SSブログ

有り得ないバカ尾根!!地蔵尾根経由~仙丈ヶ岳3033m日帰り [山行]

以前から気になっていた地蔵尾根・・南ア仙丈岳に向かって延々と続く長大尾根。長野県側市野瀬集落1100mから仙丈岳3033mをつなぐ長大な尾根。そのスケールは実は剣:早月尾根、甲斐駒ケ岳:黒戸尾根をはるかにしのぐと思われる。単純標高差こそ1900m弱だが、累積標高差2500m、水平距離15km。(いずれもGPS計測。)空前絶後のスケールでした・・・

このルートは地図上は破線ルートで、このルートを使う人はシーズン中でもそんなには多くないと思う。ただし困難な点は何もない。意外にしっかり整備がされており、道標もばっちり。間違うことはないルートだ。体力があれば大丈夫。

しかしながら、この尾根では、まずは人に会うことはない。(熊に会う可能性の方が高いんじゃなかろうか?)もし人とすれ違ったり、会ったことがあるのならそれは奇跡!仙丈岳に行くには戸台口から南アルプス林道から北沢峠経由がほとんど。かつてはこのルートがメインだったのではないでしょうか?今となっては、ある種のマニアがこの尾根を使ったり冬のアプローチなどにも使われるとか・・・今回の山行中も仙丈岳頂上間で人に会うこともなく、特にとりつきの集落でさえ、ひと気がないのだ!
さる有名なトレランの方はこの尾根を4時間30分走り切ったとか…これは驚異http://www2.gol.com/users/osake-nsn-ins/furuminami/minami2.htm
この尾根の危険性。
1.まず人には合わないつまり危険な状況になればまず助からない。見つけてもらえない。
2.今回もそうだが真っ暗闇・・月明かり星明りが届かない本当に真っ暗な尾根!!ヘッデンに映し出される獣の足跡…くまさんのfoot print!!これには参る。それがあらゆるところに!!私は、ラジオ・無線機・くま鈴、それに”くまさんや~~~山にお帰り~~”と掛け声を出しながらの行動となった。時々鹿の骸骨を踏みつけたり・・(*_*;
3.とにかく樹林が長い片道15kmのうち14kmが樹林の中で視界はほぼない。ひたすら狭い樹林の小道を熊におびえながらアップダウン・・・
4.仙丈岳山頂付近以外は携帯がほとんど入らない。場合によっては無線機は必要・・・
結局この尾根に費やした時間は11時間45分。登り7時間(寄り道時間も含む)・・もちろん走るなんて足元が悪すぎて不可能!下りは4時間45分(これも寄り道込み)…もちろん走るなんて元気なし。当初の見込みを上り、下りをそれぞれ2時間、1時間オーバーという結果だった。もちろん今回の行動は2000m級の無名峰の三角点とその愛好家の取り付けた山名標識を見つける目的もあったので時間がかかってしまったのだが・・(僕の好きなHPをこっそり・・http://www1.parkcity.ne.jp/mxl02562/index.htm
それと前日は土曜日恒例の金華山ランを行ったため足が初めからパンパンだったので条件は悪かった。

この尾根もう2度とも足を踏み込みたくないと思える数少ない尾根かもしれません・・・詳しくは地図などで調べてね!ただし最後にこの尾根から到達した仙丈岳は感慨深かったです。(私は仙丈岳は今回初めてだったり・・・)

2008.10.05.jpg







2008.10.05.senjou.jpg








仙丈岳頂上手前から今来た長い尾根を望む
2008.10.05.34.jpg











山頂にて
2008.10.05.55.jpg











長く深い樹林が続いた
2008.10.05.97.jpg














無名2000m以上の山頂マニア(山頂渉猟を追って・・・の著者様)
2008.10.05.23.jpg





くまさんの Foot Print??
2008.10.05.118.jpg









飛越新道から薬師岳日帰り [山行]

長い長い一日だった。一般道とはいえこの飛越新道・・・ぬかるみと底なし沼のような泥状地層…なんとかなりませんか!!やはり薬師岳は折立からがベターなようです・・・マニアックな方はぜひ・・・ヒエツ!!から

2008.9.28.jpg











2008.09.28.jpg





累積標高差2800(SUNNTO計測) / 3000m(GPS計測)・・・たぶん2800mかな
水平移動距離35km
ぬかるみで・・滑って、はまって泥だらけ・・・帰りは富山経由飛騨トンネル使用。10kmの日本第2位の長~~いトンネルでした。山スキーでも時々登られている籾糠山(もみぬかやま)をぶち抜いてしまった無礼なトンネルです・・・

走れ走れ南アルプス!! 北岳に・・・キタっ~~~・間の岳に・・・あえたっ~~(織田裕二風に) [山行]

猛暑の東海地方。連日37度!死ぬかも・・・逃げよう疎開だ!目指せ南ア・・・・[soon]
ということでまだ行ったことのなかった間の岳の日帰りに行ってみました。距離よし、標高差よし、眺めよし!!でした。
深夜2時に芦安駐車場にて仮眠。朝5:00始発のタクシーで広河原5:45。6時ちょうどに、広河原山荘出発。100名山狙いの婦長さんも便乗ですが、ペース配分は自己で管理し、要所で待ち合わせとしてスタート。



P8030011.jpg



最短距離で大樺沢を詰め、私は2度目の北岳経由で、間の岳をピストン。婦長さんは間の岳だけ狙ってピストン。さあ、あとは自由行動です![無料]行ってらっしゃ~~い!!





P8030014.jpg






以下私の経過・・・・
広河原山荘6:00
分岐:6:10(ここでいきなり寝ぼけて道間違え15分ロス。婦長さんに抜かれる)
二俣:7:00(雪渓上はトレランシューズでは危険のため雪渓横のガレ・ザレ歩き・・・めちゃくちゃ歩きにくい!)
八本歯のコル:8:00(休憩・補給3分)
トラバース分岐8:30





P8030026.jpg










北岳山頂:8:59(3時間以内で北岳ゲット)山頂で一言・・・・・北岳に・・・キタっ~~~[決定]





P8030028.jpg











10分の休息・補給後、北岳山荘に向けて出発。
9:20:北岳山荘(最新式バイオトイレを拝借!)ここで一応婦長さんを待つ。10時ちょうどにトラバース道から合流。計算通り。婦長さん俄然間の岳日帰りピストンに全力を注ぐとやる気満々!![手(グー)](最初の計画段階から・・婦長さんなら“余裕で行けるよ!”と言ってはいたんですが結構なハイペースでここまで来れて笑顔満面でした)さあ10:01出発。平坦ガレ場は走る。途中で、朝、広河原を同時に出たトレランの推定55歳のかたとここですれ違う・・すごいペースで降りてきた!![がく~(落胆した顔)]途中で挨拶を交わす。”間の岳ピストンですか!速いですね~”(彼は白根御池小屋・北岳経由・間の岳のコース)・・・・私より約1時間早いペースだ。
10:58:間の岳山頂着。流石に最後は息が切れてよたよた・・・ここで一言・・・間の岳に・・・あえたっ~~(織田裕二風に・・・[決定]
婦長さん14分遅れで11:12分着(すごいペースでした!!)





P8030043.jpg
相の岳













P8030050.jpg
ケルン











P8030052.jpg












P8030056.jpg
間ノ岳に…・あえた~~~~










山頂で10分の休息補給。11:35下山開始[on]12:15北岳山荘通過。トラバース道の上りのお花畑に癒される・・・何度も立ち止まって写真を撮る。ここは最高に素敵なお花畑が広がっていました!







P8030090.jpg














P8030091.jpg












13:00トラバース道・北岳分岐着。八本歯のコルで下山開始。大樺沢の急なはしごとざれた急なくだりはスリップ転倒に注意。下りはあまり間を開けないで婦長さんを視界に入れてゆっくり目に下った。[るんるん]13:39バットレス取り付き分岐通過。
14:00二俣。15:05途中で婦長さん待ちで15分寝っ転がって時間をつぶす。
15:34広河原。16:00タクシー乗車。16:35芦安駐車地。17:00市営金山沢温泉。17:30出発。21:30岐阜着。[end]
私も婦長さんも問題なく、間の岳を日帰りできて満足でした。あ~~さすが3000m峰は涼しかった!!岐阜市:本日39度に達した模様・・・・・[exclamation×2][あせあせ(飛び散る汗)]





北岳に・・・キタっ~~~・間の岳に・・・あえたっ~~・・・・・・これが言いたくってわざわざここ南アまで来たのです[手(チョキ)]よ・・・・

伊吹山でも危険がいっぱい!! [山行]

2008/7/27(日)
冬場とは違って激務に追われ、休みが取れない日曜日・・・とりあえず体力作りで午前中に伊吹山トライアルに出かけた。気温35度[晴れ]の厳しい状況の中、登山口の手前2kmの無料駐車場(学校グランド駐車場?)からラン区間2kmと登山区間6kmの片道合計8km・・・・登り1:47分、下り1:15分であった。昨年は登り1:55分、下り59分だったので登りは満足だが、下りは大渋滞で全く走れなかったし、気温が高すぎてバテてどっちにしても記録は出せなかった・・・それよりも凄かったのは、お花畑の花より人の数のほうが多かったことだ[がく~(落胆した顔)]…最初からたぶんそうだろうとは思ってはいたが、なんてこった・・・・

P7270002.jpg

余談・・・・上りのランで突然携帯が鳴って息が切れんばかりの状況でザックの中を探してもすぐに携帯が見つからずイライラ、見つけたと思ったら切れてしまった・・・職場からだったがこんな時になぜかけるんだ[ちっ(怒った顔)]!!今日は日曜診療中で別の医師がいるだろうに!!思わず携帯を地面に投げつけてしまい、真っ二つに割れてしまった・・・・気の短い僕なのでした・・・その後携帯をテープではり合わせてなんとか通信可能にななっていますが…ヤバいことをしてしまいました[ふらふら]。出来るなら携帯は持ちたくないという心の現れなのでしょうか?

P7270005.jpg

それはさておき、下山開始からり、暗雲が立ち込めてきて、遠くで雷鳴[雪]がなっているにもかかわらず、これからもどんどん人が登ってきていた。私は頑張って下っていたからよかったが、夏の気温急上昇の後で来るのは雷雨[小雨]に決まっている。みんな雷が怖くないのかと思うほど、人が人につられてどんどん登ってくる[右斜め上][右斜め上]・・・

ヘロヘロになって下山したあと、車で着替えようとしたら。突然轟音とともに竜巻発生!!とはいっても人が飛ばされるほどではなったが明らかに普通の天候急変ではなかった。砂埃が舞い上がり、[台風]雷鳴・突風・豪雨・・・・これも気候変動の一つなのだろう・・・登山中の方はかなりひどい目にあったんじゃなかろうか・・・

さてさて、その日の晩のニュースでは敦賀湾・琵琶湖周辺では案の定、突風により夏休みのイベント中でテントが飛ばされ人が亡くなったようだ。兵庫県でも濁流で子供たちが流され死亡・・・琵琶湖では鳥人間コンテストの会場片付けの人が負傷・・・
やはり尋常な風ではなかったようだ。気象変動にはやはり人間なんて無力なんだと再認識させられた。高速道路や・新幹線・人里を見下ろす、ここ伊吹山でさえも、自然の猛威をまざまざと見せつけられた気分であった。それにしても最近の天候は全く読めないのがやはり不安の種である。今回の突風は寒気が暖気の下に急激に潜り込んで発生するガストフロントという現象だと気象学者は言っておられた。こんな専門用語はちょっと昔にはおそらく使われてはいなかったのだろう、少なくとも一般気象予報では。それほど、以前とは違った気象環境が次から次へと勃発しているのではないのでしょうか??この先のさらなる気象変動が末恐ろしかったりします・・・・

というわけで、伊吹山でのあまりの人混みでのランは観光客・登山客と激突する可能性も怖かったが、今回のような危機迫る突風で飛ばされるかもしれないし、地元伊吹山でも危険がいっぱいなのでした。[爆弾]

涼を求めて北アの最深部へ [山行]

このところ忙しい日々が続いて、講習会・会合なども立て込みさすがに山どころではなかった。最近主流の軽量化登山には慣れきった体にカツを入れるため突然思い立ってこの週末の連休に1泊2日テント泊でどこからはいっても遠そうな水晶岳・鷲羽岳を目指した。7月20日朝5:00新穂高発。装備は2年ぶりに持ち出したテント一式。最近張ってないためちゃんと機能するだろうか?忘れ物は?・・やや不安げに歩く。6時10分ワサビ平通過。山スキールートに使えそうな抜戸岳東尾根を観察しながら、秩父沢・大ノマ乗越などを偵察。この尾根の末端は強烈な雪崩が起きたのか木々がなぎ倒されていた!!小池新道を上がり秩父沢通過時に雨となる。鏡平通過8:00。この前後でトレランで有名な田中さんに遭遇。おそらく来週あたりに行われるトランスジャパンアルプスの下見か食糧デポだろう。9:00には弓折岳。稜線で雨は上がりカッパを脱ぐ。12時ちょうどに双六小屋。さあここで明日の行程を考えてどこにテントを張るか?悩む。ここから明日水晶岳・鷲羽岳をピストンするには朝12:00スタートが必要。行きも帰りも山頂はともに真っ暗だ・・流石にめげるだろう・・・ここは頑張って三俣山荘まで入りここをベースに往復し、できるだけ早い時間にテント地を出発しよう。問題は帰りの行程が長いことだ・・・こんなことなら小屋泊まりにして楽をすれば良かったな~デジ一と三脚がやけに背中に堪えている。装備は20kgそこそこなのに・・・さて双六小屋からはとりあえず明日時間が無く行けないであろう双六だけ稜線経由で三俣に向かおう。しかし完全に午後のガスの中で視界ゼロ。おそらく槍穂の大展望の好適地だろうに・・・泣く泣く通過。三俣では再び雨。三俣でもトランスジャパンのゼッケンをつけた青年がいた。やはりコースチェックだそうだ。ここでガスで若い女性2人組がコースが見えないと言っていたため先行して降りてゆく。その後1時間で三俣山荘テント地着。あいにくの雨の中のテント張りにめげる・・・明日も晴れないかな・・・7時には飯食って寝てしまった。明日は2時起き。3時スタート。最悪9時までにはテント撤収の予定。


さて7月21日(月)朝・・・予定通り2時起床。雨は降っていないがガスは流れている、しかし月も星もわずかに出ており、きっと晴れてくると確信。そう思わなきゃやってられませんから! 3時に山荘前でルート確認し出発。もちろんこの時間に出るモノ好きはいないと思っていたが。ここで1名がカッパを着込んで立っていた。3kgくらいに荷物を絞って、我はひたすら先を急ぐ。真っ暗でガス風強く肌寒いのでペースアップして温度を上げる。鷲羽岳取り付き斜面で下を見ると2つのヘッデンがついてくる。こんな時間にやっぱりモノ好きがいrんだな~先を急いでどんどん飛ばす。鷲羽岳3:44着。

IMG_0130.jpg



わずかなご来光とガスの中にかろうじて浮かび上がるの水晶岳のシルエットを眺めて元気を出す。ワリモ岳分岐通過4:25。新築されたらしく小さいが小奇麗な水晶小屋で一枚中着を脱ぐ4:50。山小屋フリークならきっと泊まってみたい小屋上位ランクなんだろうな~と思いつつ…・ 最後の登りで水晶岳着5:23。



IMG_0142.jpg



片道2時間20分であった。帰りはこのまま同ルートを引き返す。帰りの水晶小屋で今日初めての人に出会った。昨日の三俣蓮華の下りで出会った、女性組2名だった。あなたたちでしたか!朝早くにごくろうさま!私たちの前に3時ころ出発されましたよね。今日は水晶ピストン・烏帽子経由で高瀬ダムまで下りないと・・・あなはたはどこまで? 今日中に新穂高です・・・・お互い大変ですね・・頑張りましょう。ええきっとお互い大丈夫ですよ!と健闘をたたえる。さあ鷲羽に登り返しだ。鷲羽の登りで、一気にガスが取れ大展望が開ける。




IMG_0154.jpg6:50



さすがにこの時間になると、鷲羽山頂には何人かの人がいた。ここで完璧な夏山となり、縦走気分を満喫しながら三俣へ戻る。7:30分・・・予定より1時間早く戻った。快晴となり一気にテントは渇いて撤収完了し8:30出発。時々湧き上がるガスに鷲羽岳ブロッケンも現れる。



IMG_0166.jpg




さあがんばって帰ろう・・・・ただひたすら重荷に耐え歩く。雪渓を横切りながらお花畑を楽しみ、鷲羽の華麗な山容はどんどん小さくなり、後ろ髪をひかれたりもする。


IMG_0207.jpg



職場との携帯定時交信の時間には稜線にいたいので先を急ぐ。双六周辺はドコモ(ムーバ)は圏内のようだ。とりあえず留守電メールは入ってきていないので緊急連絡はなかったようだ。12時双六小屋着。行動食カーボショッツとおにぎりを食べたらとたんに吐き気が起こる・・・吐き気に耐えながら帰路を急ぐ。双六から弓折岳稜線通過付近で疲労から頭痛も始まり・久々の重荷で肩の皮がめくれて出血してしまう。ここで今回初めて後続の双六の小屋アルバイトの学生さんに追い抜かれてしまった。常にハイペースで歩いていて追い抜かれたことはなかったのだがさすがに厳しい・・・大丈夫ですかと声をかけられたがそんなにへばって見えたのかな~~。

その後肩にタオルを巻きの出血・痛みに耐えながら、再びペースを上げ小屋アルバイトさんをパス。今度は足のつま先が切れるように痛くなってきて、この痛みを殺すため、やけくそで鏡平から飛び石のごとく駆け下りゆく。

ワサビ平前後の最後の林道の安全圏に来るとようやく歩くペースを落とすことができた。そこで、昨日三俣山荘受付で一緒になった飛騨市在住の女性とおしゃべりをしながら帰ってきた。彼女も三俣から一気降りだから結構タフだな~。

そして無事15時に予定より2時間早く、新穂高帰着・・・下りのきつさは相当堪え、下りを山スキーと同じ時間感覚で考えてしまった自分が馬鹿だった。前日突然思いついたとはいえ、とんだ速攻テント泊の夏山となってしまった。でもやはり夏山縦走は気分はサイコー~と言っておきましょう

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

HPについて、あれこれ・・・ [山行]

HPに自分の山行を書きつづるのは自分の忘備録の意味合いと、他の人への参考、さらにちょっとした自己主張の意味合いがある。(自己主張なんかしなくっても・・・とおもいますが、個人のHPの存在自体が何らかの自己顕示である事は否めない。もちろん素晴らしく整った記録庫としてのサイトも多数ありますが)こと山関連・山スキーは大抵は自己主張なのだと思うしそうであって良いと思っている。だからこそネットのHP文化が進化しているのだろうし。

少し前の話になるのですが・・・HPなどで “参考になる山行記録と参考にならない記録”の問答がったのだが・・・これが雪山(山スキー)についての内容だったのでやや驚いた事を思い出した。その閲覧者と思われる方の意見はこうだった。
”このHPはとても客観的に表現されていて、コースタイムも大変参考になります。ほとんどのHPは記録に走っていて参考にならない”  (つまり難度を競い合ったり、少しでも凄い内容だったりを競い合ったり・・と言う意味合いだろうと思うが)

この閲覧者は多分雪山に関しては自分で考えて、自分で経験して、少しづつステップアップして・・・といった方ではないのではないか?少なくとも雪山では同じ時期でも、同じ条件、同じ雪質、同じ天候であろうはずが無い。つまり参考にならないというのは何を参考にしたいのか?・・・という印象を持ったのですが。少なくとも大まかなコース取りやコース状態、危険地帯の有無、は知っておくことは重要だが、最後は自分の実力・体力でコースをこなすことが出来るのかを25000図を見てイメージできたかが一番問題である。そして当日の天候を予測できたかである。

自分も雪山に関してはほとんど素人同様だが、単独で苦労して始めて、少しづつ経験して、限界を感じペアを組んで、時にはまた、単独に戻って、もう一度自分を見つめ直したり・・の繰り返しをいまだにやっているのだが・・・(これを危険行為と言われてしまえばそれで終わりだけど)

雪山を歩くのに参考になる事はほとんど無いと思っている。よほど安定した天候で、体調が万全であれば良いであろうが、そんな条件が揃うはずは無い。まずはルート概略はHPを見れば有る程度は参考として良いが所要時間は千差万別でこれを頼ろうとする考えは極めて危険だろう。(夏道ルートで軽装備の小屋泊まり基準ならガイドブックで十分であろうが)やはり自分の今までの経験と、キャリア、地図を見て地形が頭に描けたか?そして当日の体調はどうか?経過中にイメージ通りに行程が進めたか?とにかくリアルタイムに対応し、フレキシブルに頭を切り替える事が必要である。単独なら尚更・・・。全てが既知の記録通りに進めば良いが、進まなければたちまちパニックじゃないだろうか??

という訳で、肝心なことは、自分の体力の程度に見合ったHPの記録を見つけ出し、そのHPの主が山行についてどんなイメージで、なにを目指しているか、同じような趣向の主を見つけることができるなら、多いに参考になるし、見ていて楽しい向上心も涌いてくる(行き過ぎは要注意だけどね!!)

誰がどのHPをみて参考にするかは自由であるが、少なくとも批判まではしないつもりだ。どうせ自分たちだって批判的にみられる事はあるのだろうから・・・HPを大衆にさらすのはそれなりの(悪?良い?)影響を与えたり受けたりする事当然あるのだからね。

そういったこともあって、自分がどこまでの行動に耐えられるかを時々チェックするような、自分なりの限界値を知っておく行動が、時には必要だと思っている。

それと今回の白馬遠征で・・・・
帰りの車の中で・・・眠くて眠くて[眠い(睡眠)]・・・降りようとした高速インターを寝過ごしてしまった・・・さらに次のインターも・・・また寝過ごしてしまった・・・かなり危険な状態[がく~(落胆した顔)]であったことを大反省(しょぼ~~ん(..;)中央ルンゼよりも危険な中央自動車道[車(RV)]だった気がしないでもない

nice!(0)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

登山家とは・・・・・ [山行]

私がいつも一緒に山に行くあの人・・・・・
たいてい登山道を歩いていると突然、”自然に呼ばれましたんで~~”ゆっくり先に行っててください…という。
自然に呼ばれるとは、”大キジうち”のことなのですが、この人のすごいところはいつも、雲子(うんち)回収用のタッパを持参し用足しの後は必ずそれを自宅に持ち帰ることにある。さらにすごいところは、帰りの登山道で・・・・落ちている小さな紙くずやお菓子の袋・たばこのポイ捨てなどを拾ってはポケットに入れて回収していることである。
山に入ることはすなわち我々は大自然に遊ばせてもらっていることなのである。、攻撃的な山スキーや挑戦的な山行を行いながらもやはり我々は自然の中の一部に過ぎないことを忘れてはいけない。そういう姿を見て私も昨シーズンからは雲子の持ち帰り運動に参加している。慣れてしまえば意外に抵抗はない。私の場合はモンベル製のポケッタブルトイレキット330円?を購入している。もちろん疾呼(おしっこ)も持ち帰りたいのはやまやまだがこればっかりは運搬方法にもかなり難がありますので今のところは垂れ流しが現状である。
この人の活動を見て、こういう人が真の登山家でありアルピニストなんだと思う。高難度な山行だけがすべてではなくトータルな自然とのかかわりを考えることが次世代のアルピニズムなのだと思う。

つまりのところは、山に入るみんなが同じように環境を意識して小さな活動から開始すれば環境破壊を食いとどめることができるのだろう。自然に遊んでもらいながら自然を愛するとはこういったことなのだろう。

ただ単に独りよがりで山で記録的な山行を繰り返してもきっとそれは自然を破壊する一行為にしかならないのだろう。いつまでも素晴らしい雪のシーズンが続きますようように・・・・素晴らしい雪の光景が永遠に後世まで続きますように・・・・山スキー愛好家のみんながいつまでも素晴らしい雪を共有できますように・・・・・

ただしわれわれの主要山行形態である:”日帰り山行”を繰り返せば繰り返すほど、車のガソリンの消費は多くなる。
これについても今後はもっと考えないといけない今日この頃である・・・・・


山岳保険のこと・・・ [山行]

以前入っていた山岳保険がちょっとしたミスで切れてしまっていた・・・慌てて山スキーシーズンインの前にオンラインで加入できる保険の手続きをした。モンベル取り扱いの富士火災保険にした。5年契約で4万円強の金額である。その他多くの保険があるがどれもこれも似たり寄ったり差異も良くわからないのでとり急ぎ早く入れる物件にしたのだが、選択はどうだったのか少し迷う・・・・

ところで山岳会に加入している方はほぼ全員義務的に保険には加入してるでしょうが、個人山行の方は果たしてどうなのかな?恐らくハイカーは大半は加入していないんじゃないだろうか?中には山スキーや登攀要素の濃い方でも未加入の人もいるのだろう。この保険というもの大きく分けると・・・

★ただ単に死亡時・障害時と捜索費用のみが適応になるもの
★上記保険に障害時に通院保障とか休業補償が付加されたもの

に分けられるようだ。(詳しくはわかりませんが)

生保にすでに入っている人は当然保険金が高くなるので前者の遭難救助を中心とした掛け捨て保険がベストだろう。(私もこっちの方です)
でも遭難救助といっても高々100万から200万程度の費用が補償されるだけで、これは民間ヘリコプターを2日間飛ばしたらすでにオーバーしてしまうくらいのすずめの涙なのであくまでも社会人山やのマナーとして”保険に入ってます”という程度のものだ。2日間雪山に閉じ込められたら生存の可能性はかなり低いだろう・・・な。

過去に一回だけ小さなスラフ雪崩に流されて小さな木の幹に足をヒットしたことがあったが一瞬折れたか!!と思うくらいの衝撃であった。本当に少し流されただけなのだが・・・・人間なんて(山やなんて・・かな?)ちょっとした差で生死が分かれてしまう、綱渡りの上で山に遊んでもらっているのだろうな。最近は出来るだけ単独は避けてはいるが種々の都合で単独にならざるを得ないケースが多く、今後も十分な警戒心と十分な体力気力で山に入らないとな・・・迷った時は常に謙虚に無理をせず後戻りしようといつも誓いながら・・・・ね

保険は常に掛け捨てでよい・・・と願いたい。でも生保・自動車任意・山岳・さらに医療・社保・介護など保険料ってやはり馬鹿にならないな・・・・と今更ながら・・・

それと・・・今シーズンから個人専用の山行計画書の書式を新たに作成しなおして、必ず登山届を出すよう心構えを新たにしたり・・・シーズン初頭に色々考えるのでした。

そういえば北海道ホロカメットクの雪崩遭難では日本山岳会会員なのに11人中たった4人しかビーコンを持たずとは・・・少し驚いてしまった。しかも降雪直後にオープン斜面登ったようだし。あのパーティー平均年齢60歳くらいだったよな。ある意味、若い人のほうが備えはいいような気がするな。我々よりはもっと分別のある世代なんじゃないか? 少なくともビーコンはほとんどの人が持っているし、もっていない人とは雪山には一緒に入りたくない!!

私の山スキー標準装備品
ビーコン・ショベル・ゾンデ・ピッケル・アイゼン・ツェルトもしくはレスキューシート、スイスメタ・ホイッスル・爆竹・救急医薬品(ボスミン・サクシゾン・抗生剤・鎮静剤)ホッカイロ・4アマ無線・携帯(ムーバとFOMA)・GPS・コンパス・2000カロリーの非常食パワーバーとカーボショッツ・アミノバイタル・ブドウ糖の袋など以上をスキー板も合わせて10kg以内の荷物に収めること。
最後に
速攻登山で危険時間帯を限りなく減らすことに心掛ける・・・やはり体力・気力は必要ですね。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今日もひそかに百名山! 弥山1895m・八経ヶ岳1915m・大台ヶ原山(日出ヶ岳)1695m [山行]

今日もひそかに百名山! 弥山1895m・八経ヶ岳1915m・大台ヶ原山(日出ヶ岳)1695m

八経ヶ岳:弥山経由;登り2時間15分、下り1時間25分:最高点八経ヶ岳1915m
車で1.5時間の移動・・・・・・
大台ヶ原(日出ヶ岳)周回1時間15分:最高点日出ヶ岳山頂1695m

そろそろ山スキーMLでも雪山便りが聞かれだした今日このごろ。気分は山スキーに切り替えたいが、なかなか準備も整わず、雪があるのかないのかわからない状態で遠征するにはちと厳しい日程が続く。日曜日も何とか夕方には職場復帰したいので、もう少しお預けになりそうである。

土曜日17日夕方に突然思い立って、奈良県は吉野の山奥・・・百名山である八経ヶ岳・日出ヶ岳に遠征した。まずは岐阜市から奈良は意外に遠い・・・長良川河川道路~東名阪自動車道~名阪国道を経由しさらに一般国道(3ケタ酷道!169号・309号をとにかくひた走る)片道290km所要時間4-5時間(深夜で往路4時間、昼間の復路は5時間)

天候は晴れの予定でしたが!なんと雨~曇り~雹!アルプスではかなり荒れそうな予報であったがこの南のエリアでもかなり気温は低下し、年間降水量日本一を誇る紀勢エリアでは雹となってしまった。

山のルート自体はまったく持って楽勝なのだが、この山域・・・世界遺産に指定された大峯・吉野・熊野・高野山エリアとし有名ですが、とにかく山また山・・・の山深く・懐の深さは尋常ではないくらいの山の国なのです。大峯は北の吉野から始まり、熊野まではるかに続く修験道者の古の道として知られ歴史を知れば知るほど味わいのある山域であることは間違えない。今でこそ山奥深くまで車で酷道ではあるが入り込め私のような不届きな登山者でも日帰りが出来てしまうのはいささか歴史あるこの峰には、甚だ迷惑であろう。許してもらいたい。登山ルートマップを見るだけでもこのエリアには縦横無尽にルートが引かれ修験者たちがこの山域をいかにか愛したのかは計り知れない。

さて、一方不届きな私・・・・装備はいいかげんでゼリー少々とおにぎり2個・服装はソフトシェルパンツにカッパのみ。でもちゃんとGPSや携帯2台・4アマ無線・ビバークセット・ツェルト・・・などのエマージェンシーには備えます。

行者還(ぎょうじゃかえり)トンネル西出口から取り付く一番のショートコースでまずは、八経ヶ岳を目指す。稜線に出る前の谷すじの深い場所の方が、風はごうごうと吹きすさび、通り抜けてゆく。頑張って登っていたつもりだが、途中でやけに早い兄さんにブッチぎられてまったく追いつくことが出来なかったのはなぜだろうか。自分なりにはいいペースだったのだが。兄さんがやけに速かったのは言うまでもありませんが、最近足の筋痛の回復が遅いのはかなり気にはなっている。かなり疲れやすいのは、多分今履いている登山靴が山スキートレーニング用の重登山靴で、ソールがまったくシャンクしないためにべた足での登下降が強いられるためと考えている。もう少しソフトなフレックスのものならガンガン登ることは出来ると思う。まあ、捻挫防止の目的もあるので暫くは重登山靴系で歩くかな・・・・

標高1600mあたりから、雹がパラパラ降り注ぎそれなりに厳しい時間帯もありましたが、概ね快適な山行でした。山頂にはやけに立派な小屋が立ち並び歴史ある山とは裏腹な雰囲気でこれはいかがなものか・・・・・反面誰もいない山頂は霧氷と霜と立ち枯れの幻想的な光景で思わず私も修験者の気持ちに少し近づけたかも。弥山から一旦50mくらい下って登り返せば近畿最高峰の仏経ヶ岳(八経ヶ岳)である。ここも深いガスと霧氷で視界は遮られていたが、誰もいない山頂は、幻想的な厳かさが感じられてよかった。往路を下って今度は車に乗り大台へ向かおう・・・・・・・学生の時オートバイで来ようと思っていた大台ヶ原ドライブウェイだが結局来ることなく今回がはじめてであった・・・・・

大台ヶ原山はほとんどドライブウェイで山頂1695m直下の1550mくらいまで高度を上げ、後は遊歩道がしっかり設備され、楽勝でクロスラン!山頂まで2kmくらい20分で到着。このときすれ先行していた若い可愛い女性を抜いてどんどん登って、山頂で一緒になり、写真を撮ってあげたりしていたところ彼女は単独行らしく明るく話し掛けてくれた。
”ここはよく来るんですか?”
”いいえ、岐阜からなのでいつも北アが多いです”
”すごいな~北アか~”
“そのザックいいですねトレランするんですか?私も欲しいんだ~”とか。グレゴリーアイソisoを見ての発言だった。わかる人にはわかってしまう・・装備はバッチリ(グレゴリーにマウンテンハードウェアのソフトシェルパンツ・ノース・ジャケットで固めて)だけど歩きはトロイのでカッコ悪~~彼女も小走りにやさしい起伏の登山木道を走っていた・・・・
かわいらしい単独行のお嬢さんと少し話したりして照れくさい、懲りないojinnなのでした。

その後は6時に岐阜県大垣市で人と待ち合わせの約束がったので何とか頑張って1時間強で周回し、その後は延々300kmを6時に間に合わせるよう必死になって帰宅。(無謀な待ち合わせだ~~~!!)
でも、帰宅の途中では吉野の名物の“柿の葉寿し”や“葛まんじゅう”や“柿”などを土産に買い込みながらもしたが、見事ジャスト5時55分岐阜県大垣市に到着し、約束を守れた!くねくね酷道に始終疲弊し、ちょいと疲れたが何とか帰宅をはたしてホッと一息・・・MLには山スキー報告がちらほら。羨ましいな~~東海周辺の百名山は大部こなしたが、今回の山も歴史をじっくりと理解して歩くには楽しいのだろうが、山としての魅力はと聞かれたら・・・??かも知れない。遠い!一言!

山行報告・所感は後日・・の予定。


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

季節はどんどん移り変わって・・・ [山行]

能郷白山 1617m
岐阜県本巣市 能郷谷より
標高1627m
累積標高差1,400m
行動時間6時間45分

今シーズンは紅葉らしい紅葉はまだ見ていない・・・前日10月27日・・天気予報を見ると台風は関東方面に抜け28日日曜日は東海以西は概ね高気圧に覆われそう・・・・
ということで珍しく朝寝坊で出遅れてしまいましたが、7時自宅発、9時登山口発でかなりのんびりとした行程で岐阜市内から約1時間30分くらいでアプローチできる岐阜福井県境に鎮座する能郷白山を目指した。
まずはなぜかアプローチ林道に今までには無かった鍵付ゲートで4km、1時間の余分な歩行を強いられてしまった。まあ今回はトレーニングもかねてカメラ三脚・コッフェル等で10kgオーバーのやや重たい荷物として、この林道歩行もトレーニングと納得しよう。登りは能郷谷の急登に苦しめられてチョイ苦労してしまいました(゚゚;)。このコース初心者向けとはいうもののかなりきつい登りです。足がガクガクになりながら頑張って3時間10分で登りました。そういえばいつもはモット上まで車では入れる林道が4km手前でゲートが設けられ、余分に1時間もとぼとぼ歩く破目に・・・私有地とは書いてあったが特にがけ崩れもしていないんだけどな・・・でも紅葉は見事で苦労が報われた・・・今シーズン最初で最後になりそうな感じで秋の山行が終われそうです。来週からはいよいよアイスクラッシャーゲレンデでテレマークの練習でもしようかと思っています。

人間なんて勝手なもので、秋も深くなり、更にそれも去り往く季節になり、冠雪した峰峯を見ると冬が近付いてくるのを感じると、夏のあのムシムシする感じが懐かしくさえ思えるようにもなる。いつもは山にいてなかなか見ることができない花火大会に行ったこの夏、久々に夏に見た花火は山の紅葉と対当するくらい綺麗だったよな〜色とりどりの花火の彩色は、人工物であるが素晴らしかった。自然の贈り物の紅葉はそれにも増して神秘的でもありましたが・・・


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。