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月平均3回・・・ [山スキー]

月平均3回・・・山スキーの山行回数です。12月から5月まで6ヶ月間の山行回数15回。このうち山スキーらしい山行は10回。たった・・・?なのか、充分・・・なのか?は人それぞれだが。あとは、高速の途中で患者さんから呼び戻されたりもあったし、天候悪化や学会やその他で1回飛ぶと月2回以下。4月は連休を含めても2回だけだった。それでも遠路、関西以西から来る方からみれば贅沢かも・・・・土曜日夜発、寝ずの山行もだいぶ体に堪えるようになってきたし、ちょっと気持ちがダウンスロープかな。週休2日だとかなり楽だけど。

1回あたりの出張費?も結構高くつく。1.5-2万円はかかる。(燃費の悪い車のせいだけど・・)そして毎年1台のスキー道具もかなり財布を痛めている。(今年は勢い2台買っちゃったけど・・)家からも当然色々文句も言われてしまうし・・ちょっと節約しないといけまへん。まあ、お金はなんとかするにしても、時間の制約はかわすことが出来なかった。

ワンシーズンに満足の行く山行が1つあれば納得できるが、今シーズンは・・・?

2年越しの剱は行けたが、大きな目標の立山川登り~大脱走ルンゼ滑走~大窓下山を目指したが、準備不足などでピストンコースにしてしまったし・・・。今思うと条件が良かっただけにやや残念。でも、山頂を踏み、滑るという目標は達成できているし。

シーズン滑走日数から考えれば、少しは無理を押しても、ワンチャンスに掛ける想いは大きくなる・・・計画的な山行、周到な準備、さらに自分自身の強い思いを来季まで持ち続けることが出来るか?年々モチも下がっているような・・

 


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いつもより早い板納め [山スキー]

・・・・もう五月もあとわずか。天候は一気に梅雨の気配。大雪で始まったシーズンだったが、結局は融雪はかなり進み、かなり山スキーエリアも絞られてきたようだ。3月からシコシコやっていた学会の演題提出や症例レポートも仕上げて昨日無事提出(しただけで結果はどうだか?)もできたし、帳尻合わせは天下一品だと我ながら感心。

6月から仕事・生活・・何事にも新しい変革もあり、一旦スキーは終了となりました。しばらくは休みもなく、どこまで耐えれるか?煮詰まるか?・・・この生活に耐えれるかは自信はありませんが、あと2回は・・と思っていましたが、色々な資格試験や講習会、学会、家人の入院とか色々あり、全ての休暇は無くなったため、とりあえず『板納め』とあいなりました。課題は半分もこなせず不完全燃焼は否めませんが、今シーズンも取りあえず?無事に終えることが出来ましたことを感謝・・・。

車の中も半年間の完全フルフラットから7座席に舞い戻って、少し掃除もして、綺麗になりました。人間の乗るにふさわしい車になった気がします?

本日、新しく買ったブルーレイレコーダーと各種映画・教育ソフトも山ほど買って、日々ひきこもり生活になりそうな予感・・・買おうと思って貯めていたバイク予算も消えてしまったけど、少しは文化的な棲み家になりつつあります・・・大型薄型テレビと相まってシアター気分で引きこもり?・・・昼はワンころを連れて近所のお山で散歩でした。。少し蒸し暑くてもうすぐ梅雨だな・・・という気候でした。

 


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梅雨が来れば思い出す・・・ [山スキー]

だんだん梅雨めいた雨が多く降るようになってきた。南の島ではもう梅雨に入っているんだからそれも当然か。つい半月前まではまだまだ白の世界だった。谷を登り、雪渓を滑り、そしてリッジを登る。そこに見たものは唯一無二の白の世界だった・・・

もうしばし、この季節が続かんことを・・・

P5050069山頂へ.jpg

山頂はすぐそこ

P5050074リッジ.jpg

八ツ峰リッジ

P5050084ルンゼ.jpg

喉を抜けて・・・・

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さようなら剱

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富山県警山岳救助隊分隊長山田氏と

 


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普通に大雪渓・・普通に55度・・・ [山スキー]

白馬大雪渓に行ってきました。普通の白馬岳ピストンです。リハビリトレーニングです。剱でお世話になった地上部隊の方の山スキー練習を兼ねて普通に大雪渓でした・・・

雪は多いですが、登りはカリカリ・・・滑落要注意。下りは温度が急上昇すると上部は2日前に降った重い新雪がグサグサとなり、下部では一気に緩んで水上スキーのような湿り雪・・・突然ブレーキのかかる雪はそれなりにテクニカルでありました。

さて、この時期の白馬エリア・・・いろんな人間が集まります。知り合い、有名な人、超人な人・・・様々な人間模様もあります。

山頂で話をした、テレマーカー、スプリットボーダーたち・・・・登りも超人的に速く、ガンガンにぶっちぎられ、追っても追っても追いつけなかった。雪屁が大きく張り出した、二号雪渓は普通にまっすぐ飛びこんでエアーターン・・・すごっ・・・テレマークでもそこまでやるか。さすが白馬エリア!超人的テレマーカーはもう当然、中にはスノースクートを担ぐの人、半端じゃない滑りの人たちが大集合であった。杓子岳山頂から北東面のルンゼを攻撃的なラインで滑る人たち・・・・すごっ・・・上手い人を見ていると勉強になる1日でした。

この時期の白馬・・・相当なる人たちやそれなりの人たち大集合。あらゆるラインから滑られており、さすがは日本の山スキーの聖地である。これじゃあ来週もここに来ないといかんな・・・

2号.jpg

雪が緩めば2号雪渓も楽しい。・・でもさすがの威圧感

杓子.jpg

杓子山頂からダイレクトに・・・う~~ん来週も喉の部分は繋がっているか?拡大.jpg

雪は綺麗。落石も少なそうなライン。次週の課題かな。

 

さて山スキーももう板納めの時期が近い。来週がなんとか隙間があるが、それ以降は全て会合・講習会など仕事が立て込みもうシーズン終焉ということになるだろう。6月中旬に唯一隙間が1回あるが、雪はあるのかな・・・積雪豊富な白馬エリアでもさすがに融雪が進むだろう。富士山は・?

満足のゆくシーズンでしたか??自分に問うても課題は積み残しだらけ。。。。滑走技術の向上はほとんど前進なかったな・・・


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今週末は・・・・また千円高速を使おうか? [山スキー]

 天気予報はすぐれない・・・まあこんなめぐり合わせはしょうがないですが。週末がいつも高気圧ならいうこと無いのに。だんだんと、各種行事・予定が立て込んできてさすがに日曜日フリーという日は少なくなってくる。せめて週休2日なら嬉しいけど、環境が許してはくれない。それでも豪快な週末がおくれているだけ良しとしよう。

 人間ドックは6月がピークになる。そのあとは12月までフルスロットルの状態が続くのだが、昨今の不況でドック受診制度自体が減少しており、その半面、協会健保による生活習慣病健診が増えつつある。厚労省はこの協会健保の受診率を増やそうとして入るが、実際受診率が増えれば国家財政を圧迫するわけで、心底国民の健康のことを考えているわけではなさそうだ。とりあえず目標受診率を上げ予算削減を免れる・・・程度の考えかもしれない。毎年、さまざまな制度変更があるとそれに対応してパソコンのシステム改修をしなければならずそれだけでも膨大な設備投資が必要になる。お役所はすべて予算でまかなえ得るだろうが、民間ではそれがすべて持ち出しとなってしまうことをお役人様はわかっちゃいない。。。制度変更もほどほどにしてもらいたいこと多々あり・・・

週末どこかに天候の隙間が出来ることを今から祈っておこう・・・駄目もとで、後立方面に入る予定ではあるが・・・・・(もちろん狙っている蕎麦屋を目指すだけでも出動するつもり・・・)とはいっても、千円高速だからできるが来月?あたりから再び制度変更となり、2000円高速?になるようだ。山活動資金もかなり底を尽きてきており、ちょっと節約モードにも入らないといけない。ETC料金制度の変更にもおそらく十数億円?数百億円??の国家予算が必要なのだろう・・・無駄なこと平気で出来るお役所はいいよな・・・民間だったら何回潰れているか・・

 剱岳下山路:立山川滑走もありました・・・・http://www.youtube.com/watch?v=VUVnt_PSAQc


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感動はプライスレス・・・ [山スキー]

色々やろうとするとお金もかかります。

今シーズンは山スキー2セット買っちまった。でも、ニューモデルでは無く、新古品というやつ。僕は道具は基本的にモデル落ちバーゲン品を買うことが多い。でも、その選択には一応値段だけではないこだわりがあります。

山スキー特に残雪期のように、大きな標高差を登り、急峻なルンゼや荒れた斜面の滑走、さらに担ぐことも多く、軽さとジャンプターンの操作性、藪に捕まることもあるため、最小限の長さなどを考慮することが必要。

1セット目・・・・・ショートファットはルンゼ滑降にはどうかな?と思いながら、今シーズンはモデル落ちのAtomic Sugar Daddy 153cm を持ち込んだが、すこぶる調子が良い。軽さ優先で、高反発性、強いエッジコントロールは山では敢えて必要ない。やはり足へのストレスを減らす軽さと最低限の反発性・振動吸収性でよい。これらを考えてもシュガーは必要充分であった。立山でも雷鳥沢とか剱沢などゲレンデ系グルーミング?斜面でならそこそこ強いコアを持つスキーのほうがよいでしょうが・・、硬さや取り回しの悪さがジャンプターンが必須なルンゼでは仇になりうる。

2セット目・・・サロモンGUN164cmモデル落ち。値段は安かったけど、その他装備、ビンディング、クトー、シールも含めば合計10万円コース・・・今シーズン穂高周辺へ一回のみ持ち出したが、結局担いだだけで”訳あり下山”で終わってしまった。・・・今シーズンは、このまま、お蔵入りか。高い買い物ですが、また、いつかは使うと思います・・・・

さて、スキー以外にもお金をかけることもある。・・・・食べ物・・・たまには母の日プレゼントとしゃれこんで家族で立山の見える某所までロングドライブ+グルメツアー。噂の寿司屋さん・・・すごいこだわりと、僕自身の寿司に対する概念が崩された・・・・いわゆる”へいいらっしゃい!あがりいっちょう、何に握りましょうか?”的寿司ではなく、芸術の域まで持ち上げる努力をする寿司屋・・・であった。”美味しんぼ”の系の素晴らしい鮨であった。海原雄山がどう評価するかはわからないが、僕は一種の江戸前の究極を目指している寿司だと思った。東京銀座に行けばきっと3倍の値段になる寿司なのだろうと思う。簡単にいえば・・・・口の中に入れた瞬間ネタがぽわっと溶けシャリがほろほろと崩れネタをとり囲むように口の中で味わいが広がる、ネタとシャリの至福のハーモニーの時間が広がる・・・・とでも表現しておきましょう。その瞬間僕は山岡さんか海原雄山か栗田君になったかどうかは分かりませんが、瞬間美食家になった気分でした。ついでに氷見海岸から見える立山連峰も見せておいて山の素晴らしさを強調することも怠らず。

tateyama.jpg

 

susi1.jpg

究極のメニュー創り・・・・・

susi2.jpg

珍しいです。全てが・・・・

susi3.jpg

食べることで幸せになれる・・・・

 

でも登っても幸せになれるコアな趣味。http://www.youtube.com/user/sikisaikou#p/u/1/jQ9O-SRMQK8

さらに山頂からダイレクトに滑るともっと幸せ・・・

http://www.youtube.com/user/sikisaikou#p/u/0/1ChEM_s0m3U

剱は山の王様でした。

剱2.jpg

・・・・・・大脱走成功・・・・これで僕もスティーブマックイーンのような渋い男になれるか・・・?

剱グーグル.jpg

いずれの感動も・・・・プライスレスでした。

 


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行けるときは・・・ [山スキー]

体調がよく・時間も許し、集中力があるときは必ず登りきれ!!これが鉄則

さもないとGWは仕事でほぼ消失・・という事態に見舞われたときに、あとからかなりの後悔を強いられる。しょうがないので専門医の最後のレポートを仕上げておこう・・・

自分の執念があっても、患者さんは山行を許してはくれない。

 


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こんなことはよくあることで・・・ [山スキー]

兼ねてから入院中だった高齢男性が、2日前から突然激しいおう吐を繰り返すようになった。胃癌なのどの閉塞起点はなかったはずだし、CT上は腸閉塞でもない。ただの胃腸風邪とも思えない。それよりも問題なのはあっという間に誤嚥性肺炎を併発してしまったことだ。90歳の高齢ゆえ人工呼吸器などの処置も適当ではないし、こういうケースでは保存的治療を選択するほかない。とりあえず抗生剤最大量とガンマグロブリン、気管支拡張剤、等々を使うしかない。気管切開は今回は積極的には行いたくはない。何せ高齢ゆえ気管切開すらストレスになる。まずは頻回の吸引、酸素投与、ベストな薬剤の選択意外になすすべはない。これにて僕のGW ほぼ終了ということになるかもしれない。まあ、結果が良くても悪くても、こういった状況をスムーズにクリアー出来るかどうかが、いっぱしの医師かどうかが別れるのだろう。さて僕はスムーズにクリアーできるでしょうか??今日のGW初日も、学会の症例報告集を作りつつ、僕は自分をなげうって患者さんのために尽くしています。
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おすぷれい・・・・ [山スキー]

オスプレーの今シーズンのザックCODE38L・・・・軽量と大容量を売り物に、山スキーMLでも使用者も多い。しかしそのユーザーの多くがサイドパネルのエッジでの破れを訴えて明らかな強度不足のお品です・・・私もやはり破れました。両サイドのエッジが当たる部分と、特にこのザックはバックパネルの開口部にワイヤー線(ピアノ線?)で形状保持させておりこのワイヤーによりサイドパネルがしわ寄せする状況を作り出しエッジに押し当てている感じでした。

ロストアローに修理の依頼をし、帰ってきました・・・・

サイドパネル全体に同素材のナイロンデニールがかぶせてあり、見た目は全く分からず、厚さが2倍となりました。一応使えそうですが、同じ現象が起これば、いずれは破れるのでしょうね・・・・

ザイテル?みたいな強いけブラー繊維の当て布じゃないときっと擦り切れるのは同じでしょう。でも丁寧に修理されておりとりあえず納得です・・・・

 オスプレイ.jpg

さて、前の記事の主力三兄弟・・・・と退役TRABです。

左から、鉄腕ATOMの女には甘い?ちょい悪オヤジ、サロモン諸島のガンちゃん、イタリア退役軍人TRAB、USAの破壊者BDハボック

・・・ハボックはいよいよテレマークに?

仲間.jpg

 

そして・・・・・・・・・・・

小鍋谷経由 西穂高岳 2800m地点

凍っていました。いきなりビュンビュン音を鳴らしながらの落石もありました。肝を冷やしながら、危険な斜度と切れ落ちるリッジの向こうは崖・・・落ちればアウト。下りも核心部はアイゼン下降。こんなもんですやはり雪の穂高でした・・・・舐めてはいけません。ストックは当然ダブルセルフアレスト+アイスバイル。

笠ヶ岳グーテンモルゲン!!

笠ヶ岳.jpg

下から見たらゆるいテラス・・・と思って登りあげたらリッジだった・・・・休む場所が見当たらない。進むのみ・・・・

硬いリッジ.jpg

西穂は岩峰。サイドはばっさり切れている。慎重にアイゼンを効かせるしかない。

上部岩峰.jpg

目の前に稜線。小屋どまりの登山者が稜線を行く姿が見える。彼らも見えているだろう。頂上まで100mくらいか・・・無念の転進

西穂までわずか.jpg

こけたら滑り落ちる。早朝4時の気温-5度からようやく9度に・・・もう少し緩んでくれていたらね。


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白山東面台地 間名古谷(まなこだに)経由東面台地周回  [山スキー]


  • 【山行実施日】2010.4.18(日)
  • 【山域】白山(岐阜県側)
  • 【山名】御前峰2702m
  • 【コース】平瀬県道白山公園線ゲート~MTB6kmまで~間名古谷屈曲点からスキー歩行~間名古谷最終堰堤奥500mから右岸尾根に乗り上げ~1800m尾根上~稜線~大汝ヶ峰基部~剣が峰/御前峰鞍部~御前峰山頂~東面台地滑走~白水湖~平瀬
  • 【メンバー】操 潤  単独 
  • 【装備】操:ATOMIC Sugar Daddy153cm、Garmont、TLT
  • 【コースタイム】
  • 平瀬ゲート         02:00AM 出発
  • 間名古谷          03:15 
  • 右岸尾根付き点         05:52
  • 1891.6m三角点       08:07   
  • 稜線リッジ               08:56
  • 北弥陀ヶ原         09:37
  • お花松原付近       10:30
  • 山頂直下          12:32
  • 山頂             13:17
  • 滑走~鞍部下       13:57
  • 白水湖           14:15
  • 間名古谷          16:05
  • MTB回収          16:20
  • 平瀬ゲート         17:15
  • ブリッジ.jpg
  • いきなりブリッジでっビビる。気持ちが揺らぐ・・・
  • 倒木.jpg
  • なんと巨大な倒木・・・根っこ側を巻いた
  • 間名古林道最終.jpg
  • 間名古谷林道・・・道と雪が一体化して迷いやすい。地図を確かめて進む。最終林道の橋を別れ右岸沿いに進む。
  • 谷は広い.jpg
  • 間名古谷上部は結構広いがこの先は・・・?
  • 雪崩の通り道.jpg
  • 雪崩がいやなので右岸尾根に取りついたら、雪崩の通り道だった・・・朝の早い時間に一気に進むが、45度以上の急傾斜。きつい・・・・写真左側は最初に取りついたら崖になっていた。
  • 尾根はなだらか.jpg
  • なんとか尾根に上がると雪の平原天国への登路
  • 向こうは東面.jpg
  • 左手には白山東面と山頂が・・・あそこが今日の目標・・・まだ遠い。ぐるっと向こうまで・・
  • 大きく巻いた.jpg
  • わずかにアップダウンあり。稜線までには雪原の大横断。風が強くなってきた。
  • リッジは下を巻く.jpg
  • 稜線は強風のリッジ・・・基部に戻って下を巻く
  • 烈風の雪原.jpg
  • 北弥陀ヶ原の大雪原・・・・広大な雪原。ここで1大キジを打ったらお尻が・・・ちゃんと便袋は回収。
  • 遠い道のり.jpg
  • ここからルートミスで余計なアップダウン・・・無駄に1時間が経過。夏道通り(青線)がベターでした。強風と氷に苦しむ稜線縦走でした。
  • 山頂が見えた.jpg
  • ここまで来たらあそこまで絶対に・・・ここから山頂はアイスクライミング?
  • 山頂にて.jpg
  • 負けませんでした。体はガタガタだが、気力だけで登りあげた。
  • これが白山だ.jpg
  • そして滑走~台地上から豪快東面斜面・・・これが白山東面台地だ!!苦労に余りある大スケール。己の力で登りあげた者だけの最高のメダルだ
  • 白山地図1.jpg
  • 長いルートでした
  • 白山地図8.jpg
  • グーグルアース規模のスケールでした
  •  

    単独でどこまでできるか。久しぶりに気迫とど根性で己に打ち勝った山行だった。前日に深夜に淡々と国道156を走る名古屋金沢荘川桜:ネイチャーマラソン(250km)を走るランナーに並走しエールを送り僕も気力を猛チャージ・・・明日は高気圧デイ・・絶対登りきる気合をもらった。このランナーたちがいなかったら、ひょっとしたら途中挫折もあったのかもしれない。

    朝2番手?で出発。荒れ放題の学級崩壊林道のスノーブリッジ、側面雪崩、落石、巨大倒木を避けながらMTBで進む。3台がデポ・・・私のルートは間名古なのですかさず同じ場所にデポしてあとは足で稼ぐ。帰りは野となれ山となれ・・・

    真っ暗な間名古谷へ侵入。一回林道を外しルートミスしたが復帰し、進む。雪が多く林道も低いため林道のルートが分かりにくいが概ねまっすぐ進めばよい。

    最終堰堤から別れ、最後に橋で林道は右へ曲がる。右岸を進み、登れそうな尾根を見極め取りついたが・・・登ると崖だった!右へトラバース、今度は上部から雪崩の通った跡。急傾斜だが今なら大丈夫。つぼ足で食らいつく。最後は60度のクレバス付き斜面をうまくかわしなだらかな尾根へ。あとは1800-2000m付近を左に白山本峰を見ながらスノーハイク! 一旦登って少し下り広大なカール上地形を大きく巻く。そいて鞍部へ・・・稜線はやや厳しいリッジ。風も出てきて無理はできない。50m下って基部を巻く。適当なところで稜線に抜けた。北弥陀ヶ原・・・さえぎる物のない広大な大雪原。風も半端じゃないが、雪面はハードクラスト。ここで緊張のあまり大キジ・・・便袋を飛ばされないように・・・ボットン!便は回収ザックへ。これで今日の運はついたぜ!さあ進もう。

    ところが意外にアップダウンあり。アイゼンをきしませ進む。稜線に抜けたり降りたり・・・夏道を外したらいきなり崖・・・もう一度戻って50m下降。雪原を横断するように大汝ヶ峰の基部方向へ。ここからがカチカチアイスで緊張。脹脛が攣りだした・・・ゆっくり深呼吸をしながら根性を入れる。一歩一歩進むのみ。今戻っても条件は同じならば、進むのが安全。翠ヶ池付近を横断し最後の山頂への氷の斜面約35度。滑ったらきっと生きては帰られない、ハードアイス。アイゼンに全神経を集中。一歩一歩、刃を食いこます。攣りそうな足にアミノ酸が循環することを祈るのみ。そして山頂に抜けた。平瀬から11時間以上がたっていた・・・時間がこんなにも過ぎているとは思わなかった。でもとりあえず山頂記念ショット。

    さあ、太陽が隠れつつある天候・・さっさと降りよう。・・・・続く

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    学会の演題提出もなんとか終わったので、白山の続きを・・・・・・

    さて、困難の末にたどり着いた2702M御前峰山頂。周囲は人っ子一人無く、数名のアイゼンの歯の跡だけが、雪面に残されていた。さすがに2時にもなると高所では日が陰り寒い。とにかく風が冷たく真冬の気象。適当に記念写真を撮り証拠とし、そそくさと降りる。今日は登攀に全力を傾けたため、山頂ピークスキーにはそんなに拘っていない。白山山頂からは何度も滑っているし。アイゼンで安全地帯までクライムダウンし岩棚でスキーに切り替えた。少しスキーで雪面を切ってみると、アイゼンよりしっかり食い込み先ほどよりが全安心感がある。やはり腐っても山スキー・・・下手なアイゼン歩行よりも下りに関しては安心感が高い。何も考えずに滑りこみ、モナカ雪の状況を確かめながら、ゆっくりとターンを切る。さすがに今日は疲労の色が濃くガッツリした滑走はできない。怪我の無いよう安全滑走を心がける。転法輪谷上部でトラバースに入り台地上へ。その時かなり下から一人のスキー登攀者がやってきた。僕より遅くにここに来るとは彼もなかなか、しぶといヤマやだ・・・少し声をかけ別れる。さてあとは先行シュプールをかわしながらターンを描き降りてゆく。モナカで疲れるが、これも山スキー。ときどき思いっきりひっかかり、コントロール不能になりかけながらもガンバで降りる。徐々にザラメ状になり少しは楽させてもらう。台地下部はそれこそ春のざらめ雪で気持ち良い。

    登りの11時間越えがうそのように1時間半弱で末端のガレに到着し、東面台地を後にする。ここからもまだまだ歩きの試練。雪はあるがそんないは滑らないしすぐに登りになったり切れたり・・・すかさずザックにスキーをつけてあとはただひたすら・・・・歩き。深夜に潜り込んだ間名子谷を通過して感慨にふける。少し歩いてMTBを回収し、あとはガレを避けデブリを登り時には豪快にMTBライド!

    疲れたが執念んでつかんだ山頂の光景に満足してゲートを越えた・・・・・

    滑走は・・・やっぱり動画!!

    MTBライドもあるでよ~~

     


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