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緊張の連続は禁物です・・・・ [日常]

人生も半ば折り返し地点に来ると、体のあちこちに随分とガタが出るものである。特にここ最近2年間での体の体質の変化は著しい。油断するとすぐに太るし、しかもその脂肪はお腹周りに集中し所謂ゆるんだみっともないおっさん体型となってしまう・・・・がんばってダイエットしようとして筋トレやりすぎると肩の腱は切れてしまうし、手術すると、あらぬところに後遺症が出てもうにっちもさっちもといった状態である。。。。さすがにもう若くはないのだと自覚するしかない。昔は2m以上の高さから飛び降りても無事に着地で来ていたが、もういまではそんな高さは、超高所の部類だ!!飛び降りたら確実に骨折だ。せめて雪が積もっていてくれないときっとだめだろう・・・・・

まあ僕のみならず、超高所チョモランマを制した、産婦人科スーパードクターShttp://homepage2.nifty.com/gynealp/はきっと高山でチョモランマ登山以上に体を酷使して働いているに違いない!!最近、不整脈が出てきているのではと推測するが、過度な緊張と高度なストレス?(仕事のみならずハードすぎる山も含む!)できっと交感神経がブチ切れそうなくらい緊張しているのだろう・・・・・

まずは心房細動が危ない…脳塞栓で術中(山中)突然半身麻痺とか、次に心室性期外収縮でAEDのない山中で突然死・・・もし上室性期外収縮なら救われるが、頻拍症でもかなり気持ち悪くなる・・・・

いずれにしても突然不整脈が発生すると心電図で確認するしか診断できないのが現実だ。できれば山登りや,オペや診察中に24時間ホルター監視して是非ともHP読者に公開して、山登りと、産婦人科医療とどちらが体に悪いか(良いか??)を実証するデータを出してみてはどうだろうか・・・・(こんどホルター持ってお伺いします!)

山中、突然死はごめんだ・(特にジャンダルム付近で?!救助隊に迷惑はかけたくない)…今度山に入る時は、僕自らホルター装着で望んでみますので、スーパーギネコマスティックドクターS先生にもぜひとも期待してもらいたいと思っている・・・・


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宿命とはいえ、悲しい事実は突然に [日常]

昨日、岐阜県防災ヘリ若鮎IIが奥穂~西穂間の岩稜帯(ロバの耳付近)で岩盤に尾翼を接触させ墜落、乗員3名が死亡してしまった。。。登山中心肺停止した人をピックアップするための作業途中だったようだ。若鮎はいつも各務ヶ原航空自衛隊基地常駐でよく当院上空(県庁ヘリポート近く)を旋回していたので、ショッキングな出来事だった。岐阜県側穂高連峰の最前線でいつも活躍する雄姿を呈していただけに、乗員の皆様ともどもご冥福を祈りたい。ニュースの中で死亡した乗員の奥様がいつも危険な仕事をしていると理解していたので・・・・と悲しみを殺しながら気丈に答えていた姿に救助隊員の仕事の重責を感じずにはいられない。。。。明日、西穂~奥穂ワンデイを考えていただけに少し複雑な心境。天候も悪そうなので今回はパスか・・・・

      若鮎Ⅰ
     
      若鮎Ⅱ
      
形式川崎式BK117Bー2ベル式412型EP
定員10名15名
全長13.0m17.1m
全高3.85m4.6m
エンジン最大出力550SHP×2基900SHP×2基
エンジン基数2基2基
最高速度259km/h259km/h
最大巡航速度247km/h226km/h
最大航続距離550km656km
最大航続時間3.0h3.9h
担架装備数最大2架最大3架

0411s.jpg岐阜県防災ヘリ:左上:若鮎I、右下:若鮎II

岐阜県ではドクターヘリとして活躍している。私の同僚の救命救急医もよく同乗していたようだ。

参考:県警ヘリは”らいちょう2号”

県警ヘリ.jpg

さて、このように突発的な事故もあれば、予測回避できる事件事故もある。自分は肩手術後の後遺症である、肩と背中の強い痛みと戦っているが、そもそもけがの原因は十分なウォーミングアップができていなかったことと予想以上に己の体は老化していたのに気付いていなかったことだろうか。無理な負荷が招いた結果ではあるが、今まで経験したことがないような肩こり痛、背筋痛を感じ、過去に自分からマッサージ治療を受けたことなど無かったのだが昨日初めて治療院の門を叩いてしまった。夜間のため30分の施術だけだったが、揉み手にとっては僕の体はガチガチに硬直しているらしく、やはり小さな手術であっても体には相応なる負担になるのだろう、体のあちこちを指圧されるだけで痛みが走りまくって大変であった・・・・来週もう一度通おうと思っている。それなりおコストはかかるのだが、背に腹は代えられない。。。。。施術のせいか今日の朝は体が少し軽い気がする・・・・・とにかく右手が背中に届かず上着を脱ぐときやシャツをまくりあげるときの動作すらできないときがある、クライミングポジションはもってのほか・・・・一生このままかもしれないし、いつか治るのかも・・・


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想定内と想定外 [日常]

想定内と想定外・・・もう四年前にもなりますか?一時期こんな言葉がはやりました。郵政選挙で当時自民党:武部幹事長が選挙運動中によく使ってたっけ?今回の選挙では正直自民党はここまで惨敗するとは想定外だったのではないか??一方、民主党もここまでひとり勝ちすることなどこちらも想定外だったのではないか。さて、各種無料化マニュフェスト・・・実行可能なのだろうか??民主党もかなり判っちゃいないよなと思える点も多いのですが。。。。

さて自分いついて考えても、今の体のコンディション(右肩の事・・)は正直想定外の状況です。回復は思わしくなく、動かしたりはできるが、可動域、筋力はもともとの機能の2/3程度だろうか。恐らくかなりの期間(一生かも?)きつい生活が強いられる。山に行っても、ザックは5kg以下。大きく腕を振って走るとかなり肩がこるようになる。朝起きると鉛で固まったように痛くて動かない。毎朝肩のストレッチが日常の始業である。

さてほかにも、酒井法子の件はまったく想定外だった。・・・所属事務所社長は・・・あんな子だったなんて。。。といっていたが、まあそんなケースは世の中いくらでもありますよキット。ちょうど僕が大学生のころ、同級生でアイドル大好き人間がいて、ノリピー語を使っていたやつがいたな~~

想定内と思っていたら想定外だった・・・想定外な出来事なんて、いっパイあると判ってはいても、実際にそれに出くわすと茫然自失となるのでしょう。


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何もできず何もせず・・・・ [日常]

更新を怠っていたため、何かあったんですか?遭難ですか?大丈夫ですかメールをいただき大変恐縮してしまいました。この夏は山活動は・・・・・・・

★★★8月8日の前夜発ワンデイの鳥海山&月山日帰りのみです。これ以上は山活動はしばらく封印するので、申し訳ありませんが、面白山行は期待しないでください・・・・・ここ10年来で一番最悪なモチベーションでございます。どんな苦しい時も山だけは自分に活力を与えてくれる存在でしたが、今はそうは思いません・・・・・気が乗らないときは何をやっても楽しくないし、危険です。しかし体力が落ちるのは嫌なので、せいぜいハイキングにとどめておこうと思ってます。

そのほか・・・

★★★一日おきの10kmランを続けていますが、体調も思わしくなく全く体ができてゆきません。ひたすら重たいカラダとの戦いです。11月のフルは厳しいカモカモです。

★★★9月第一週に東京で学会発表もあり準備は全くゼロ・・・・・気分が乗らないので全く着手せず。

つまりダメダメな自分しかいないので、モチベーションの上げ方誰か教えてください。上げ・下げ・アゲ・サゲ・アゲ・サゲ・・・・・

気持ちの入らない駄文をお許しください。  かしこ・・・・


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税務の話 [日常]

昨日、土地や住宅に関する、税務関係の書類を提出しに行ったのだが、住宅や土地を取得する際に最初に1回のみ県税が架かるのだが、これがまたややこしい。というかややこしくしているお役人仕事の代表かもしれない。要するに最初は、かかる税金に対して減税措置というものがあって、その減税手続きに行ったのだが・・・計算をしてゆくと・・・・宅地専有面積が〇〇は基準税額の1/2に対し10%・・・ただし、その、建築構造が〇〇だとさらに・・・これらを計算すると、結局、かかる税金は免除・・・・ということだった。どう考えても今回のような普通の住居には、最初から免税になるような設定なのだが、どうもお役人様方は大好物の”申告書類”というものを提出させたかったようだ。この手続き自体は、持っていった登記簿の内容を対応してくれた方が、用紙にサクサクと記入していただけで僕は署名捺印だけ・・・・

まあ、税金は取られない方がいいので、こういう措置は大歓迎なのだが、この不況下のご時世であまり有意義でない税金ばかり徴収すると、ますます、デフレに火がつくぜ・・・と思いながら、帰ってきたのでした。

さて、昨日岐阜市内もようやく梅雨明けしたようで、いきなり灼熱の暑さとまぶしい紫外線地獄の洗礼を浴びた。暑いほうが方の生氏はいいのだが、神経痛が指先まで走って、文字を書いたりPCのキーボードをたたくのも5分以上できない・・・30秒は間をあけて肩から前腕のマッサージが必要。とてもザックを背負って山に行こうという気は起きてこない・・・いいのか悪いのか。おかげさまでこの夏の車のガソリン代は昨年の10分の一以下・・・・・私はこの一カ月で車で走った距離は約30km・・・徹底的にエコに貢献していると思っているのだが、来年度の確定申告の減税措置は無いだろうか?などとあり得ぬことを想像したりしています。


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リハビリステージ:肩こりとの戦い [日常]

先週日曜日で退院後3週間が経過して、三角巾をはずした。仕事も一応、三角巾をせずに可能となったが、肩上肢の挙上動作はいまだ不能だ。要するに肩関節可動域の拘縮、制限と上腕筋群の委縮により背中には全く手が回らないし、頭より上に手を挙げるときは左手を介在させて持ち上げるしかない。車の運転もほぼ3週間ぶりに完全復活としたが(こそっと片手運転はしてましたが)やはりハンドルを切る動作はきつい。ほとんど片手(左手)運転である。。。。それでも実は先週の土曜日にトヨタ プリウスとホンダ インサイトの試乗なんぞをしている自分も恐ろしい・・・・横の店員さんに”肩悪くてね~片手運転でウインカーも出せないよ・・・日本車って右ウインカーだからねー”そう、いつもは左ウインカーだったので気がつかなかったが、右ウインカーは手が上がらないので出せなかったのだ!!それでも強引に試乗車を運転をしたりしていた。

さて本日昼は岐阜県庁舎に用事があって外出した。もちろん自分の車で・・・税務の申請を終えて帰る途中で、ばったり元職員さんと出会い、ちょうどお昼時なので、ご飯どう??と誘い、この夏初めての鰻を食すこととした。こってりなのにサクサクホクホクのおいしい鰻をいただき、最近の経過を話すと・・・・職員さんは・・・”そうですか~手術していろいろ大変なんですね~”では私が運転して鰻をごちそうしてもらった、お返しに、美味しいアイスモナカを御馳走しますよと言って連れて行ってもらい、店で買って車の中で食した。さっぱりサクサク小豆アイスモナカは子供のころの懐かしい味そのものだった!!そのあと、さらに・・・・雑貨ショップ:ロフトへ行きましょう!面白入浴グッズで癒されてください!!と職員さんから、入浴剤と面白歯磨き粉をいただくことに・・・

この入浴剤:様々な種類の中の一部だがかなりすごいバリエーションで、いったいどんな入浴効果だ?ってのばっかり。お菓子系、発汗促進系、果物系、普通の温泉系・・・・歯磨き粉も、果物を中心に一番びっくりはインドカリー系!!手のがあったがどんな歯磨き後の印象なのだろう。僕には、コーヒー好きというのを知ってかエスプレッソ味をチョイス。

痛い肩に暴君ハバネロ入浴剤、眠前には、不眠の僕に最適なエスプレッソ味の歯磨きとは恐れ入りました・・・・・・・・・・・・・・・・

SANY0425.jpg

痛くて、コリ感の強い右肩をかばいながらドック報告書も書き続けることに少し懲りてきた懲りないおじさんなのでした・・・・・暴君入浴剤で癒されてみよ


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手術後3週間経過・・・ [日常]

今日でちょうど手術から3週間経過した。思ったよりも術後の機能回復が遅く、極力右手を使わず三角巾生活をしていたらどうも、右手の筋肉は極端に筋委縮してしまい肩を挙げようにも左手の介助がないとうまく挙げられない・・・・・人間の体ってこんなにも簡単に荒廃してしまうもんなんだと改めて時間した。これじゃあ、高齢者で長期臥床の方を歩かせようと思っても無理だわ!!そんなに簡単に歩けるもんじゃないね。

さて、今日から三角巾をはずして出来るだけ、自力で右手を良肢位にキープするようにリハビリを開始した。右手を肘で完全進展はまだしていないが45-50度までは進展している。しかし、物は全くもたない様にしている。3日後には60度まで進展の予定。縫合した筋肉はかなり萎縮しているのと、腱再接合部位は正常よりもかなり低い位置に接合しているのだろうか思ったよりも筋肉(力こぶの部分は下に下がっているようだ・・・ひょっとしたらもうすでに切れてしまっているのかも・・・という可能性もあり得る)だとしてももう再手術は無理なので・・・これで一生付き合ってゆくしかない。あとは、肩周辺皮膚のひきつれ感が強く、筋肉が引っ張られた感じでピキピキと痛みが走る。正直、手術前より今の方が機能的には悪いのが実感できる。少なくとも痛みひきつれはなかったから・・・・

4週間にわたって運動をせず、食べては寝ての繰り返しで手術前59.5kgまで絞り込んだ体はすっかり元に戻り63.5kgまで戻っていた・・・これは悲しい。。。。あれだけ必死に走って、食事をセーブしていたのに簡単に戻っちゃたよ・・・・やっぱ人間ストイックさがないとだめだね。おまけに、汗をかいていないのでなんだか体臭がオヤジ臭くなってきた感じ(もうオヤジなのでしょうがないのですが)。体がねっとりべっとり、毒がたまって、皮脂腺からの分泌物は脂ギッシュな感じで自分でも気持ち悪いよ・・・明らかに運動不足で炭水化物・脂質摂取オーバーで代謝が下がっているのだと実感できる。。。

8月1日からはきっぱり心を入れ替えて、リハビリ・アンクルウェイト付きウォーキング・サウナで体をビルドアップしよう・・・とここできっぱりと宣言でもしておかないと、いつまでたってもダレテしまう。。。フルマラソンはもうすぐそこ・・・


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zeroからのスタート [日常]

三角巾を少しずつ緩めて肩の可動域を少し広げている。先週よりはかなり楽に腕が動くようになった。ただし、切開創の付近のひきつれ感がかなりはっきりしてきた。手術というものはもとの完全な体に戻すのではなく、少しでも元の状態に近づけるもの・・・ということは医療者側の僕は誰よりもよく知っている。少なからず世の中の人の大部分がそう思ってくれていればばかばかしい??医療訴訟なんては起こらない。僕だって今回の手術でお尻が痺れていることを訴えることだって簡単にできるわだ。でも、生身の体はいつかは朽ち、果ててゆくもの・・・それが何らかの外力によって少し早まっただけと考えるしかないのが生命である。早死にするものもあれば、絶対に死なない強靭な体の人もいる。そういえばつい最近、兼ねてから外来受診している人を血液採血するときに、看護師さんがどうも、正中神経の近くで穿刺したらしく激痛が走って、その後も痛むという・・・神経痛故しばらくは痛みは続くと思うが・・・と説明した、しかし、やたら痛い痛いを繰り返すので念のために鎮痛剤を処方した。患者さんはこの処方はそっちの責任で痛くなったんだから払わない・・という。まあその気持ちもわからないでもないが、世の中の風潮からはやはりおかねは請求できないケースと判断し、そうですね・・・と院内在庫から処方しておいた・・・医療ってのは本当にややこしい商売。医療に限らず世の中の多くの現場で、訴えて、どなったもん勝ちの人間が多くなっておりそれを正義かの如くそのガキにも威風堂々と見せているので、さらにたちの悪い・・おっと言いすぎ・・・人々様方が増殖している。車からのポイ捨てなんて明らかに親の教育がブザマだからだけどさ・・・ガキは同じように車からカンカン平気で投げるはずだわさ・・・・

さて話が多いに逸れて、とにかく、腕の痛みはそれなりに続いており、筋肉がどこかで癒着した感じでコリコリ引っ張られて痛いのだ・・・でもこの痛みは自分が今生きている証ともいながら付き合ってゆく覚悟もある。しかし、リハビリは大いに遅れてゆきそうな感じで、僕の決心としては今年は山にはきっと登らない・・・(というか登る気力がない!?)かもしれない。そのかわり、決意したフルマラソンは意地でも這ってでも。歩いてでも・・・時間ギレ敗退じゃない限りは、走るつもりだ。体づくりもまたzeroからのスタート。。。ジムもしばらくは無理だから勿体無いけど幽霊部員になっておこう。今こうやってPCのキーボードをたたくことすら億劫で、更新は怠りがちだ。気持ちがリセットされるまでは山はおろか大好きな山スキーも封印する可能性もある。何せ、右肩の傷口がおそらくちょうどザックのストラップが当たる場所でとてもザックなんか担ごうとも思えない。状況によってはこのまま山登りという行為をやめてしまう可能性も高い。その時自分はどうやって自分を納得させるのか?。(その他、理由としてはそれだけではなく・・・・新しい事業をおっぱじめるためにも、危険性のある行動は慎まないといけないこともあるので・・・そうじゃないと銀行さんは融資をしてくれなさそう・・・また山ですか~~とか言われてしまうと貸し渋りの目にあうこともあるので・・)

人生にはこういう行き詰った場面は多々あるものだ・・・まあ、そのうち復活できるかなと構えずのんきに・・・行きたいとは思っているのですが・・・・


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己の痛みを感じて人の痛みを知る [日常]

術後2週間経過。ちょうど2週間前の今頃が全身麻酔からさめた時間帯。右腕の痛みは軽くなったが筋力が著しく落ちたようで持ち上げようにも左手を介在させないとなかなか重くてあがらない・・・・文字を書いてもなんとか書けるし、生活も自力で頭を洗ったり着替えたりもできる。ただし、靴下を履く行為はなかなか大変で、2週間まるで靴下を履かず、患者さんの前以外はすべて短パンとジップTシャツでしのいでいる。靴はキーンのサンダル。。。まさに山服・トレラン服大活躍で、無駄にも思えるほど買い揃えてしまったアクティビティー用装備が大活躍である。

患者さんには手はどうしたんですかと聞かれ、”山で骨折したんですか??”とか言われたり、いい加減マジに答えるのはうんざりして、気の知れた患者さんや県警の関係の方には、ヤクザの女に手を出して、指をつめさせられたとか、引ったくりと格闘して斬り付けられたとか、適当なことを言って遊んでいる。患者さんは信じたのか信じていないのか・・・・弁解もせず、通過していたり。。。そのお返しとして県警本部の刑事さんからは〇〇事件の殺しの話とか、あの時の検死は最悪だったよな~とか裏話もチラホラ・・・・先生も好き?こういう話!!イヤイア、それほどでも・・・・

さて、今回の小さな手術をとおして、患者さんの、特に手術を経験した患者さんの気落ちが痛いほどわかるようになった。生死の境をさまようくらいの大手術をして、奇跡的に生還された方が今日来た。僕のこんな小さな手術で大変だったんだから、術後集中治療室での戦いは大変だったんだろうね・・・というと、本当に大変でした。管やコードでつながれて気が狂うほどの気分を味わいました。〇〇さん・・・ホントよくがんばったよ・・・・という会話。。このスムーズな会話ができただけでも僕はこの手術をした甲斐があったと思った。もちろん世の中にはもっと大きな手術・がんの克服をされたドクターもいるが、自分もようやく、患者さんの気持ちに少し近づけることができたのが誇らしかった。今となっては最前線医療はできない自分のできる唯一の道。。。。患者さんのみならず相手の気持ちになって考えることの大切さを学んだ。。。しかし一方では、相手の気持ちを考えすぎて、自分が一方的に犠牲になりすぎるという可能性も秘めているのも、相反する事実でもある。人間完璧な正義感で犠牲になるのはやはり耐え難い。どこかでお互いが譲り合ったり、その、困難を理解しあって、何らかの形で乗り越えることが必要。。。

話がそれましたが、己の痛みを知って、相手の痛みを知る。初歩的だが当たり前のことが難しくなってきているそんな時代でもある。


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皆既日食に学ぶ・・・人生観を変える出来事とは?? [日常]

今日7月22日は、かねてから一部マニアに騒がれていた、皆既日食の日だったようだ。あいにく私は痛くて重い右手をかばいながら必死の外来中ですっかりそんなことを忘れていた。右手のみならず、左臀部の痺れも一向に減衰せずそれなりに後遺症との単独での?!戦いも強いられ、きついのですが。。。。

夜の皆既日食の特集がNHKで放送されていた。さすがに悪石島は天候は大荒れで全く皆既日食は見られず、太平洋上で船の上からの観戦ツアーは素晴らしい光景に恵まれ、実際にその様子が放映されていたが素晴らしい自然の造形であった。なんでも100歳の東大名誉教授は7回目の皆既日食だったようだ。ある人は10年前にパリで見た皆既日食に感動し、今回は絶対一番大切な人(お嫁さん)と見るのだと、まさにこれをプロポーズの武器にしてダイアモンドとダイアモンドリングのダブルプレゼントを成しえたという、なんだか、やりすぎな話もあったり・・・・まあ、このような超常現象?を見てしまうと人生観さえも変えられてしまうというのが、皆さんの異口同音の意見のようである。たぶん、日食以外にも、オーロラであったり、エベレストサミットからの光景とか、現実離れした状況下での光景は、やはり神がかり的雰囲気に包まれ、人間の日常の感性を大きく変容させるに値するのだろう。そう自分も・・・涸沢カールから穂高連峰の大障壁を見たときにはこの世のものとは思えない非現実的な感覚に襲われたものだ。いや、そんな大それたものでなくても、小さな里山の頂上からでも十分にその感覚におとしめらされることだっていくらでもある。。。。どんなちっぽけなことであってもその雰囲気を、状況を、大切な人と時間を共有するだけでも十分に素晴らしいものとなるはずだ。何も語らず、何も意識せず・・・無言の関係で以心伝心、一蓮托生となるのであろう。決して、オーロラが見たいとか、皆既日食が見たいとか、ましてやエベレストに登りたいなんて無謀なことは考えなくても、ホンの小さな感情の一体化があればいいのである。このように素晴らしい出来事で人生観が変わることもあれば、ほんとにどうしようもないことで、見方が変わってしまうマイナスもあるわけでそれはそれで難しいものなのですね。。。。

今度、日本で皆既日食が見られるのは、26年後だそうである。そのころ自分はどうなっているかなんてつまらないことは無にしましょう。。。ちなみに前回日本で皆既日食が見られたのは昭和38年だったそうである。その時自分は・・・・なんてことは教えません・・・・歳がばれるから・・・・

 僕は子供のころ、小学館の学習図鑑:宇宙の神秘・・・を見て皆既日食を”怪奇”日食と信じていたのですが。。。見るからに怖くありませんか真昼に太陽がこんなことになるなんて・・・・・

eclipse20090722_kumi_l.jpg

国立天文台HPに詳しい画像付き・・・・http://www.nao.ac.jp/


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