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いよいよハイシーズン!! [お仕事!]

GWの後からはどんどんと仕事量が増大し、6月から11月までほとんど全開状態で仕事をし続けなければならない。本業は人間ドック・健康診断・外来・入院10名くらいだけどね・・・とくに人間ドックと一般検診は年間18000人位をこなし、報告書まで仕上げるには結構な人手がいる・・・人間ドックにかかわる人材だけでも30名以上だからすごい人件費にもなる・・・これにかかわる医師は3名だから一人当たりの報告書はざっと年間6000人(件)位か。もう少し余力はあるが、閑散期から繁忙期の気分の切り替えに失敗すると、この急激に忙しくなる時期は大ダメージを受けることになる。ほとんど人に給与を払うためだけに働いてるようなものでまあ実入りなんかほとんど無いに等しい。経費で生活するのがせいぜいである。山道具を買えるくらいは手元にあるのかな??さてそんな愚痴は止しておいて・・・・

この仕事ハイシーズンを乗り切るためには基礎体力とド根性が必要である。この気力は少なくとも山で養われたあきらめない気持がずいぶんと役立っており(といいように解釈しないと、山登りなんて非生産的な道楽!!??と言われてしまうこともありうるので・・)この山で培われた根性がここから役に立つのである!!さあ、明日も、厳しい一日となるであろうが、ただ淡々と毎日をこなすしかない。。。。そして、週末・・・・・うまく天候がめぐり逢ったら、富士山にでも高所訓練がてら行ってこようかなとも企んでいる・・・

人生のバイオリズムが少し狂っているのでうまく巡り合わせが来ないかもしれないが、まあ、その場合はランニングに終始するのでしょうね。そしていよいよ、山スキーを納めたら、腱損傷の手術でもしますか?代打の医者が見つかればいいのだけど・・・・・・・

本日のラン:10km/45分 :インドア・トレッドミル、終了時の体重60.7kg 体脂肪率11.6%(4月の体重65kg、体脂肪率16%)まだまだ甘いな~~この2週間はやや食べすぎで、思うように皮下脂肪コントロールができていない。。。。11月フルにはそれなりに軽量化しておかないと。。。。


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新型インフルエンザ報道に想う [お仕事!]

毎日バカの一つ覚えみたいに、”新型”インフルエンザ・・・・どこどこ高校で何人・・・海外渡航歴なし・・・まるで、新興宗教の洗脳の様に繰り返し世の中を煽ればかえって困難を招くだけなのに。。。この騒ぎが去ったあとには、風評被害を被った・・・・という地域、学校、人々、が必ず存在するはずだ。何回も今までも繰り返してきた歴史の繰り返し!!といって、逆に何も報道しなければアメリカからは日本の感染症・疾病管理はいい加減だ!と烙印を押されたこともあったり・・・とにかく、騒ぎすぎ!!としか言いようがない。そういえば1000円高速普及作戦で知らないうちに地球温暖化のネタも消えちまったよな!!

そんなもんですよ歴史なんて・・・人間そのときが楽しければその方がいいに決まってるじゃないですか!(なんて開き直ったこと書くと怒られそうなのでちょっと控えめに・・・)

この新型インフルエンザ高校生ばかりに感染しているが、これが不変の事実だとしたら、きっと、昭和世代にはやったインフルエンザの亜型(最初から所詮はH1N1のノーマルタイプ)だろう。高齢者には感染しないのは何らかのB細胞性免疫を獲得しているからだろう。もしくは、今時の高校生は、外敵に対して全く無防備な草食人間ばかりなのだろう・・・・

さてさて、こうやって、新型かどうかはよくわかりませんが様々な病気でいつ何時、命を落とすかわからないご時世・・・ニュースではまたまた、大型クレーン車が転倒とか、タンクローリーが走行中横転とか・・・どこでどうやって死んでしまうかわかりませんので、少なくとも死んでからも自分の生前の想いを伝えてもらうように、誰かに託すことが必要かな。。。などと、いらぬことまで心配する、懲りないおじんですが、やはり、病気で死ぬよりも”おまえはキット山で〇〇よ・・”と言われているので、それなりに心構えもあったりしないと・・・こんなことになるなんてっ!!”と、ありきたりのストーリーで締めくくられて何も残らないのも嫌なので、あらかじめ、こういう対策を実際に想いを口頭で伝えてしまうところが懲りない人なのです!!

新型インフルエンザで死ぬのはイヤだけど山で死ぬのはもっといやっ-・・・・なのは当然なので、とにかくしぶとく生き延びることは常々考えてはいます。

話がそれたが、厚生労働省は立場上しょうがないけど、夜のバラエティー系報道機関の皆様・・・・これ”以上=異常”に煽るのはやめてください。もう少し落ち着いて報道してください。そうでなきゃ、また、某局のように風評被害で訴えられますよ~~


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がんばれババ様!! [お仕事!]

現在入院中の80歳代ババ様2名・・・・

一人は高度リュウマチでステロイド治療中。原因不明の感染性腸炎でショック状態。1週間頑張って何とか回復傾向。DIC(詳細は省く)による出血傾向もなくなり、点滴もどんどん減量可能。今日はしっかり話もできゼリーを食べさせてみたらペロッと食べてしまったではないか!これならもう食事も可能。夜から5分粥・きざみ食開始!!これも半分くらい食べてしまった。すごい回復力!!見習わなきゃこの生命力。つまらんことでくよくよ考えるようなことはバカバカしい・・・自分に少し元気を与えてくれたババ様!!メシル酸ナファモスタット(注射用フサン50 50mg)を持続点滴していたのでいきなりカリウムが8まで上昇していた!!やばい、点滴はすべてカリウムフリーへ変更・・・・・頼むぜ心室細動おこすなよ・・・でも元気に爆睡中。テント状T波も出現していない。カリメートとハイカリRF+ラシックスでカリウムを追い出しちまおう!

もう一人のババ様・・・・・

脳梗塞後遺症の半分寝たきり・・・・高度の低アルブミン血症で体から水が漏れるという異例の事態。アルブミンの点滴補給でどんどん改善。合計アルブミン使用は15バイアル。かなり大量であるが、ふつうは保険は通りませんので・・・・・・・・家族の理解もあり、自費で診療中。

今日はあれまで頑固だった高熱も一気に引いている。やはり中心静脈栄養カテーテルの感染だったか。かなり困難な位置からのIVH穿刺だったが、やった甲斐がありました!!バイタルも安定し、ばあちゃんたちは何となくGWは遠征してきなよ!ばあちゃんたちは大丈夫だから・・・!!!と言ってくれていると、自分的には理解しているのですが[晴れ]・・・・・・・・・・

では明日・明後日でもっと元気になっておくれ!!困難状態になればなるほど燃える性格なので、毎年GW前には必ず超重症さんがいるのでもう慣れてしまいました。一回だけ穂高山頂から携帯で呼び戻されて夜を徹して帰ったことがあったがあ、あれだけは勘弁してほしい・・・・・・・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

 


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神よ更なる試練を与えなさるのか・・・ [お仕事!]

さて、GW初日の明日は・・・といっても私がいつもカレンダーどうりの休みがとれるわけではなく、患者さんの状況によっては休みがすべて消えることもしばしばである。今回はここ最近になく強烈に厳しい状況がやってきたようだ。しかもその患者さんのいずれもが80歳以上の高齢者さん。さらに、一人は寝たきり、もう一人は意識低下・・・・・

どんな状況でも放ってはおけず、今日も朝早くから戦い続けるのだ! このまま行くと私のGWは完全消滅の様相になってきたぞ!!。 後は、あす以降の患者さんと自分の頑張りにすべてがかかっており、もはや運任せとしか表現できない状態でもある。

これは神が私に与えた試練なのだと、となんとなく納得しているのだが、最近、いろんな試練が多すぎて正直、神や仏の存在なんかまったく信じてはいない、懲りないおじんなのです・・・・・

今日は、医者人生でこれほど困ったことがないくらいの状況に追い込まれた・・・他医から送られてきた意識障害の患者さんの栄養供給ルートの中心静脈血管確保をしなければならなかったが、どこの血管を刺しても全く入らず、つかった針は8セット(定価ワンセット8000円×8セット失敗・・・自腹で大損)20年間の医者人生でこんなにも入らなかったためしはなく、プライドは既にズタズタ・・・どうしようもなく途方にくれてしまった。 ふと血液検査を見ると血中アルブミン(タンパク質濃度)は極限状態の1.8mg/dl・・・見たことないよこんな数字!!!血管の中に水分を保持する力がなくなり、血管内脱水で体中のあちこちから、水が漏れてくる状況・・・低アルブミンで血管がぺったんこで、血管確保なんかできないはずだ。エコーで血管をくまなく探す…動脈が硬化性変化によってあらぬカーブを描いており、一方静脈は・・・網の目状になってしまっている。これじゃあ静脈なんか刺せないし、エコーでも血流は全く映らない・・・・こりゃ~異常な状況だわ!!。 この異常を打破するために、家族の同意を得て、保険外でアルブミンを大量投入+代用血漿で血管を拡張させて、エコーガイドで血管を穿刺・・・・首の静脈を有り得ない方向からさしてようやく静脈ラインを確保・・・・・場所からは下手すると大動脈弓をぶっ刺してアウト!にする可能性もあるが、勇気を持って・自分を信じて何とか穿刺成功。この後はアルブミンの連続投与と血栓防止の同時治療。(ふつうは混合診療は禁止ですので見習わないでね・・・) かなり高額治療になってしまいそう。一日で10万は軽く越したよな・・・今回のような、寝たきりのおばあさんでも、これだけの物品投入すれば、かなりの費用になってしまうものだ。だから、医療費削減なんてできっこないって…それどころか、この先、どんどん高齢者が増えているのだから増える一方だよ。医療費削減したけりゃ、厚生省サンよ・・・・・・寿命制限しなきゃどうにもならんよ・・・・出来るものならやってみな・・・・・

話がそれた・・・・・・・仕事の試練なんて別にどうってことはない・・・・日常生活での細かい問題の方が巨大にのしかかる試練なのだ。仕事は大義名分が成り立つからね・・・・・。この意識障害の脳こうそく後遺症のおばあちゃん、アルブミンを大量投入、循環血漿量が増加したからなのだろう、少しづつ意識レベルが向上してきたのには驚いた!!ようは、血管脱水・脳血流障害により必要以上に意識レベルが低下していたのかもしれない・・・・・もう少し血行動態を改善させればもう少しは回復しそうな気配。アルブミン1.8なんて本当に始めてみたよ・・・・

運が悪ければ私のGWは消えてしまうかもしれないけど、ここは自分のプライドをかけて頑張り続けるしかないか・・・だから、寝たきりばあちゃんたちよ、ちゃんと復活してね!!できれば5月2日までにはね!!

 


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変な言葉であいまいにしないで?! [お仕事!]

毎晩、走っていても、黄砂のせいか花粉のせいか・・・・目がしょぼついて、花はぐすんぐすん、集中できず、おまけに両下肢内側側副靱帯に痛みが走り、足もしっかり上がらない状態、筋力が全く落ちてしまっており、体重増加の負荷もかなり激しく、かなりのスロージョグに落とさざるを得ない。2kmラン300mウォークを繰り返した。

距離やペースの測定は、小型GPS(Fore athlete) で計測。なかなかのすぐれものであるが )、どこからでも人工の目に監視されているとい感覚はいかがなものでしょうか?なんとなくいつでもどこかで誰かに監視されているまさに監視社会の象徴でしょうか??



さてさて、この4月から(正式には来年度から)、婦人科検診での子宮頸部細胞診の診断基準評価基準が変更になるようだ。僕は婦人科医ではないのだが健診の世界では一応婦人科疾患も少しは理解していないといけない・・・

今までがん検診はクラス分類という表記がほとんどで、クラスI~II~・・・~Vと5段階あり、I は正常、II は軽度の炎症性細胞変化、・・・Vはガン・・であった。このクラス分類が大幅に変更され、以下のようになった。判らない人興味のない人にはどうでもいいのでパスしてね!!

細胞診結果 扁平上皮系:

[1]陰性(NILM)・・・・・・・・クラスI,IIに相当
[2]意義不明な異型扁平上皮細胞(ASC-US)・・・・・クラスII-IIIaに相当
[3]HSILを除外できない異型扁平上皮細胞(ASC-H)・・・・クラスIIIa、IIIbに相当
[4]軽度扁平上皮内病変(LSIL)・・・・クラスIIIaに相当
[5]高度扁平上皮内病変(HSIL)・・・・クラスIIIa、IIIb、IVに相当
[6]扁平上皮がん(SCC)・・・・・・クラスVに相当


要するに今まで大丈夫だろうと思われていた、軽度の異型細胞にも要精検や経過観察などの措置が広がったということ・・・・今までは日本人は子宮頚癌は少ないとされてきたが、セックスフリー化の波に乗ってどんどん頚癌は増えているし、一番の要因はパピローマウイルス(HPV)感染が頚癌の最大の原因であり、このウイルス感染の有無をチェックさせるのが狙いであるのでまあ妥当な、基準変更なのでしょう・・・・要するに[2]の判断が曲者なんだな・・・

でももう少し、わかりやすい言葉使ってよ・・・・素人にはさっぱりわからないし、僕もはっきり言って、回りくどくて、理解できません、この表現形式・・・特に意義不明な異型扁平上皮細胞な・・・ってのはないだろうよ・・・へんてこな言葉に置き換えて核心を少しずらしてごまかされて様な変な気分なんですけど。素人用にはHPVの検査を受けてね、1年に一回は検査を受けなさいよ、6ヶ月後くらいに再検査が必要ですよ・・・今までっどうり置き換えるしかなさそうである。

こんな言葉をつくるのは、産婦人科学会の診断基準選定委員のマスターベーションだなこりゃ~~~ほかの学会にも概してあるよな、回りくどい言葉・・・まるで、省庁のお偉いさんが作ったお役人仕事の象徴のような・・・そうそう、身近にあるわっ、特定健診・保健指導。なんだよ特定って・・・いまだに変に思っているんですけど


特に関係ないけど、現在の山中湖側 富士山の天候は・・・・http://www.vill.yamanakako.yamanashi.jp/zekkei/

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禁煙学会てなんぼや?? [お仕事!]

・・・・・つまり最近はやりの何でも専門医制度である!!

禁煙学会というものがある。http://www.nosmoke55.jp/
実はもっと紛らわしいものとして禁煙科学会というものまである。http://www.jascs.jp/index.html

どっちがメジャーなのだ????・・・・・・・はっきりいってどっちもマイナーであるがきっとネーミングからして前者禁煙学会が一般的な方だろうか。確かうちの大学医局の教授が評議員だったのが前者だったし、日本循環器学会も提携していた気がする。まあ、どちらもまがいものではなくれっきとした、今はやりのNPO法人の学会なのである。私は循環器内科・健診専門機関という肩書きのためこのようなヘンテコな学会に入ってしまったのだが、このマイナー学会[たらーっ(汗)]にさえも専門医試験制度があって禁煙指導レポート提出と簡単な?試験さえあるという。実はこの試験の申請締め切りが2月14日で試験が3月1日という。場所は東京・・・・は~~しょうがない受けておくか。。。と思っていたのだが、どう考えてもこのいかがわしい学会の試験を受けるのが納得できず、とうとうレポートや申請を行わなかったのだ…しかし、完全に無視したわけではなく、実は9月に北海道でこのいかがわしい学会が開催されその最終日の日曜日に試験があるというではないか!  どうせいかがわしい試験なのだからわざわざ花の東京で受けなくても、9月の気候のいい北海道で受けてやるか!! [飛行機] と思った次第である。・・・・・これがいかがわしい考えというものなのであるかな!!イッヒッヒ・・・[exclamation&question]
でも9月は強烈に忙しく、とても北海道なんて行ってられないかもしれないが、ここは思い切って、北海道家族旅行を兼ねてかみさんに点数稼ぎしつつ、百名山もきっちりゲットしておくべきではないだろうか・・・・だから・・・かみさんへ・・・このあたりはちゃんと仕事休暇取っておいてね!!オペの予定は無よ[わーい(嬉しい顔)]
ついでに後者の禁煙科学会も10月に石川県で学会を開くではないか・・・・どっちの学会も雪の季節じゃないから、いま一つなんだよな[バッド(下向き矢印)]…。これが冬の北海道なら間違いなく、スキー装備で遠征である。

これが正当な、 医師 兼 職業:山や ではないだろうか

さあて、今から9月に向けてこのヘンテコな禁煙学という本を読んで、勉強[ペン]してみようではないか[本]おっとその前に、内科学会総会・人間ドック学会はいずれも東京[新幹線]だからこれはきちっと抑えておかないとね・・・・・

学会なんてエコじゃない! [お仕事!]

年末大掃除の今日29日月曜日。当院の実際の診療はあす30日までだが、例年31日まで"薬がなくなった"とかの問い合わせで、結局31日まで仕事をしていること多々あり。スパッと仕事を切り離してしまいたいところだが、なかなか思惑通りにはゆきません・・・・・
さて大掃除で一番困るものは何か?各種事務的書類・コピー類は言うまでもないが、もっと多くの労力を要するのは、学会誌である。一般的には学会というとすごく高度で専門的な世界ですごい内容を期待するだろうが実際のところはどうなの??ある限られた実のある学会は確かにあるが、大半は学会が小分裂をおこして要らない会派が(失礼…マイナーな学会と言っておきましょう)が乱立しているのが、実際のところだ。それぞれの会派が自分の会を大きくしようと会員を集め、会費を徴収し、つまらん学会を地方都市で行い、年一回の参勤交代制度を設け(しかも平日!)まともな病院や個人病院は平日になんか簡単に休めるかよ!である。深夜の学会なら僕の得意とする時間帯だけどね・・・・・

さて、この連立無党派学会が、つまらん演題・研究論文を関係各所から集めて毎月、学会誌なるものを発行して、頼みもしないのに、それを半ば強制的に送りつけてくるのだ。最近はクロネコメール便で届くことが多いが、大半はそのまま開封されずすかさず廃品回収欄に投入されることも多い・・・かろうじて、学術集会の案内やプログラムくらいは保存しておこうと思っている程度だ。 

本日、大掃除で捨てた学会誌は約30kgにも及ぶ。その大半が一度も目を通していないものであった・・・・
岳人誌医学学会誌が並んでいたら大半の人は(山のボラーは、ですが)岳人誌を選ぶだろう。このゴミの山、恐らく私のみならず周辺医療関係者はほとんど年末に大量廃棄しているのではないか?想像すると怖くなる量で、しかもその雑誌の紙質たるやつるつるピカピカのきれいなペーパーである。これだけ電子媒体が発達してきたのなら、ここは全てPDF配信でもよいのではないでしょうか?もうこのもったいない学会誌やめてくれませんか・・・もしこの学会誌を毎月しっかり読んでいる医療関係者がいたら、その人はホントに暇で仕事がない人としか思えませんから・・・・・残念っ!(ふりーよこれは・・・)
編集して、印刷して、郵送して、捨てられて、焼却されるうちに一体どれほどの二酸化炭素が排出されるのだろうか?
いっそこれに乗じて、地球温暖化推進学会くらいつくちゃったらいかが??

エコな学会を強調して、”学会誌は一切発行郵送しません”という会派があれば私はぜひその学会に所属してみたい。きっと革新的なポリシーを持った会派か無機能な会派のどちらかに違いない・・・・・と、まあ、毎年年末に繰り広げられる大掃除の一コマなのでした。

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学会各派なんて所詮はエゴなものですから、せめてエコにならないと・・・・・

院内事務室お引越し [お仕事!]

昨年からの懸案であった、人間ドック事務系・レントゲン読影・判定の部屋をワンフロアーに集約すべく、〇〇〇万円の巨費を投じてお引越しを行った。事務系は1週間前、PC入力系を翌週、そして、医師判定用の部屋を今週移動した。まだまだ、片付いてはいないが、気分を一新し、ますます、バリバリと仕事をこなすよう頑張らないと(元を引けないよゥ~~)

さて、ここは5階に底上げしたので窓からはかろうじて伊吹山の雄姿が望める。特に夕照の伊吹山にはいつも心励まされ、時には癒され・・・・・これからもこの景色を眺めて頑張っていかねばと、新たな気持ちになるお引越しなのでした。

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厳しい厳しい8月勤務・・・ [お仕事!]

山スキーが山行のメインの自分にとって、毎年夏はオフシーズンのようなものである。それでもトレーニングの目的で深夜発ワンデイロングハイキングは行ってきたのですが、この夏は日曜日はほぼ仕事で全滅。9月に至っても今週末の連休が何とか休みになりそうな気配なのだが、その後も日曜健診がある・・・検診の需要は今のところ右肩上がりであり、不景気なご時世においてはありがたいことなのかもしれない・・・・でもなんだか、メリハリがないのがちと辛かったりする。しかし若いうちは?(決して若くもないけど、労働人口の中では中堅で若手なのだろうか?)もっと働けと!父からの檄が飛ぶ・・・さすがに我々の世代よりはきっと良く働いていたであろう父親には勝てません・・・
さてさて先日土曜日は高山の岳兄S先生に分けあって婦人科検診のピンチヒッターをお願いすることとなった。いつもお世話になっている、婦人科担当医師が突然体調不良で欠勤のためでした。何とか帳尻を合わすことができたが、医者という職業はほかの人ではつぶしがきかないものだな~と改めて感じてしまった。

何も考えずに山に行ったりしてはいますが、もしも怪我をしたり、命を落とすようなことがあったら職員を全員路頭に迷わすことにもなりかねないのでかなり考え物である・・・そういうことを考え出してしまうとやはり山から遠ざかって近場で我慢しとこ・・・・ということになってしまっているのかもしれません。

岳兄は来春長大な遠征山行を考えているようだが、となると、私は来春の冬シーズンは単独になってしまう可能性が高いわけでそれはそれで困ったものである。
さて来春の山スキーシーズンは一体何回山に入れるか今からやや微妙な気配が漂っていたりします。。。。

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なぜか高山の岳兄Sさんが、土曜日の昼下がり当院の前で歩き回っていたりする、珍しい光景なのでした!

裏腹な治療?! [お仕事!]

高齢化社会に向かうと人間はがんに侵されるか、はたまた、脳血管疾患や心臓血管疾患、そのほかは肺炎など大体ほとんどの人が罹患する病気は限られてくる。特に最近では脳梗塞予防として抗血小板剤を使った、いわゆる”血液サラサラ”治療が多用される。おかげで大きな脳梗塞はずいぶん減ってきたがラクナ梗塞と呼ばれる微小血管閉塞はよく見かける。我々も、例外にもれずバファリン・バイアスピリンと呼ばれる古典的アスピリン療法や最強の?抗血小板剤パナルジン、ワーファリン、動脈拡張系のプロスタグランディン、魚の脂でおなじみのEPA(エイコサペンタエン酸)そして最新のプラビックスなど数多くの血小板機能抑制薬で脳梗塞・心筋梗塞を抑制する治療を行う機会は多い。ところがこれを多用するとどうしても出血合併症がおこる。今日もまさにこれが起こった外来通院患者さんがやってきた。この方、永年の糖尿病により頸動脈が高度の狭窄をきたし極めて危険な状況であったため、ある程度の出血のリスクを覚悟して薬剤を続けていた。今日の朝から右手がしびれるという訴えで来院された。なんとなくしゃべりも変で、まとまりがない。どうもいつもどおり一人で車で運転してくる際に医院の前を2度も通り過ぎてしまったという・・・やはり脳血管障害だろうということで入院を勧めたが、とりあえずいったん帰宅するという。しかしその後夕方にやはりもう一度そっち得行くと電話があり再診された。脳MRI検査をしてそのまま入院となったが、私が外来を終えて病棟へ行きそのMIRをみて・・・・脳梗塞どころか慢性硬膜下血腫であった。症状を照らし合わせれば典型的で、徐々に進行する脳の表面の出血がじわじわと脳を圧迫するためぼけ症状や歩行障害・尿失禁などの症状から徐々に進行するのである。まさにこれ・・・しかしこの方の出血はややたちが悪くふつうは脳の右か左のどちらかだけなのだが、ほぼ全周にわたって出血が広がっている・・・・脳自体が年れで萎縮しているため強い圧迫症状が出ないのが幸いだが、このまま進行するとくも膜下出血に似た症状になりそうで厳重管理が必要であろう。とりあえず安静化で明日のCT再検査でどうするか?決まりそう・・・当然脳外科にも連絡済みではあるのだが・・・生きた心地のしない週末になりそうである。兎にも角にも治療が高度化すればするほど、高い効果を期待するほど、効果と副作用が混在する裏腹な面も多いのも確かである。
慢性硬膜下血腫のMRI像はこれ
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