的な発見率が0.05-0.12%くらい・・・・年代・世代により様々ですが・・結構高いのですよ!)

・・・・・・患者さんには少しはエコでしょ!

 


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