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お初の焼山北面・・絶体絶命のski-descent [山スキー]

さて、初めて焼山に行った。北面台地として有名で、山スキーの聖地とさえいわれているのだが・・・高気圧が張り出す絶好の日曜日、深夜発で必ず山頂を踏んで帰るという決意での臨んだ。結果は・・・9時間近くの登りで山頂、滑走時間2時間。しかし、その中身は・・・・・登りはクラストした上部斜面にてこずりながらも、なんとかトップで山頂をゲットしたが、滑走は大問題でした。決して大きな声で言えない滑落遭難一歩手前の絶体絶命の状況・・・(そういえば朝から県警ヘリが偵察しまくってたな・・・)ウインドクラスと激しいモナカの焼山山頂から東面に向かって深く考えずに?エントリー。その回り込んだ正面壁・・・

噴気孔直下の大斜面を硫黄のにおいから逃げるように滑走。すでにこの緩斜面(25度)でもかなり危険なクラスト、微妙なエッジコントロールで高度を下げるが・・・どんどん下降したその先は、完全にサンレイクラストとウインドクラスとが入り乱れて恐怖の45度斜面。どこにも逃げ場はない。草付きと枝の飛び出した斜面がオアシスに見える・・・だましだまし、ごまかしてエッジに命を託し、標高差300mのエッジングコントロールだけでの危ういski-descent.

最後に出た斜面は・・・・完璧な崖。斜度・・推定不能。二号雪渓に匹敵する50度以上。手をのばすとすぐそこには硬い雪面。・・ストックは装備したダブルセルフアレストがせめてもの強みであった・・・これだけをを手がかりにほとんどエッジ二本で斜面に張り付く。エッジが外れたら、100m以上は滑落するだろうな。岩に当ればアウト。誰かロープ垂らして~~~と叫びたい状況。でも、誰もいないよこんな場所。

もし下に吹きだまりがあるのなら、何とか止まるかも・・・ええいっ・・ままよっ・・・、死ぬ時はこんなもものかも。・・・・南無三。ヘッドカメラに遺言を唱えつつ、対岸にある草付きのブッシュめがけて氷のトラバース・・・なんとか枝をつかんで木の枝に乗った状態でキックターンもう一度対岸の草付きに向かって、微妙に高度を下げながら再びトラバース・・・スラフ雪崩も何度か落ちてきたが滑落のほうが怖くて雪崩は無視の状況(はあ~~~いかんこんなことやってちゃ・・・)

何度このトラバースを繰り返したか・・・・喉はからから、一瞬たりとも気の抜けない、ピンチの連続。最後は山頂噴気孔直下から焼山を半周するような状態で最悪のトラバースを切り抜けた・・・正直完璧な滑走ルートミス・・・・・何も知らない山域での滑走はやはりスタンダードが一番です・・・少なくとも雪が緩ければなんとかなったのですが。

  • 【山行実施日】2010.4.4(日)
  • 【山域】妙高~頸城山塊
  • 【山名】焼山
  • 【コース笹倉温泉~アマナ平~北面台地ルート~夏道側へ巻きルート(一部4級の崖)~前衛ニセピーク~山頂~東面滑走~正面壁~賽の河原上部トラバース~北面台地上部~アマナ平~笹倉温泉
  • 【メンバー】操 、三木(2200mで下山)
  • 【装備】操:ATOMIC Sugar Daddy153cm、Garmont、TLT
  •     三木:K2 GOT BACK  Garmont TLT
  • 【コースタイム】
  • 笹倉温泉            3:30AM
  • アマナ平           5:45
  • 2000m地点              6:51
  • 2200m                 8:09   
  • 2400m山頂              11:56
  • 滑走開始          12:15
  • 北面台地合流       13:09
  • 笹倉温泉          14:00
  • 正面.jpg

    登りは効率の悪い夏ルート方向へ向いてしまい、溶岩流溝横断でスキー担ぎ。その後再び硬い雪に阻まれ、担ぎ・アイゼンで岩稜帯へ。ルート見極めが悪くミックスのルンゼ登りとなる。

    滑走は東面経由で正面壁から賽の河原上部へ出ようと、おおよそのルートは登りで観察していたが、予想以上の傾斜とクラスト斜面、一部55度の崖に阻まれ危機に追い込まれる。

    結果は・・・生きて下山できました状態。非お勧めルート・・・雪が緩んでいればそれなりには降りれるでしょうが確率は低いでしょう。登攀具無しでは危険ルートです。一か八か的山行になってしまったのは大いに反省。雪が付いていなかったら進退窮まった可能性ありです。現場では意外に冷静に行動は出来き、スキーでクライムダウンでき、改めてスキーの持つ潜在能力に感動もしました。ロープ無しのアイゼンでの下降はきっと無理だっただろうと思います。

    いわゆるClimb and Descentといったルートになってしまった。

    焼山でヤケになって、焼かれちゃわなくて善かった・・・なんておやじギャグにもなりゃしません。

    焼山地図2.jpg

    No1. 山頂からの東面~正面壁へクラスト面の滑走動画・・

    No.2 とうとう崖に捕まった危機迫る状況を脱出できるか、南無三・

    No.3 ~そして危機からの解放・・・

    笹倉温泉にて生きていることを実感し、ご褒美?に糸魚川で再び寿司を食らう・・・・・

    そのほかは一般ルートで楽しい山行でしたが・・・・・

    焼山月.jpg

    深夜3時30分に出発。月を見ながらこのときはルンルン

    モルゲン.jpg

    モルゲンロートも最高です

    登り.jpg

    先頭で引っ張りました

    山頂に手.jpg

    山頂もクラストのがれ場を4級の登りをしてしまった・・・これもすでにルートミスだよ・・・山頂は11時50分着

    山頂より.jpg

    素晴らしい光景

    噴気孔直下.jpg

    噴気孔直下で硫黄臭に巻かれて逃げまくる。息を止めてのクラスト斜面の滑走は最悪でした・・・

    焼山地図1.jpg

    2010.4.4焼山標高.jpg

     


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    いよいよ4月へ [山スキー]

    この冬は暖冬予測とされながらも比較的雪が良く降っていたと思う。昨日までもかなり寒い日が続いたため高所帯ではそこそこ積雪しただろう。ただし、暖冬でなかったか?と聞かれればやはり平均気温が高くとくに太平洋側と日本海側での差は激しかったように思う。東海地方では何時に無く降雪は多かったが、どかっと降って、その後は一気に気温が上がるため、根雪は少なく、極端な暖冬ではなかっただけで、やはり雪は確実に少なくなっていると思う。

    それでも3月末に伊吹山が再冠雪し白くなっていたのを見るとやはりワクワクして高山での積雪によりまた少しシーズンが長くなったかな??なんてちっぽけな夢に浸ってしまうのです。

    今年は今一つガッツあふれる山行が出来ていない。今一つ、気持が乗っていない、執念が足りない・・・・こういう半端な山行を繰り返すと、事故に繋がるので、再度、気合の入れなおしが必要だろう。

    一昨日の伊吹山は美しい白のベールに包まれていた。

    IMG_0096.jpg

    さて4月になるとMTB、ロングルート、急斜面、など様々な登山要素が含まれる山行も可能だ。


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    雪がありそうで無いエリア・・・ [山スキー]

    常念岳・・・・山スキールートとしてはおそらくは・・・とはわかちゃいたが、どこまで行けるか?

    まずは、深夜3時30分に、一の谷夏道登山道はゲートで登山口5km手前で車はシャットアウトされ徒歩で出発。真っ暗の中重荷歩行は正直面白くもなんともない。舗装林道の雪も中途半端で歩き2/3、シール1/3から始まった。補導小屋とトイレの建つ一の谷登山口は4時30分ごろ通過。ここから雪付き不十分な岩ゴロだらけの夏道を進んで藪に絡まれながら進む。帰りが思いやられると・・・そのまま、とにかく高みを目指す。3時間で藪地帯を抜け、今度はガチガチの雪でいたるところに穴の開いた、落とし穴の沢床帯、さらに進むとデブリ帯、傾斜こそないがもう何でもありの困難ルート。最後の山頂へのアプローチは前常念直下から派生する尾根に取りつき一気に高度を上げ2000mを超えるとようやく疎林帯となり普通の山スキールートっぽくはなってきたが、時間はどんどん経過しかも空はさらに白くなって、視界はどんどんなくなる。上部は傾斜40度の硬雪、2400mにスキーはデポしてとにかく先へ進む。2600m付近でアイスバーンとなり、蹴りこんで前歯立ちとなってきた。10時30分、出発からすでに7時間近くかかっている。山頂まで残り300m近く。時間にして1.5時間。下りの藪漕ぎを考えると、、もう潮時か・・・悔しい気持と悲しい気持、もっと進みたい気持ち悲喜交々。

    常念デブリ.jpg

    常念.jpg

    スリップ事故は避けたい・・・諦めて2600m撤退。直後の下りも硬い雪で厳しい下降、デポ地でスキーを履いてもまともには滑れず。ひたすら修行。しかし、未知のルートのスキーは楽しい。ここをワンデイ周回する方たちはすごいと思った。並みのルートではないだろう。山スキーに適しているとは思わないが・・・・という言葉は十分納得できたが。なんでも挑戦することが大切だろう。しかし雪がなければ山スキーは出来ぬ・・・・なかなか厳しい1日であった。

    横津岳方面.jpg

    無情の常念岳下山・・・2600m硬い急斜面に負けて撤退

    • 【山行実施日】2010.3.28(日)
    • 【山域】常念山脈
    • 【山名】常念岳
    • 【コース】、一の谷登山口手前林道ゲート~5km~登山口補導小屋~夏道登山道~2000m地点常念直登尾根~2600m地点まで往路滑走
    • 【メンバー】篠崎、操
    • 【装備】操:サロモンX-Wing162cm、ガルモント、ディアミールフリーライド
    •     篠崎 :Pontoon、Scarpa
    • 【コースタイム】
    • 一の谷登山口手前林道ゲート3:30AM
    • 登山口補導小屋        4:55
    • 2000m直登尾根取付き点  8:10
    • 2400スキーデポ地点     9:20   
    • 2600m地点                   10:30
    • 駐車地              13:55
    • 常念地図.jpg
    • 2010.3.28常念岳標高.jpg

     


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    2010.3.23(火) 雨飾山 p2  [山スキー]

    • 2010.3.22(日)
    • 【山域】:頸城山塊
    • 【山名】雨飾山P2 1838m
    • 【メンバー】操 潤 単独
    • 【装備】Pontoon
    • 【コース】小谷温泉山田旅館前~夏道ルート~1035Mポイント林道合流~南尾根~p2:1838M
    • 【山行タイム】 行動時間:5時間50分
    • 04:40 850M駐車地(小谷温泉手前のトンネル出口)
    • 05:40 1035Mポイント林道合流
    • 07:20 1480M南尾根稜線コル 
    • 08:30 雨飾山P2
    • 08:50 滑走開始
    • 09:20 小滝クライムダウン~大海川~林道クロスカントリー
    • 10:30 駐車地 
    • 雨飾地図.jpg
    • 2010.3.23雨飾山.jpg

    昨日22日(月)は最高の天気と最高の雪質を当てて、唐松沢Dルンゼ滑走を堪能。同行メンバーと別れて、僕は1日休みをずらし、本日火曜日に単独で初めての雨飾山を目指す。グリーシーズンずら登ったことがないので(秋に周辺の林道走行で訪れたことはありますが・・)なかなか地形が把握できていないがなんとかなるだろう。

    夜中に周辺駐車地を探すがなかなか適地なくわずかな除雪雪捨て場に路駐気味で駐車。今日は夕方には仕事に戻りたいので午前限定で帰還予定。駐車地探しなので、ちょっと出遅れて、4:45発。

    除雪は山田旅館前で終了。かなり多くのトレースに助けられ(惑わされ???)夏道ルートに進んでしまう。スキートレースだけでなくシューのトレース、滑走後のトレースも混在し、鏡池方面へのルートだったか?とりあえずノーマルな林道コースに合流するため50M下って、林道方面へ合流。丁度地図上大きな林道カーブ終点で合流した。

    ここからは硬い雪をガンガンクロスカントリー。中途半端な歩きにくい固まったトレースになっていた。南尾根取りつき点まではしっかりトレースで迷うことはない。少し急な尾根をつめてゆく。多少のアップダウンを超えて、コルらしきところでようやくP2が見えた。天候は荒れてきた。風が強く、粉雪舞う、いかにもさびしげな景色。視界は良好であったためガンガン進む。ガチガチ斜面でクトーで登る。

    出発から迷いながらも、約3時間45分で山頂。寒い中しばらく周辺散策。荒菅沢方向に降りようか迷って覗きこむが、側壁の雪を拾ってのスキーは楽しくないし下がどうなっているか見えないので、止め!素直に直下の南東の沢を下りる。ガリガリ、モコモコ、強烈モナカに疲れながら、滑走。林道は黄砂のせいか全く滑らずクロスカントリー・・・最後の林道は、除雪が始まってしまい、除雪ショベルの下を、頭を下げて通過、雪の壁が出来て降り口に迷い、最後は担ぎで歩き。10:41に駐車地へ。

    その後は風呂も入らずに、ひたすら帰宅・・・・オット待てよ!糸魚川来たからには寿司でしょ!!あの店へ電話を入れて、営業中を確認して飛ばす。3回目の訪問だが威勢の良い大将は顔を覚えていてくれて、地のものをふんだんに盛り込んだ、豪華ちらし寿司を振る舞ってくれた。もちろんカリスマお勧めの店です。

     ちなみに前日22日は白馬でいつも食べようと思いながら、営業時間にマッチせず、食いそびれていた蕎麦:膳さんへ行ってきた。もりを注文。二八の適度な歯ごたえ、つるつる感の美味しいお蕎麦。つけ汁のかえしも強すぎず、鰹も出すぎずさっぱりいただける、江戸前系(?)蕎麦でした。十割もあるのですがお昼で、10枚?限定だそうで・・・・http://zen.artbi.net/

    豪華なお寿司に大満足して、12時30分出発。正規料金高速(!)をかっ飛ばし、夕方4時岐阜着。簡単にシャワーだけ浴びて、職場へ。レントゲン読影やら、回診やら済まして、8時に自宅着。計画通りパーフェクトな1日でした。

    山に登って、剣をみながら、パウダースキーして、温泉入って、蕎麦食って!!さらに泊まって(車中泊だけどね・・・)また登り、滑って・・・最後は極上の寿司で〆!!こんな贅沢を独占してしまって、もう、最高です。だから、山スキーはやめられない!!

    やたら、独り言の多い動画はこちら・・・


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    D#ルンゼ・・・いっとく?(唐松岳 ピークスキー) [山スキー]

    もう我慢できない!!

    2週間風邪で咳き込み、次の日曜日に医師会会合・・・さらに専門医報告書作成・・・このまま山スキー無しの3月送ることは我慢できん・・・

    では取り敢えず

    3月22日、唐松岳Dルンゼ・・いっとく!?(予定はCルンゼだったけど唐松山頂から下降ルートは氷壁!ロープないから止めとこ・・・D♯(?)ル ンゼ・・・・C~Dルンゼへの下降は一部氷壁になっており、山頂に近い一段上からドロップしましたので・・D♯です!)

    そしてなぜか連休明け23日、僕は雨飾りに居たりする・・・・一瞬、荒菅沢方向にドロップしようとしたが、さすがに崖を降りるのは躊躇・・・・・。山頂部は強風で、天候は最悪、寒し。雪は強烈モナカ・・・滑りながら山本モナのバカヤロ~~~と叫ぶ僕・・・・

    最高の天気だが、予想外の低温で尾根上はアイスバーン、滑落要注。しかしその甲斐あってか快感大滑降をゲット。

    • 2010.3.22(日)
    • 【山域】:後立山
    • 【山名】唐松岳2696m
    • 【メンバー】KOBAさん、BUNさん、僕
    • 【装備】みんなPontoon
    • 【コース】八方スキー場トップ~~唐松山頂~20m下降エントリーポイント(本来のD ルンゼへの降り口は、氷壁になっておりノーロープでは危険で却下)
    • 【山行タイム】
    • 07:45 ゴンドラ
    • 08:15 トップ
    • 08:45 八方池山荘
    • 12:05 唐松岳山頂
    • 12:15 エントリーポイント
    • 15:00 二股
    • 15:30 八方ベース

    今回、僕はCルンゼを目指して唐松へ遠征することとしたが、ちょうど同日、TOP GUN KOBAさんと、ロードバイカーBunさんがDルンゼに行くというのでならば・・・・とご一緒。二股に1台車をデポ、朝始発ゴンドラでゲレンデトップへ・・・グラードクワッドは動いておらず、先頭でシール歩行。後続はすべてガラガラ沢方面か、無名沢方面へドロップか・・・山頂はこの日僕らだけ・・・上部稜線は強風、クラスト・・・KOBAさん最後までスキークランポンで登りあげる!!僕はあっさりアイゼン。さすが空自F-15乗り・・・恐怖感がないのか!!あとでよく聞くと・・・アイゼン忘れた!!と・・・えっ・・・・(-_-;)。さて山頂から少し下降・・・ここで、Dルンゼへの降り口が氷化斜面でとてもロープがないと危険・・・少し上に戻ると山頂直下からDルンゼに流れる格好の斜面がある。じゃあここから・・・ということでD#(?)ルンゼで準備。斜度は40度ちょっとで30cmのパウダー。恐怖感ゼロ。ジャンプテスト、全く雪のずれは起きず。ほぼ安全なコンディション。Bunさんからエントリー、続いてKOBAさん・・・・この二人最近名コンビ。飛ばしや本領発揮!!F-15ファイターはスピード狂か?いきなり直カリで降りてゆく・・・・あっという間に300mダウン。最高パウダーを当てられるとはラッキー。滑走ライン・サイドからの雪崩もゼロ。尾根は凍っていたが、谷筋はしっかりしまっており完璧。

    どんどん下ってあっという間に南滝。しっかり埋まっておりました。二股までエッチらほっちら汗をかいて終了。Cルンゼはお預けになったけど、今日ならばっちりのコンディションだっただろう。3月下旬に最高のパウダーを独占できて、まさに、快楽の1日・・・・・。

    1か月ぶりの山・山スキーとなったがやはり山は素晴らしい! ただしだいぶ体には堪えました。1か月は結構なブランクですね~~。へたれな僕でした・・・・・しかし、これで、残りの宿題もシコシコはかどる??だろう。

    KOBAさんは北海道・シーハイル・空自で鍛えられた、スピード感が凄い。競技系の滑りでさすがの一言。BUNさんもKOBAさんに鍛えられて、素晴らしいパウダーショット!最近は自転車予算を全部山に突っ込んでいるのでは・・・滑走重視の完璧山スキーの1日でした。

    翌日は臨時休暇で少し離れた、雨飾山へ、単独で・・・・・夕方の仕事までには帰えるように暗闇スタートで・・・Dルンゼ パウダー滑降動画へgo!!


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    週間天気予報・・・ [山スキー]

    このところ確実に週末低気圧で今シーズン初めの雪ゆきユキ・・・のビッグシーズンかと思いきや結局例年通りの暖冬寡雪のシーズンに逆戻りだ。これではGWまでに雪が消えちゃうよ・・・と嘆きも漏れてしまう・・・少なくともDeepなPowderに巡り合えることはまずないだろうからここはきっぱり諦めて、たった今2本の新雪用スキーをチューンナップに出してしまった。ついでに適当なスキー板でも残っていないかと物色してみたが、量販店では山で使えそうな板なんてほとんどない。

    さきほど、夜の天気予報を見ていると水曜日は日本海側で広範囲な雪になるそうだ。もう一度山に雪が戻ってくれれば少しでも残雪期の可能性が増えてくる。とにかくもう少し雪が降ってよ・・・と祈るばかりだ。

    さて日曜がだめなら最終兵器の火曜日を使ってやろうかと思ったが、週間天気予報では火曜・水曜山は大荒れ・・・なんて悲しい予報が流れてしまっている・・・・たまには大きく外れて快晴の山に僕をいざなってください・・・・土砂降りの中スキーを車に積み込んで出発する時ほど、虚しいことはありません・・・・


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    “・・・たい”の三たて [山スキー]

    乗鞍烏帽子岳・・・氷の稜線に恐れをなし敗退(・・・たい)、アルパインな山なのにすぐ横には乗鞍スカイラインが走っているのは意欲を失わせる最大の要因でもある。観光道路の沿線の山だったのだ・・・・・根性無しを自覚。もう少し先に進むべき道もあったがいずれにしてもスキーをする状況ではなかった。出発時間を深夜発にしないと帰りがタイト。滑走も最悪・・・氷の斜面に滑落死の恐怖を味わう。そのあとは歩荷トレーニングと割り切ったが、それでも得も言われぬ疲労が・・・。

    ここ最近ずっと背中が痛い(・・・たい)CTでは異常はなかったが・・・肋骨疲労骨折か。そして今日はモナカでスキーエッジが跳ね返って足をヒットし負傷・・・これも痛い(・・・たい)

    大渋滞(・・・たい)悪名高い東海北陸道2-3月のスキー渋滞・・・・もう勘弁してよ。荘川からいきなり平均時速2km/hrほとんど停止の世界・・・1000円じゃなきゃ、絶対のらない。6時間の延々の岐路渋滞。SAに入ったら本線渋滞でSAから出れず・・・・ひたすら疲労と闘いながらノロノロ運転・・・ラッセル以上に疲れる毎度毎度の恒例行事・太平洋側(ベルト地帯・・つかわね~よこんな言葉!今は太平洋側シャッタータウン?)に住んでいるのと引き換え・・・・と割り切るしかないのか。夜の予定すべてキャンセル。家人から白い目で見られ、山自粛命令が下るが・・・

    しかし・・・・

     


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    栂池~横前倉ルートはなかなか玄人向きなラインです! [山スキー]

    迷うポイント1・・・・・唐松沢をどこまで滑るか? 1750m沢が急激に狭くなった地点で止めるか、水が出ていなければさらに進んで広くなったところで風吹方面に直接登りあげることができると思うのだが・・・我々は早めに登り返した。滝が出たら厄介なので・・・

    唐松沢周辺地図.jpg

    私はこの周辺は夏にも来たことが無いので山の形も分からず、大池手前でリングワンデリングしている・・・遠巻きには岩菅山も横前倉も風吹岳も形が区別できない…アカンダナタイプの火山樹林の山なので似ている・・・・(僕だけでしょうか?わからないのは)常にコンパスを出さないといけないと再確認・・・・・

    フスブリ山を経由するか?・・・・しない方が早いが、しておくとルートの全体像が見渡せるメリットはある。

    風吹岳を経由するか?・・・・しない方が早い。というかあまりぱっとしない展望の山。名前はロマンティックなのにね・・・

    風吹~横前倉間の狭い稜線は通過不可。左に大きく巻きましょう。山荘方面からは時間がかかるし、斜度がきつくなるだろう。やはり夏道に近い方を選択するのがよいでしょう。

     横前倉地図2.jpg

    横前倉山から滑走は急です。40度くらい。上部にクレバスあり。東北東方面に下ってゆきましょう。ジャンプテストはしましたが地形から想像すると雪崩の巣ですね・・・五感をすべて全開にして、とにかく急いで逃げ切りを図りましたが・・背後からの威圧感は感じながらの滑走です。通過時刻が4:30-5:00PMだったのが幸いしたのか、20cmくらいの浅めのシルキーパウダーを味わいつつも、雪は安定していました。

    横前倉地図.jpg

    行動概要本文は・・・・http://korinaiojin.blog.so-net.ne.jp/2010-02-16


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    2010.2.14(日)栂池~天狗原~唐松沢~フスブリ山~風吹山~横前倉山~来馬温泉 [山スキー]

    2010.2.14(日)栂池~天狗原~唐松沢~フスブリ山1944.3m~風吹岳1888m~横前倉山1907m~来馬温泉のクラシックツアーを実施しました。シーハイルルートとして横前倉山北東面を紹介されておりましたが、噂にたがわず素晴らしい大斜面で、かつ、急。滑りごたえのあるフィナーレのルートでした。ただし雪の状態では雪崩に要注意な斜度です。今回は、ゴンドラの始発時刻間違い、時間配分、ルート選択など最後は林道ヘッドライト滑走となってしまい、かなり時間的にはタイトでしたがコースとしては飛騨・奥美濃にはない長大・広大・ロング・急・シルキーパウダー…何でもありの最上級ルートでした。

    【山域】後立山

    【場所】栂池~フスブリ山~風吹岳~横前倉山~来馬温泉

    【日時】2010214(日)

    【コース】栂池~フスブリ山~風吹岳~横前倉山~来馬温泉

    【メンバー】操 Mさんの2

    【装備】操:K2 Pontoon、ガルモント、TLT Comfort

        Mさん:K2 GOTBACK、ガルモント、TLT Speed

    【天気】晴れ~うす曇り

    【累積標高差】1400-1500

    【水平移動距離】17-18

    【行動時間】約9時間30

     

    • 09:00 ゴンドラ乗車(関東のハイジさんだるふぉさんかっきーさん、もう一人の方・・4名に出会う)
    • 09:15 栂の森出発
    • 11:17 天狗原~滑走開始
    • 12:16 唐松沢1750m登り返し地点
    • 13.25 フスブリ山1944.3m山頂
    • 13:54 風吹山荘通過
    • 14:15 風吹岳1888m
    • 15:23 横前倉山1907m
    • 16:40 横前倉山北:滑走開始
    • 17:18 登山道狭路尾根通過(クエセ沢~石楠花沢間の細尾根)
    • 17:54 林道登り返し地点 日没サンセット! ヘッドライト歩行
    • 18:30 来馬温泉上部林道ショートカット斜面暗闇滑走 通過
    • 19:20 来馬温泉上部除雪終了点駐車地点着

    2010.2.14横前倉山 013.jpg

    上部ロープウェイの運休は甘かった・・・天狗原まではスタンダードに・・・同行Mさん体調不良勃発。進むか戻るか・・・・

    2010.2.14横前倉山 015.jpg

    なんとか風の強い、天狗原から唐松沢源頭に向けて滑りこみ風をやり過ごす。エスケープは山の神ルートか北野ルートしかない・・・どうしますか行きますか・・・Mさん

    2010.2.14横前倉山 019.jpg

    気分良く唐松沢1750m付近まで滑りこんでここでシールでフスブリ山へ登り返し。風もなく穏やかで暑くなってきた。しかし雪は最上級のシルキーパウダー・・・・極楽

    2010.2.14横前倉山 027.jpg

    フスブリ山1944.3mは広大な平原・・・白馬乗鞍が大きい。風はないがややガスが多くなり始める。午後は西から低気圧接近の予報。

    2010.2.14横前倉山 033.jpg

    フスブリ山から緩斜面を風吹天狗原~風吹山荘に向けてクロスカントリー。この後なぜかリングワンダリングして30分のロス。こういうロスが後々効いてくるのです・・・・ガスったらかなり厳しいエリア。有視界飛行は限度があるので我々は万が一に備えてGPS2台体制。携帯不可エリア(たぶん)のため無線は必携。

    2010.2.14横前倉山 039.jpg

    風吹岳山頂は何もなし・・・・名前はロマンティックだけど・・・・下部の大池のほうがきっとハイライトな場所なんだろう。

    2010.2.14横前倉山 037.jpg

    すぐ正面に横前倉山が見える。地図では真北の稜線が最短距離。約30m下って、直線ではほんの50m位・・・・目の前に見えている・・・・

    でも、ここの稜線は急傾斜の崖らしき状態。最初は無理やり突破を考えスキーを担いだが、思い直して、安易にショートカットはたぶんはまる・・・・・鉄則通り、時間がかかっても安全策を選択。結果的に最高の判断だった・・・・

    周辺は藪が厳しくとても通過できない。ルート選択に難渋し、行ったり来たり・・・結局、最初に通過した大池方向へいったん下り、少敷池を横断し、鞍部めがけて、登り返してなんとか横前倉山へ・・・・ここでかなり時間浪費。Mさんもさらに体力低下。生きて帰るなら僕は鬼にもなります…歩かんと日没サンセットビバークだぜ!!死にたいか、帰りたいか選択して!!

    Mさんはもうほとんど限界?黙ってしまって声も出なくなりました。僕はまだ動き続けられるので背負ってでも帰りますよ…(きっぱり)

    ここからは静止画はほとんどなし。ヘルメットカメラで意味不明な動画のみ・・・・・見たい人は一番下へ・・・↓

    2010.2.14横前倉山 055.jpg

    横前倉北東大斜面はうわさ通りの超A級滑走が堪能できた。僕だけは・・?Mさんはたぶん泣きの試練だけだったか・・・これを乗り越えて山岳スキーの世界へ…でしょうね。かなり暗くなり登山道狭路尾根になんとか合流。おそらく行きに車デポをデポする際にすれ違った、福井ナンバーの2名が来馬温泉側から登っており、このトレースに助けられた・・・トレースが無かったら、この薄暮の時間帯のルーファイは困難・・・遭難に限りなく近づいていたと思う。ここの地形はわかりつらい・・・この福井の方には感謝です・・・・変な感謝しとる場合ではないけど・・・・汗

    2010.2.14横前倉山 059ヘッデン.jpg

    なんとか林道に合流し途中シールの登り返しはヘッデン走行。Mさん声も出ず体力はほぼ限界か・・・しかし絶対生きて(生かして??)連れて帰るよ・・・

    2010.2.14横前倉山 063.jpg

    なんとか駐車地点着7:30

    この後、温泉を探して、右往左往。白馬まで来て,お風呂の前に、あいている店で腹ごしらえ。白馬飯店でエビチャーハンとチンジャオロースウ、五目揚げそばでささやかな生還記念。この後、栂池にデポ車回収。ぎりぎりのタイミングで栂の湯があいていて温泉ゲット・・・

    当然帰宅は仕事開始直前3時間前・・・・善いのか悪いのかMさんには極限のスキーツアーを味わわせてしまい申し訳ありませんでした。またさらに一皮むけて強い山岳スキーヤーを目指してください。

    全体のルートグレードとしては中級以上ならワンウェイ日帰り可能です。距離感もそんなには長くなく最後の林道が結構長いかといった感じです。斜度はおおむね緩斜面。横前倉上部のみ40度超。クラストなら厳しいでしょうが、今回は安定した雪質で雪崩のほとんど出ない、超快適パウダーでした。かなり高速ターンができる、大満足の滑りでした。

     

    後半横前倉山からの滑走の9分間の長い動画・・・・・見ても参考になりませんが・・・・興味のある方のみどうぞ。

    ルート地図(GPS軌跡)はこちら・・・http://korinaiojin.blog.so-net.ne.jp/2010-02-17


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    朝帰り・・・・ [山スキー]

    仕事直前3時間前・・・・自宅到着   往復700kmのロングドライブ

    栂池~天狗原~フスブリ山~風吹山~横前倉山・・・・・ひたすらラッセルの11時間連続行動

    40度超のハイスピードパウダー・・・・僕としては大満足の滑り!!

    体調が悪い中で敦賀のハイパークライマーmilletさん、最後までよく頑張りましたね・・・・

    クレバスジャンプ!!見事着地できてよかったね・・・

    遠巻きに僕は叫んでいたの聞こえましたかね・・・?

    “転んでる暇があれば、滑れ~~、日没ジ・エンドになるぜ~~・・・”

    “ここで勝手にビバークでもするつもりか~~~”

    “お~~いはよ降りてこんかい!!木にぶつかって死んでるのか~~”

    ・・・・最後はヘッドライトの尾根滑走・・・・究極の山スキーになっちゃったよ・・・ごめんなさい

    7:30PMなんとか駐車地に帰着。

    生きて帰ってなんぼですね。

    滑りこみで白馬飯店でささやかな夕食・・・・えびチャーハン、牛肉細切り炒め、五目揚げそば・・・

    滑りこみで栂の湯ゲット・・・

    高速はひたすら睡魔との闘い・・・

    2010.2.14横前倉山 059ヘッデン.jpg


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