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今日もひそかに百名山! 弥山1895m・八経ヶ岳1915m・大台ヶ原山(日出ヶ岳)1695m [山行]

今日もひそかに百名山! 弥山1895m・八経ヶ岳1915m・大台ヶ原山(日出ヶ岳)1695m

八経ヶ岳:弥山経由;登り2時間15分、下り1時間25分:最高点八経ヶ岳1915m
車で1.5時間の移動・・・・・・
大台ヶ原(日出ヶ岳)周回1時間15分:最高点日出ヶ岳山頂1695m

そろそろ山スキーMLでも雪山便りが聞かれだした今日このごろ。気分は山スキーに切り替えたいが、なかなか準備も整わず、雪があるのかないのかわからない状態で遠征するにはちと厳しい日程が続く。日曜日も何とか夕方には職場復帰したいので、もう少しお預けになりそうである。

土曜日17日夕方に突然思い立って、奈良県は吉野の山奥・・・百名山である八経ヶ岳・日出ヶ岳に遠征した。まずは岐阜市から奈良は意外に遠い・・・長良川河川道路~東名阪自動車道~名阪国道を経由しさらに一般国道(3ケタ酷道!169号・309号をとにかくひた走る)片道290km所要時間4-5時間(深夜で往路4時間、昼間の復路は5時間)

天候は晴れの予定でしたが!なんと雨~曇り~雹!アルプスではかなり荒れそうな予報であったがこの南のエリアでもかなり気温は低下し、年間降水量日本一を誇る紀勢エリアでは雹となってしまった。

山のルート自体はまったく持って楽勝なのだが、この山域・・・世界遺産に指定された大峯・吉野・熊野・高野山エリアとし有名ですが、とにかく山また山・・・の山深く・懐の深さは尋常ではないくらいの山の国なのです。大峯は北の吉野から始まり、熊野まではるかに続く修験道者の古の道として知られ歴史を知れば知るほど味わいのある山域であることは間違えない。今でこそ山奥深くまで車で酷道ではあるが入り込め私のような不届きな登山者でも日帰りが出来てしまうのはいささか歴史あるこの峰には、甚だ迷惑であろう。許してもらいたい。登山ルートマップを見るだけでもこのエリアには縦横無尽にルートが引かれ修験者たちがこの山域をいかにか愛したのかは計り知れない。

さて、一方不届きな私・・・・装備はいいかげんでゼリー少々とおにぎり2個・服装はソフトシェルパンツにカッパのみ。でもちゃんとGPSや携帯2台・4アマ無線・ビバークセット・ツェルト・・・などのエマージェンシーには備えます。

行者還(ぎょうじゃかえり)トンネル西出口から取り付く一番のショートコースでまずは、八経ヶ岳を目指す。稜線に出る前の谷すじの深い場所の方が、風はごうごうと吹きすさび、通り抜けてゆく。頑張って登っていたつもりだが、途中でやけに早い兄さんにブッチぎられてまったく追いつくことが出来なかったのはなぜだろうか。自分なりにはいいペースだったのだが。兄さんがやけに速かったのは言うまでもありませんが、最近足の筋痛の回復が遅いのはかなり気にはなっている。かなり疲れやすいのは、多分今履いている登山靴が山スキートレーニング用の重登山靴で、ソールがまったくシャンクしないためにべた足での登下降が強いられるためと考えている。もう少しソフトなフレックスのものならガンガン登ることは出来ると思う。まあ、捻挫防止の目的もあるので暫くは重登山靴系で歩くかな・・・・

標高1600mあたりから、雹がパラパラ降り注ぎそれなりに厳しい時間帯もありましたが、概ね快適な山行でした。山頂にはやけに立派な小屋が立ち並び歴史ある山とは裏腹な雰囲気でこれはいかがなものか・・・・・反面誰もいない山頂は霧氷と霜と立ち枯れの幻想的な光景で思わず私も修験者の気持ちに少し近づけたかも。弥山から一旦50mくらい下って登り返せば近畿最高峰の仏経ヶ岳(八経ヶ岳)である。ここも深いガスと霧氷で視界は遮られていたが、誰もいない山頂は、幻想的な厳かさが感じられてよかった。往路を下って今度は車に乗り大台へ向かおう・・・・・・・学生の時オートバイで来ようと思っていた大台ヶ原ドライブウェイだが結局来ることなく今回がはじめてであった・・・・・

大台ヶ原山はほとんどドライブウェイで山頂1695m直下の1550mくらいまで高度を上げ、後は遊歩道がしっかり設備され、楽勝でクロスラン!山頂まで2kmくらい20分で到着。このときすれ先行していた若い可愛い女性を抜いてどんどん登って、山頂で一緒になり、写真を撮ってあげたりしていたところ彼女は単独行らしく明るく話し掛けてくれた。
”ここはよく来るんですか?”
”いいえ、岐阜からなのでいつも北アが多いです”
”すごいな~北アか~”
“そのザックいいですねトレランするんですか?私も欲しいんだ~”とか。グレゴリーアイソisoを見ての発言だった。わかる人にはわかってしまう・・装備はバッチリ(グレゴリーにマウンテンハードウェアのソフトシェルパンツ・ノース・ジャケットで固めて)だけど歩きはトロイのでカッコ悪~~彼女も小走りにやさしい起伏の登山木道を走っていた・・・・
かわいらしい単独行のお嬢さんと少し話したりして照れくさい、懲りないojinnなのでした。

その後は6時に岐阜県大垣市で人と待ち合わせの約束がったので何とか頑張って1時間強で周回し、その後は延々300kmを6時に間に合わせるよう必死になって帰宅。(無謀な待ち合わせだ~~~!!)
でも、帰宅の途中では吉野の名物の“柿の葉寿し”や“葛まんじゅう”や“柿”などを土産に買い込みながらもしたが、見事ジャスト5時55分岐阜県大垣市に到着し、約束を守れた!くねくね酷道に始終疲弊し、ちょいと疲れたが何とか帰宅をはたしてホッと一息・・・MLには山スキー報告がちらほら。羨ましいな~~東海周辺の百名山は大部こなしたが、今回の山も歴史をじっくりと理解して歩くには楽しいのだろうが、山としての魅力はと聞かれたら・・・??かも知れない。遠い!一言!

山行報告・所感は後日・・の予定。


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コメント 3

t-pastel

お疲れさまでした~。知人が9月に大台ケ原に行ったんですが、台風一過で富士まで見えていたと感激していました。僕は大台には行ったことないんですが、夜中尾鷲から山越えで池原ダム上流の不動七重滝に抜けた時は、山の深さに肝を潰した覚えがあります。岐阜からは遠いところですが、九州あたりから白山や北アに来られる方の事を思えば贅沢は言ってられないですよね^^;
by t-pastel (2007-11-19 20:55) 

管理人

大台ケ原は完全な観光地と化していました・・・・まあ昔からのことなんでしょうが・・・奈良~和歌山の山域は岐阜福井県境以上に山また山・・・の陸の孤島のような場所ですね~~以前20年以上前?オートバイで走ったときは3ケタ酷道はかなりがダートだったような気がします。舗装されていただけでもマシかな。確かに岐阜エリアにいれば北アは近いんだな~と実感できました。わざわざ遠くから北アに来て、雨でも登っている人たちもいますが遠くからきたら意地でも登っちゃいますよね・・・・
by 管理人 (2007-11-20 08:03) 

ちゃたろう

弥山小屋のおじさんが言ってましたが、大台の天気は三重県の天気予報ではなく福井県の天気予報のほうが良く当たるらしいです。
確かに経験的に言ってもかなり当たっています。

山の雰囲気は確かに台高山脈は深いですね。
大台、弥山のあたりは人が多いですがその他エリアでは、天然の原生林と低い下草の雰囲気の良いところもあります。

でも北アルプスの山々に比べるとどうしても違う味わいの山ですね。
by ちゃたろう (2007-11-20 19:22) 

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