こんなことはよくあることで・・・ [山スキー]
おすぷれい・・・・ [山スキー]
オスプレーの今シーズンのザックCODE38L・・・・軽量と大容量を売り物に、山スキーMLでも使用者も多い。しかしそのユーザーの多くがサイドパネルのエッジでの破れを訴えて明らかな強度不足のお品です・・・私もやはり破れました。両サイドのエッジが当たる部分と、特にこのザックはバックパネルの開口部にワイヤー線(ピアノ線?)で形状保持させておりこのワイヤーによりサイドパネルがしわ寄せする状況を作り出しエッジに押し当てている感じでした。
ロストアローに修理の依頼をし、帰ってきました・・・・
サイドパネル全体に同素材のナイロンデニールがかぶせてあり、見た目は全く分からず、厚さが2倍となりました。一応使えそうですが、同じ現象が起これば、いずれは破れるのでしょうね・・・・
ザイテル?みたいな強いけブラー繊維の当て布じゃないときっと擦り切れるのは同じでしょう。でも丁寧に修理されておりとりあえず納得です・・・・
さて、前の記事の主力三兄弟・・・・と退役TRABです。
左から、鉄腕ATOMの女には甘い?ちょい悪オヤジ、サロモン諸島のガンちゃん、イタリア退役軍人TRAB、USAの破壊者BDハボック
・・・ハボックはいよいよテレマークに?
そして・・・・・・・・・・・
小鍋谷経由 西穂高岳 2800m地点
凍っていました。いきなりビュンビュン音を鳴らしながらの落石もありました。肝を冷やしながら、危険な斜度と切れ落ちるリッジの向こうは崖・・・落ちればアウト。下りも核心部はアイゼン下降。こんなもんですやはり雪の穂高でした・・・・舐めてはいけません。ストックは当然ダブルセルフアレスト+アイスバイル。
笠ヶ岳グーテンモルゲン!!
下から見たらゆるいテラス・・・と思って登りあげたらリッジだった・・・・休む場所が見当たらない。進むのみ・・・・
西穂は岩峰。サイドはばっさり切れている。慎重にアイゼンを効かせるしかない。
目の前に稜線。小屋どまりの登山者が稜線を行く姿が見える。彼らも見えているだろう。頂上まで100mくらいか・・・無念の転進
こけたら滑り落ちる。早朝4時の気温-5度からようやく9度に・・・もう少し緩んでくれていたらね。
蕎麦屋探訪 [蕎麦・二輪・山]
色々食べ比べてみました
更科蕎麦。白いお蕎麦にお目にかかっていなかったので、新鮮な感じ。ここでは吟醸蕎麦・・・というらしい。真っ白ではなくほんの少し玄が含まれているのか?透明感が際立つ。十割挽きぐるみが好きだったので、こういった上品な白も時には良い。意外に蕎麦の香りが強く、更科じゃなくて1番粉と2番粉の中間?
蕎麦 野麦・・・
あらあら、目的のブンリンさんのほんの目と鼻の先にあった!前から行きたい行きたいと思っていたこだわり系?の蕎麦。メニューはざる。大もり、半分・・・のみ。温かいかけそばもあった。細切り、つるつるだけど二八?九一?外一?蕎麦の香りはちょっと弱かったけど・・・・新蕎麦ではないからな~~
付け汁・・・信州の蕎麦は全体に甘めで返しが強く、かつおだし系の香りは弱いのか・・・個人的には中部地方(東海地方)の蕎麦のほうがキリリっと強い返しとかつおだしが好き。(岐阜だけか?濃いのは)
主力3兄弟・・・・・板も食べ比べると違いが色々あって面白い。
初代TRAB(ディアミールフリーライド)→TM G3 タルガアセント→2010年退役。ご苦労様でした。
HAVOC(ディアミールエクスプローラー)→ TM G3 タルガアセント移植・・・以前の主力機種にTMを移植ということは・・・・いよいよ・・・TM?
ショートファット:ATOM 砂糖おやじ・・・現行軽量スピード登行・ルンゼ系。ファットなのに意外にオールマイティー。軽くてウッドコア自体はかなり薄い?ようで外乱でやや暴れるが、軽量板と考えれば不可もなくといった印象。
オールラウンド:サロモン諸島のガンちゃん・・・これからのパウダーざらめ系にオールラウンドかな?どんな感じか楽しみ。今となってはワイドシェイプでもないけど、ボディー自体の反発は強そう。思ったよりもサイドカーブが強く最新パウダーモデルと比べると浮きはやや弱そう。トラーバースでちゃんとエッジがかかるかな?
その他
パウダー:ポンちゃん・・・パウダーではこれに敵うもの無し。意外にシーズンを通して長く使える。荒れた雪面にも強いボード感覚。
高速エスパーカービング:サロモン諸島のX-Wing。 山ではカービングがあだになってトラバースが怖い・・・ゲレンデ系グルーミング斜面ではさすがにクイックターン
超ショート ルンゼ系・・・フィッシャー Expedition 150cm。今だ現役。超急斜面は全てこれでこなしてきた。まだまだ主力となりうるか?
白山東面台地 間名古谷(まなこだに)経由東面台地周回 [山スキー]
【山行実施日】2010.4.18(日)
単独でどこまでできるか。久しぶりに気迫とど根性で己に打ち勝った山行だった。前日に深夜に淡々と国道156を走る名古屋金沢荘川桜:ネイチャーマラソン(250km)を走るランナーに並走しエールを送り僕も気力を猛チャージ・・・明日は高気圧デイ・・絶対登りきる気合をもらった。このランナーたちがいなかったら、ひょっとしたら途中挫折もあったのかもしれない。
朝2番手?で出発。荒れ放題の学級崩壊林道のスノーブリッジ、側面雪崩、落石、巨大倒木を避けながらMTBで進む。3台がデポ・・・私のルートは間名古なのですかさず同じ場所にデポしてあとは足で稼ぐ。帰りは野となれ山となれ・・・
真っ暗な間名古谷へ侵入。一回林道を外しルートミスしたが復帰し、進む。雪が多く林道も低いため林道のルートが分かりにくいが概ねまっすぐ進めばよい。
最終堰堤から別れ、最後に橋で林道は右へ曲がる。右岸を進み、登れそうな尾根を見極め取りついたが・・・登ると崖だった!右へトラバース、今度は上部から雪崩の通った跡。急傾斜だが今なら大丈夫。つぼ足で食らいつく。最後は60度のクレバス付き斜面をうまくかわしなだらかな尾根へ。あとは1800-2000m付近を左に白山本峰を見ながらスノーハイク! 一旦登って少し下り広大なカール上地形を大きく巻く。そいて鞍部へ・・・稜線はやや厳しいリッジ。風も出てきて無理はできない。50m下って基部を巻く。適当なところで稜線に抜けた。北弥陀ヶ原・・・さえぎる物のない広大な大雪原。風も半端じゃないが、雪面はハードクラスト。ここで緊張のあまり大キジ・・・便袋を飛ばされないように・・・ボットン!便は回収ザックへ。これで今日の運はついたぜ!さあ進もう。
ところが意外にアップダウンあり。アイゼンをきしませ進む。稜線に抜けたり降りたり・・・夏道を外したらいきなり崖・・・もう一度戻って50m下降。雪原を横断するように大汝ヶ峰の基部方向へ。ここからがカチカチアイスで緊張。脹脛が攣りだした・・・ゆっくり深呼吸をしながら根性を入れる。一歩一歩進むのみ。今戻っても条件は同じならば、進むのが安全。翠ヶ池付近を横断し最後の山頂への氷の斜面約35度。滑ったらきっと生きては帰られない、ハードアイス。アイゼンに全神経を集中。一歩一歩、刃を食いこます。攣りそうな足にアミノ酸が循環することを祈るのみ。そして山頂に抜けた。平瀬から11時間以上がたっていた・・・時間がこんなにも過ぎているとは思わなかった。でもとりあえず山頂記念ショット。
さあ、太陽が隠れつつある天候・・さっさと降りよう。・・・・続く
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学会の演題提出もなんとか終わったので、白山の続きを・・・・・・
さて、困難の末にたどり着いた2702M御前峰山頂。周囲は人っ子一人無く、数名のアイゼンの歯の跡だけが、雪面に残されていた。さすがに2時にもなると高所では日が陰り寒い。とにかく風が冷たく真冬の気象。適当に記念写真を撮り証拠とし、そそくさと降りる。今日は登攀に全力を傾けたため、山頂ピークスキーにはそんなに拘っていない。白山山頂からは何度も滑っているし。アイゼンで安全地帯までクライムダウンし岩棚でスキーに切り替えた。少しスキーで雪面を切ってみると、アイゼンよりしっかり食い込み先ほどよりが全安心感がある。やはり腐っても山スキー・・・下手なアイゼン歩行よりも下りに関しては安心感が高い。何も考えずに滑りこみ、モナカ雪の状況を確かめながら、ゆっくりとターンを切る。さすがに今日は疲労の色が濃くガッツリした滑走はできない。怪我の無いよう安全滑走を心がける。転法輪谷上部でトラバースに入り台地上へ。その時かなり下から一人のスキー登攀者がやってきた。僕より遅くにここに来るとは彼もなかなか、しぶといヤマやだ・・・少し声をかけ別れる。さてあとは先行シュプールをかわしながらターンを描き降りてゆく。モナカで疲れるが、これも山スキー。ときどき思いっきりひっかかり、コントロール不能になりかけながらもガンバで降りる。徐々にザラメ状になり少しは楽させてもらう。台地下部はそれこそ春のざらめ雪で気持ち良い。
登りの11時間越えがうそのように1時間半弱で末端のガレに到着し、東面台地を後にする。ここからもまだまだ歩きの試練。雪はあるがそんないは滑らないしすぐに登りになったり切れたり・・・すかさずザックにスキーをつけてあとはただひたすら・・・・歩き。深夜に潜り込んだ間名子谷を通過して感慨にふける。少し歩いてMTBを回収し、あとはガレを避けデブリを登り時には豪快にMTBライド!
疲れたが執念んでつかんだ山頂の光景に満足してゲートを越えた・・・・・
2010.4.11・・・いろいろ [趣味]
2010.4.11・・・山に行ったが予定通り雨だった・・・・
これだけでリターンすることはできない・・・・
温泉と・・・・
蕎麦は押さえておこう・・・・
ついでに周辺木曽側からの中ア登山口探訪も・・・
ひなびた系温泉いただきます。朝の8時から!小坂温泉けやきの湯・・・・400円!安い・・・
当然、蕎麦もいっとく!?
やっぱりここに・・・・5度目か・・・一番乗りでした。店主に顔も覚えられ・・・
お品書き・・・蘊蓄
これぞ待望の・・・夜明け蕎麦・・・・木曽はすべて山の中・・・・夜明け前・・・
マニアックな登山道っぽいが・・・・右へ進むとヘリポートがあったり・・・
御無事で?!?!?!?!
スキーはなくても楽しめる半日でした。このときは快晴だったりする・・・・
お初の焼山北面・・絶体絶命のski-descent [山スキー]
さて、初めて焼山に行った。北面台地として有名で、山スキーの聖地とさえいわれているのだが・・・高気圧が張り出す絶好の日曜日、深夜発で必ず山頂を踏んで帰るという決意での臨んだ。結果は・・・9時間近くの登りで山頂、滑走時間2時間。しかし、その中身は・・・・・登りはクラストした上部斜面にてこずりながらも、なんとかトップで山頂をゲットしたが、滑走は大問題でした。決して大きな声で言えない滑落遭難一歩手前の絶体絶命の状況・・・(そういえば朝から県警ヘリが偵察しまくってたな・・・)ウインドクラスと激しいモナカの焼山山頂から東面に向かって深く考えずに?エントリー。その回り込んだ正面壁・・・
噴気孔直下の大斜面を硫黄のにおいから逃げるように滑走。すでにこの緩斜面(25度)でもかなり危険なクラスト、微妙なエッジコントロールで高度を下げるが・・・どんどん下降したその先は、完全にサンレイクラストとウインドクラスとが入り乱れて恐怖の45度斜面。どこにも逃げ場はない。草付きと枝の飛び出した斜面がオアシスに見える・・・だましだまし、ごまかしてエッジに命を託し、標高差300mのエッジングコントロールだけでの危ういski-descent.
最後に出た斜面は・・・・完璧な崖。斜度・・推定不能。二号雪渓に匹敵する50度以上。手をのばすとすぐそこには硬い雪面。・・ストックは装備したダブルセルフアレストがせめてもの強みであった・・・これだけをを手がかりにほとんどエッジ二本で斜面に張り付く。エッジが外れたら、100m以上は滑落するだろうな。岩に当ればアウト。誰かロープ垂らして~~~と叫びたい状況。でも、誰もいないよこんな場所。
もし下に吹きだまりがあるのなら、何とか止まるかも・・・ええいっ・・ままよっ・・・、死ぬ時はこんなもものかも。・・・・南無三。ヘッドカメラに遺言を唱えつつ、対岸にある草付きのブッシュめがけて氷のトラバース・・・なんとか枝をつかんで木の枝に乗った状態でキックターンもう一度対岸の草付きに向かって、微妙に高度を下げながら再びトラバース・・・スラフ雪崩も何度か落ちてきたが滑落のほうが怖くて雪崩は無視の状況(はあ~~~いかんこんなことやってちゃ・・・)
何度このトラバースを繰り返したか・・・・喉はからから、一瞬たりとも気の抜けない、ピンチの連続。最後は山頂噴気孔直下から焼山を半周するような状態で最悪のトラバースを切り抜けた・・・正直完璧な滑走ルートミス・・・・・何も知らない山域での滑走はやはりスタンダードが一番です・・・少なくとも雪が緩ければなんとかなったのですが。
登りは効率の悪い夏ルート方向へ向いてしまい、溶岩流溝横断でスキー担ぎ。その後再び硬い雪に阻まれ、担ぎ・アイゼンで岩稜帯へ。ルート見極めが悪くミックスのルンゼ登りとなる。
滑走は東面経由で正面壁から賽の河原上部へ出ようと、おおよそのルートは登りで観察していたが、予想以上の傾斜とクラスト斜面、一部55度の崖に阻まれ危機に追い込まれる。
結果は・・・生きて下山できました状態。非お勧めルート・・・雪が緩んでいればそれなりには降りれるでしょうが確率は低いでしょう。登攀具無しでは危険ルートです。一か八か的山行になってしまったのは大いに反省。雪が付いていなかったら進退窮まった可能性ありです。現場では意外に冷静に行動は出来き、スキーでクライムダウンでき、改めてスキーの持つ潜在能力に感動もしました。ロープ無しのアイゼンでの下降はきっと無理だっただろうと思います。
いわゆるClimb and Descentといったルートになってしまった。
焼山でヤケになって、焼かれちゃわなくて善かった・・・なんておやじギャグにもなりゃしません。
No.2 とうとう崖に捕まった危機迫る状況を脱出できるか、南無三・
No.3 ~そして危機からの解放・・・
笹倉温泉にて生きていることを実感し、ご褒美?に糸魚川で再び寿司を食らう・・・・・
そのほかは一般ルートで楽しい山行でしたが・・・・・
深夜3時30分に出発。月を見ながらこのときはルンルン
モルゲンロートも最高です
先頭で引っ張りました
山頂もクラストのがれ場を4級の登りをしてしまった・・・これもすでにルートミスだよ・・・山頂は11時50分着
素晴らしい光景
噴気孔直下で硫黄臭に巻かれて逃げまくる。息を止めてのクラスト斜面の滑走は最悪でした・・・
いよいよ4月へ [山スキー]
この冬は暖冬予測とされながらも比較的雪が良く降っていたと思う。昨日までもかなり寒い日が続いたため高所帯ではそこそこ積雪しただろう。ただし、暖冬でなかったか?と聞かれればやはり平均気温が高くとくに太平洋側と日本海側での差は激しかったように思う。東海地方では何時に無く降雪は多かったが、どかっと降って、その後は一気に気温が上がるため、根雪は少なく、極端な暖冬ではなかっただけで、やはり雪は確実に少なくなっていると思う。
それでも3月末に伊吹山が再冠雪し白くなっていたのを見るとやはりワクワクして高山での積雪によりまた少しシーズンが長くなったかな??なんてちっぽけな夢に浸ってしまうのです。
今年は今一つガッツあふれる山行が出来ていない。今一つ、気持が乗っていない、執念が足りない・・・・こういう半端な山行を繰り返すと、事故に繋がるので、再度、気合の入れなおしが必要だろう。
一昨日の伊吹山は美しい白のベールに包まれていた。
さて4月になるとMTB、ロングルート、急斜面、など様々な登山要素が含まれる山行も可能だ。